Column 23年3月 質問回答から創作活動までできる話題の「ChatGPT」とは?

質問をするとまるで人間が回答したかのような高い精度の文章で答えてくれる、対話型AI「ChatGPT」が世界的に注目されています。ChatGPTとはどのようなものなのか紹介していきます。

ChatGPTとは

ChatGPTはAIを活用した自動会話システムです。イーロン・マスク氏が設立した「OpenAI」という団体が開発したサービスで、ユーザが質問を入力すると、自然な会話形式で返答してくれます。他のサービスの追随を許さない速度でユーザ数が増加しており、2022年11月の一般公開のわずか2カ月後には、月間アクティブユーザ数が1億人を突破したとされています。
https://japan.zdnet.com/article/35199601/

ChatGPTは誰でも無料でパソコンやスマートフォンから利用可能です。調べものをする際などに活用できるほか、歌詞や小説といった創作活動に関する質問を入力することでも返してくれるため、私たちの生活をがらりと変えてくれる可能性を秘めています。

AIに音楽は作れる?ChatGPTに“サザン風”の歌詞を書かせて気づいた「人間との決定的な違い」
https://nikkan-spa.jp/1890872

AIが小説を作る? 「ChatGPT」にマイクロソフトも高額投資、“Googleを凌駕するかもしれない”技術とは
https://times.abema.tv/articles/-/10065322

ChatGPTの始め方・使い方

ChatGPTは、公式サイトからアカウント登録を行うだけで利用できます。さまざまなページで詳しい手順がまとめられていますので、それらを参考にしてみましょう。
https://aismiley.co.jp/ai_news/chatgpt-tsukattemita/

また、LINEでChatCPTが利用できるサービスを提供している企業もあります。友だち登録することでLINE上で質問送信ができるようになります。
https://kai-you.net/article/86166

さらなる性能向上へ

OpenAIは2023年3月にChatGPTに使われる言語モデルの最新版「GPT-4」を発表しました。下記記事では、従来までの言語モデル(GPT-3.5)と新モデルの両方で日本の司法試験の選択問題を解かせており、結果は従来のモデルより2倍以上高い点数を出したとのことです。

「GPT-4」搭載ChatGPTは、日本の司法試験に合格できるか 英語なら上位10%のスコアで合格レベル 結果は?
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2303/15/news200.html

一方で注意点や懸念点もあります。まず、ChatGPTは大量のテキストデータを学習に用いることで自然な会話を生成していますが、正確性に欠ける情報や文章が生成されることがあります。そのため、確実に正確な情報が欲しい場合は、ChatGPTに頼りすぎずに、自分自身で調べる必要があるでしょう。加えて、ChatGPTで取得した情報をインターネットに公開する際には十分注意が必要です。メリット・デメリットをきちんと理解したうえで、楽しむことが大切ですね。