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子どもからみた、親にかかわって欲しいこととは。
子どもにとって、心安らぐ居場所作りに一番必要なこととは。 |
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子どもも社会生活をしています。学校での付き合い、放課後の付き合い、持っている文房具やおしゃれな小物をめぐる情報交換、ゲームやコンビニの知識、塾のうわさ等々、子どもたちは日々気を遣い、その中でそれなりの地位を占めようとがんばっています。子どもたちも立派な社会人なのです。昔に比べ、仕事をするとか、地域の行事に参加するというようなことが随分減ったので、社会生活の中身は大きく変わってきましたが、子どもたちが社会生活をしている存在であるという状況は変わりません。
社会生活をしているということは、外にでると、子どもたちはかなり気を遣い疲れるということです。その分、家庭は解放的で、エネルギーを充満でき、気を遣わなくてもすむ、楽しい場であってほしいという要望が、子どもには強いということです。
そこで、子どもたちが家庭と親に望んでいることは、社会に比べて気楽で、神経をすり減らすことがなく、しかも楽しくて、やる気を沸かせてもらえる場であって欲しいということになります。
具体的には、まず子どもたちの言うことを親がしっかりと聞いてくれる場であるということです。言われるのでなく、聞いてもらえる場です。そして、そこに毎日笑いがあるということです。笑いこそ家庭がうまく循環しているシンボルです。そして3つ目に、親が子どもに愚痴をこぼさないということです。親だって人間ですから、悩みも不安もたくさんあります。しかし、その多くは、子どもにとってどうしてあげることもできないものです。それなのに子どもに愚痴を言ってしまうと、子どもは不安になることもあるでしょうし、さらにはその面白くなさを、社会でゆがんだ形で発散するしかなくなります。
それらのことに注意を払うだけで、子どもたちは家庭に居場所を得、気持ちに余裕のある人生を送ることができるはずです。 |
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