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TOP 小学生に必要なことって? 小学生を勉強好きにする7つの方法 子育てや子どもの環境に関する心配・疑問Q&A
子育てや子どもの環境に関する心配・疑問Q&A
Q10 他人を思いやれるが、自己の意見も言える子になって欲しい。
A10 社会に出たときに大事だなと思える力で、学校では必ずしも意識的に育ててくれていないなと感じるものの代表が、人と上手に対話したり議論する力でしょう。計算力や漢字力を鍛え、年号を必死で覚えても、それが社会に出て直接役に立つことはあまりありません。学校時代に連立方程式が上手に解けたからといって社会でそれをそのまま活かせることはまずないのが現実です。日本の社会では、学力は学校を出でずということがまだ多いのです。
社会に出たときに大事なのは、大切な問題にしっかりと関心を持っているということと人とうまく関係を築く力を有していることだというのが私たちの実感ではないでしょうか。
人とうまく関係を築く力を子どもに育てるためには、その練習をさせるしかありませんが、その際に一番大事なのは、そのモデルを親が丁寧に示していくことでしょう。つまり、わが子との会話場面では、いつも子どもの言い分をしっかり聞いてやり、子どもにもしっかり言わせてやるということを丁寧にくり返していくことです。とくに子どもにどうしても言って聞かせねばというようなときには、逆にしっかり子どもの意見を聞いてやるということが大事です。
また、子どものよさに親が共感することが大事です。わが子が「今日ね、○ちゃんは学校ですごかったんだよ。逆上がり連続で10回もできたんだよ」と家で言ったとき「そう、○ちゃんってすごいのね。でも人ができたことを自分のことのように喜んでいるあなたって、いい子ね。お母さん大好き」と言えることが大事なのです。子どものよさに深く共感できる大人の姿勢が、子どもに深い自己信頼感を育てていくのです。その自己信頼感が自己主張力に転化していきます。そして共感してもらったうれしさが、さまざまな人に対する共感力を子どもに育てていきます。
子どもは大人の同時代人です。親と同じ時代を生きて、さまざまに感じ考え、悩み、喜んで生きています。その心、気持ちを同時代人として交流することが親子の会話です。「言って聞かせる」ことで、子どもが育つのではないのです。
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