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TOP 小学生に必要なことって? 小学生を勉強好きにする7つの方法 子育てや子どもの環境に関する心配・疑問Q&A
子育てや子どもの環境に関する心配・疑問Q&A
Q11 子どもが秘密を持ち始めたり、自分の部屋にこもりっきりになってしまう。成長と捉えて見守っていけばいいものか。
A11 子どもによって違いは大きいのですが、小学校の高学年になると一般に、子どもは家族と少しずつ距離を取るようになって、自分の部屋に入ったきりなかなか出てこなくなったり、親にも「別にー」という感じで、あまり話さなくなったり、時には明らかに秘密を持っていると感じさせたり、というような行動が多くなります。とくに多感なタイプの女の子にはよくあります。うるさくいうと反抗的になり、親として扱いにくさを感じるようになります。
以前から思春期の早期化ということが言われてきました。初潮は今では小学校5年生ころになってきています。必然的に、この時期の子どもは心の準備が十分整わないうちに身体が先に大人になっていくという体験をすることになってきています。特に女の子にその戸惑いが大きいようです。男の子の場合、陰毛が生えてくるのが一番目立った身体の変化ですが、女の子の場合は乳房がふくらみはじめ生理が始まりさらに陰毛となるわけで、その変化が激しいのです。人より早めに乳房が大きくなると恥ずかしいし、遅いと劣等感に悩むということになります。
さらに自我が大きくなり始めます。それまでとちがって、親の言うとおりにはしたくない、自分のことは自分で決めたい、子ども扱いをする大人には頭にくる、というような感情が自分を襲います。そして、心も大人になってきたように見せたいから、ファッションにこったり異性とつきあったりと、形だけの大人体験もしてみたいという気持ちも芽生えてきます。至って普通のことなのに、マスコミがそれを大げさにはやしたてます。
こうしたことがすべて合わさって、この時期の子どもの心をデリケートで反抗的にしているのです。なぜか知らないけれどイライラするということがふえるわけです。子どもによっては、5・6年生ごろが人生で最も生きるのが難しい年齢かもしれません。ですから、この時期、親は子どもの状況を理解した上で、子どもと少し距離を取るように心がけて、原則的な要求はするけれども、頭ごなしに意見を言ったり一方的な要望を伝えるというような態度は慎むべきだということになります。そして気分転換を図るようなことをいっしょにしたり、子どもの言い分をしっかり聞くという態度を取ることが大事になります。そうしていれば、しばらくは扱いの難しさを感じ続けると思いますが、やがて落ち着いてきて、もう少し大人の関係が築けるようになります。中学校2・3年生が目途でしょうか。
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