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TOP 小学生に必要なことって? 小学生を勉強好きにする7つの方法 子育てや子どもの環境に関する心配・疑問Q&A
子育てや子どもの環境に関する心配・疑問Q&A
Q14 満たすべき欲求とわがままの違い、見分け方。
A14  子どもの自己主張とわがままの区別をどうつけたらよいか。こういう質問が、子育てしている親御さんからよくでます。特に幼い子どもを育てている親からが多いようです。
この問題は、もう少し一般化して言うと、子どもが自分勝手と思えるほど自己欲求の実現を強く主張しているとき、ある場合にはその欲求を満たしてやることがその子の心のバランスを保つために必要だと判断されるが、別の場合は逆に突き放して「甘えてはダメ」といってやる方がその子のためにいい、ではその判断の境目は何か、という問題といえます。
たしかに、子どもには、多少わがままに見えても、欲求を満たしてやらないとうまく前を向けないというときがあります。たとえば、大事な試合に自分のせいで負けたため、とても惨めな思いでいる子がいたとしましょう。その日の晩御飯に、食べたくないといって部屋から出てこないでいたとします。そんなとき、「わがまま言っていないで部屋から出てきてご飯食べなさい」と言ってみんなの行動にあわせさせようとした方がいいでしょうか。おそらくしばらく、その子の気持ちを汲んでそっとしておいてあげた方がいいでしょう。こうした場合のこの子の行動は、わがままというよりは、今は自分の欲求を満たしてもらわないと周囲のことに配慮することすらできない心境にいるのです。心にゆとりがないので、しばらくゆとりができるまで自分の好きにさせて欲しいということです。こういう場合、その子の欲求を満たしてやることが親の愛情です。
しかし、そんな心境ではないのに自分勝手な行動をしているときは別です。たとえば食事の時間がきたのにテレビゲームをしていてやめない。「みんなで食べないとみんなが寂しいでしょう」などといっても「先に食べてよ。今いくから」などと言ってテレビゲームを続けている。そういうときは、「家族のメンバーは一日何回か集まって楽しく会話するのがわが家のしきたりだから止めなさい。そうでなければテレビゲームを捨てます」と毅然と言うべきでしょう。これは、自分がみんなに支えられているということを分かっていないで、自分で自分の人生をつくっていると思っているところからくる錯覚です。それはいさめる必要があります。
実際には臨機応変に考えるしかないと思いますが、以上の例を参考になさってください。
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