東京都 公立高校 2017年度入試用

東京都の高校の入試傾向と対策、先輩の合格体験記などを掲載しています。
志望校の決定の参考にしてください。

東京都の公立高校の入試傾向と対策

入試の傾向と対策について教科別に解説します。
「グループ作成問題」についてはグループ作成問題のページをご覧ください。

英語試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
リスニング
■内容
記号と記述問題1題ずつ
■その他(形式)
■配点
20
大問2
■分野
読解/作文
■内容
会話文2題とEメールの文章、英作文を含む
■その他(形式)
■配点
24
大問3
■分野
読解
■内容
美術館での会話。ほとんど記号
■その他(形式)
■配点
28
大問4
■分野
読解
■内容
パン屋さんでの職業体験
■その他(形式)
■配点
28
 
2016年度までの入試問題の傾向
東京都の入試は、リスニング、対話文と英作文、会話文読解、長文読解各1題という大問4題の構成で、ここ数年同じ形式で出題されています。
リスニングは、対話文を聞いて内容についての質問の答えを記号で選ぶものと、放送を聞いて英語の質問に英語で答えるものの2種類です。 対話文と英作文は1つの大問に含まれて、対話文2つとテーマ英作文1つで構成されています。16年度は、留学生と日本人の高校生が歌舞伎公演に行った後、 その体験を家族にメールで知らせるという内容で、英作文のテーマは「外国から訪れた人に日本で楽しんでほしいこととその理由」でした。
会話文読解も長文読解もかなり分量が多く、また設問の数も多いのが特徴です。問題は、会話文・長文両方とも、本文中の下線部を書き換える問題が多く、 他には内容一致、空所補充など内容の理解度が問われています。また、英問英答の問題もあります。
入試問題の対策
リスニングについては、「中学生のためのリスニング徹底演習」や過去の入試問題を活用して、同じような形式の問題を解く練習をすると同時に、 固有名詞や時間・場所などをメモする習慣をつけましょう。
また、英語で答える問題もありますので、重要構文の暗記や単語力の強化に努めてください。 英作文では、1つのテーマで3~4つの英文を書くので、文法やスペルでミスをしないように気を付けましょう 。問題集や類似の問題を利用して、自分の考えを英語で表現する練習をしておくと効果的です。 読解については、分量も多く、内容が理解できているかどうかを問う問題が多いので、限られた時間内に正確に内容を読み取るために速読の力をつけることが不可欠です。 最後まで読み切る集中力を普段から心がけて、多くの英文に接することと基本的な文法・語法をしっかり身につけるよう努力しましょう。
また、東京都の入試には、日本の伝統芸術に関する話題が長文のテーマになることが多いので、普段から関心を持つように心がけましょう。
入試問題の戦略
リスニング力を伸ばすには、日々少しずつでも英語音声にふれることが大事です。
『Z Study 英語』では、解いた問題の英文音声を聴くことができますので、問題の復習とあわせて、必ず音声も確認するようにしましょう。 英作文問題は、まずは基本的な文法事項をしっかり押さえた上で、英文を書く練習を積むことが肝心です。
『Z Study』には、空所補充問題や並べ換え英作文問題などの比較的易しい文法問題から、和文英訳問題、条件英作文問題などの難しいものまで 、幅広い問題を掲載しています。ひとつひとつ着実に理解を進め、ステップアップしていきましょう。 読解問題の対策は、入試対策期に送られる『入試特訓』が充実しています。入試レベルの問題をたくさん解いて、速く、正確に読解できるようにしましょう。

数学試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 形式 分野・内容 その他(形式) 配点
大問1
■形式
小問集合
■分野・内容
正負の数・文字と式・平方根・1次方程式・連立方程式・2次方程式・資料の整理・平面図形
■その他(形式)
作図あり
■配点
46
大問2
■形式
大問
■分野・内容
式の計算
■その他(形式)
証明あり
■配点
12
大問3
■形式
大問
■分野・内容
2乗に比例する関数・平面図形
■その他(形式)
■配点
15
大問4
■形式
大問
■分野・内容
三角形と四角形・相似
■その他(形式)
証明あり
■配点
17
大問5
■形式
大問
■分野・内容
空間図形
■その他(形式)
■配点
10
【備考】
※大問1・・・2016年度の解答用紙が手に入らなかったため,配点については2015年度以前のものを参照しました(解答用紙に配点記載)。 例年通りと思われますが,念のためご確認ください。大問2以降も同様。
※大問2・・・〔問1〕は□の中の数字を答える形式。
※大問3・・・〔問1〕,〔問2〕は選択肢あり(4択)。配点変更の可能性あり。
※大問4・・・〔問1〕は選択肢あり(4択),〔問2〕①は証明,②は□の中の数字を答える形式。 〔問1〕に比べ〔問2〕②の難度がかなり高いので,配点変更の可能性あり。
※大問5・・・〔問1〕,〔問2〕とも,□の中の数字を答える形式。〔問1〕に比べ〔問2〕の難度がかなり高いので,配点変更の可能性あり。
 
2016年度までの入試問題の傾向
例年、大問で5題が出題されており、出題形式はある程度決まっているようです。 2016年度は、大問1が計算問題、方程式,資料の整理、作図などの基本問題集合、大問2は文字と式を利用した証明問題、 大問3が2乗に比例する関数と図形の融合問題、大問4は証明をふくむ平面図形の問題、大問5が空間図形の問題となっています。
出題分野に大きな偏りはなく、全範囲からバランスよく出題されています。大問2では、ここ数年、数式と論理の問題が出題されており、 2016年度は、「九九の表」の中の数字の和や差について考察する問題でした。 条件をていねいに見て、証明も指示どおり進めていけばよいのですが、実は案外、文字式が複雑で、手間取ったかもしれません。 全体的に基本~標準問題が中心ですが、作図と証明(式の計算、平面図形)の記述は毎年出題されており、少し難しめの応用問題や設問文が長めの問題もふくまれるので、 時間配分に注意が必要です。
2016年度の平面図形分野の証明はかなり基本的で易しいものでしたが、その分、空間図形の体積など、計算にやや手間取るものも見られ、 差がつくポイントとなったようです。
入試問題の対策
幅広い数学の知識が必要なので、苦手分野をつくらないよう、まずは教科書で基本事項をひと通り確認しておきましょう。 基本問題が多い分、ケアレスミスが命取りになります。配点の大きい大問1で、取りこぼさないよう、しっかり得点しましょう。
関数分野では、座標平面上で図形の面積を考える問題が頻出しています。グラフの性質や式の求め方を確認しておくとともに、 類題でよく練習しておきましょう。平面図形分野では、証明の記述が出題されるので、三角形の合同や相似条件に加えて円の性質なども正しく覚え、 証明の記述のしかたを練習しておきましょう。空間図形の問題では、立体の中から対象となる部分を抜き出すことがポイントになります。
過去問を中心に様々なタイプの問題にあたり、解答の糸口をつかむ練習をしておきましょう。また、式の計算分野の証明問題は、 例年同じ出題形式なので、過去問で出題パターンに慣れておきましょう。2016年度の大問2〔問1〕は、場合の数などでも時折見られるように、 全部を調べていく方が実は早いケースです。 実戦形式の問題演習の中で、アプローチの仕方を見抜く力や、複雑な計算を効率よく行う力を養っておきましょう。
入試問題の戦略
高校入試で合格を勝ち取るためにはみんなができない問題を得点していく力を身につけることが大切。
そのために、『入試特訓』では、「グラフ思考」、「ことばと式」、「視点の変更」などといったZ会独自の観点から問題を分析・分類し、 テーマに沿った効率的な問題演習を行っていきます。このような教科書の単元にはよらない問題演習によって、 高校入試でとくに差がつきやすい「分野融合問題」に対処できる応用力が身につくこと間違いなし! また、苦手とする人が多い「図形問題」も差がつきやすい問題です。
Z会で中3の夏以降に学習する「座標平面と図形」、「図形の発見」、「幾何総合」などに、Z会のノウハウをぐっと凝縮。 創立以来80年以上、幾何教育にこだわってきたZ会だからこそできるサポートプログラムで、「図形問題」に欠かせない思考力や洞察力を養うことを約束します!
入試本番で力を存分に発揮して、Z会とともに志望校合格を勝ち取ろう! !

国語試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. ジャンル 出典 その他(形式) 配点
大問1
■ジャンル
知識問題
■出典
■その他(形式)
■配点
10
大問2
■ジャンル
知識問題
■出典
■その他(形式)
■配点
10
大問3
■ジャンル
小説
■出典
伊集院静「どんまい」
■その他(形式)
■配点
25
大問4
■ジャンル
論説文・説明文
■出典
名児耶明「書の見方」
■その他(形式)
■配点
30
大問5
■ジャンル
融合文(現代文+古文)
■出典
木越隆「『枕草子』の性格」 「枕草子」
■その他(形式)
■配点
25
 
2016年度までの入試問題の傾向
例年、漢字の読み・漢字の書き・小説・論説文・融合文(現代文+古典)の大問5題構成となっています。 小問数も25問前後と一定で、出題傾向も大きな変化はありません。
古典(古文や漢文)の問題は単独では出題されずに、古典の出典に関連する論説文や対談などが併載されています。 口語訳がついてる読解問題のほかに、歴史的仮名遣いや抜き出し問題、語句の意味を問う問題なども出題されます。 比較的わかりやすい文章を用いている小説や融合文に比べると、論説文の難易度が高めです。作文以外は全て選択式問題です。
また、論説文は200字の課題作文の題材としても使用されています。 小説では、登場人物の心情や行動の理由、傍線部の表現について問う設問のほかに、14、15年度では登場人物の立場で話す言葉を50字でまとめる記述問題が出ました。 知識問題に関しては平均的なレベルですので、国語の基礎学力があれば十分対応できるでしょう。
入試問題の対策
東京都の入試問題は出題傾向や問題のレベルがそれほど大きく変化していないので、過去問を解くのも有効です。 全体的に内容読解に関する選択式問題が大半を占めていますので、問題文と照らし合わせて選択肢を丁寧に検討するようにしましょう。
また、時間配分に注意して、作文の対策もする必要があります。 論説文は、難しめの文章に慣れておきましょう。段落の役割を問う設問もありますから、段落ごとに区切ってキーセンテンスに注目して、 全体の文章の構成・要旨をつかむ練習をしてください。 小説は直接心情を表した部分に限らず、登場人物の行動やおかれた状況もふまえて心情を考える必要があります。 重要な表現には傍線を引いて読みましょう。 融合文は古典を含んだ現代文の読み取りに慣れましょう。現代文と古典を対照させて読むことが必要です。
また、語句の意味を問う問題などもありますから、普段から辞書をよく引くなどして語句知識を増やしておきましょう。
入試問題の戦略
東京都は、長文の選択肢の中から答えを選ぶ問題が多いのが特徴的です。 長文の選択肢や、まぎらわしい選択肢の中から確実に正解を選べるようにするためには、選択肢に書かれた内容が問題文と合っているかをすばやく見極める力が必要です。
Z会の本科教材では、あらゆるタイプの設問を通じて、答えが問題文と合っているかどうかを判断する目を養います。 解説と添削の朱筆を丁寧に読んで復習することで、どんなところに目をつけて考えるべきかを身につけることができます。

理科試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
総合
■内容
火成岩、力のはたらき、血液の循環、質量パーセント濃度、凸レンズ、地震のゆれ
■その他(形式)
小問集合
■配点
24
大問2
■分野
総合
■内容
食物連鎖、音の大きさと高さ、飽和水蒸気量、密度
■その他(形式)
小問集合
■配点
16
大問3
■分野
地学
■内容
金星、月
■その他(形式)
小問集合
■配点
12
大問4
■分野
生物
■内容
根と茎の構造、生物のふえ方、遺伝
■その他(形式)
小問集合
■配点
16
大問5
■分野
化学
■内容
電気分解、イオンと水溶液1・2、酸・アルカリ
■その他(形式)
小問集合
■配点
16
大問6
■分野
物理
■内容
回路の電流、電圧、オームの法則、電力、エネルギー
■その他(形式)
論述問題あり
■配点
16
【備考】
※大問2・・・レポート形式
※大問5・・・記述あり
 
2016年度までの入試問題の傾向
毎年、物理・化学・生物・地学から各1題と、小問集合1題、レポート形式の総合問題1題の、計6題が大問として出題されています。16年度から、解答用紙がマークシート方式になり、どの小問の配点も4点になりました。記述式も一部に残っています。 例年、小問数は25問程度で、そのほとんどが組み合わせの記号選択問題です。記述式の問題は、16年度は論述問題、計算問題、化学反応式を答える問題が出題されました。
総合問題では、日常生活で見られる現象などが出題されています。15年度は、スポーツにかかることについての科学的探究、16年度は季節を表す二十四節気と自然現象との関係をテーマとした問題が出題されました。 内容的には、教科書のレベルをこえた難解な問題は出題されていません。ただし、題材となっている実験が教科書にないものであったり、複数の実験を組み合わせたものであったりして、単純な知識の確認ではなく、理科的な考察力が要求される問題となっています。
入試問題の対策
内容的には、教科書レベルの問題がまんべんなく出題されているので、教科書の基本的内容を確実に理解しておくことが不可欠です。 複数の解答の組み合わせを選ぶ形式や、2つ以上のことがらを含む文章を選ぶ形式の記号選択問題に対応するためには、正確な知識が必要となります。 1つ1つの知識を単純に詰め込むのではなく、互いに関連することがらを結びつけて理解し、知識として身につけるようにしましょう。 例年、解答を選んだ理由や根拠を書かせる論述問題が出題されています。
学校で行った実験について、なぜその実験操作を行うのか、結果からわかることは何か、などをまとめておきましょう。 会話形式・レポート形式の総合問題では日常生活で見られる現象などが出題されています。 日頃から、日常の事象と理科で学んだことを結びつけて考察することを心がけましょう。 過去問題についている解答用紙を入手して、マークシート方式にも慣れておきましょう。
入試問題の戦略
本番までに、中3の勉強と平行して、中1・中2の復習に取り組む必要があります。 まずは、中1・中2の総復習をして、自分の苦手分野を把握しましょう。理科は、物理・化学・生物・地学の分野ごとに学習が可能のため、 苦手な分野がある場合は、優先的に復習を進めましょう。基本事項を確認し、基礎固めができたら、問題演習にとりかかりましょう。 その際、中3の方にお届けしている『入試特訓』教材を有効活用することで、入試レベルの問題に対応できる実力を効率よく身につけることができます。
また、日々の学習では、Vテストや毎月の添削問題で、苦手をチェックする学習習慣をつけましょう。間違った問題を解答解説でしっかり理解し、 何度も繰り返して復習することで、受験に向けた基礎力を上げていきましょう。入試直前演習では、入試で頻出の問題を取り上げていますので、 必ず取り組むようにしましょう。

社会試験時間: 50 分 配点: 100

出題構成

大問No. 分野 内容 その他(形式) 配点
大問1
■分野
融合
■内容
地図上の位置関係・江戸時代・司法
■その他(形式)
資料提示型
■配点
15
大問2
■分野
地理
■内容
世界の農牧業・水産業
■その他(形式)
資料提示型
■配点
15
大問3
■分野
地理
■内容
日本の製造業・農牧業・地形図
■その他(形式)
資料提示型
■配点
15
大問4
■分野
歴史
■内容
日本の交通史
■その他(形式)
リード文・資料提示型・論述問題あり
■配点
20
大問5
■分野
公民
■内容
日本国憲法と基本的人権・財政と社会保障
■その他(形式)
資料提示型・論述問題あり
■配点
20
大問6
■分野
融合
■内容
世界の林業と環境問題
■その他(形式)
リード文・資料提示型・論述問題あり
■配点
15
 
2016年度までの入試問題の傾向
大問6題が出題されています。ここ数年、地理・歴史・公民分野それぞれの基礎的知識をみる問題が1題、地理分野が2題、歴史・公民・分野融合問題が各1題という構成が定着しています。 設問数は20~25題で、記号選択問題が多くを占めていますが、論述問題も3~5問程度出題されています。 地図・統計表・グラフ・年表などをいくつも用いた問題が多いことが特徴です。
また、問題文や選択肢の文が長めであることも特徴の1つといえます。出題形式では、単答問題や正誤問題が大部分を占めます。 論述問題は、表・グラフなどから読み取れる変化やその理由を説明するなど、資料の読み取りを基に考えさせるものが多く見られます。 地理的分野では世界地理・日本地理が1題ずつ出題されており、歴史的分野では幅広い年代からバランスよく、公民的分野では政治・経済から広く出題されています。
入試問題の対策
資料の読み取り問題などにやや難しいものも見られますが、大半は標準レベルであり、教科書などの基本事項をしっかり押さえておけば解答できるものなので、 3年間の学習内容をまんべんなく復習しておきましょう。分野融合問題対策として、他分野との関わりを意識しながら学習することも必要です。
地図や統計表などの資料を用いた問題に数多くあたり、資料から何がわかるのかを判断して解答を導く練習を積んでおいてください。 資料から読み取れることやその理由などを自分の言葉で簡潔に表現できるようにしておくと、論述問題対策にもなります。
また、設問数が少ない分、1問あたりの配点が大きいので、ケアレスミスによる失点は大きな痛手となります。問題文や選択肢の文を正確に理解して、 あわてて解答することのないように気をつけましょう。時間を計って過去問を解くなどして、余裕のある時間配分ができるようにしておくとよいでしょう。
入試問題の戦略
社会科は地道に学習を積み重ねれば必ず力が伸びる教科です。まずは、Z会の毎月の教材で学習し、添削問題に取り組み、解答が返却されたら復習するというサイクルを毎月着実に重ねていくことが大切です。 学習するときは、必ず手元に地図帳や参考書・資料集を置いて、地名や分からないことが出てきたらすぐに確認する習慣をつけましょう。
添削問題やVテストの復習をするときは、何がわからなかったのかを把握し、解答解説で疑問点をしっかり解消しておくようにして下さい。 『確認テスト』『定期テスト攻略ワーク』などは定期テスト対策であると同時に入試に向けての実力養成にも役立ちます。とくに苦手分野がある場合は、夏休みなどに重点的に取り組むとよいでしょう。 東京都の問題は基礎的な知識のうえに思考力を問われるものが多いのですが、『入試特訓』教材は単なる丸暗記の知識では太刀打ちできない、 思考力を磨く良問が揃っていますので、しっかりと取り組んで下さい。

作文試験時間: 国語の試験時間内  配点: 10点(国語全体では100点)

出題構成

大問No. 課題パターン 字数 出典
大問1
■課題パターン
■字数
■出典
大問2
■課題パターン
■字数
■出典
大問3
■課題パターン
■字数
■出典
大問4
■課題パターン
■字数
■出典
大問5
■課題パターン
題提示型
■字数
200字以内
■出典
 
2016年度までの入試問題の傾向
東京都の入試問題の作文は、毎年大問の論説文を読んだうえで、200字以内で自分の意見を書くという形式をとっています。
論説文自体は難易度が高めですが、作文問題は論説文の内容に関連した身近なテーマ設定であることが多く、比較的取り組みやすいといえます。 16年度は「基本を身に付けること」、15年度は「取り合わせの美」、14年度は「環境の持続可能性」、がテーマでした。 注意点としては、設問が「国語の授業で意見を発表する」という設定で「あなたが話す言葉を書け」となっていることです。 そのため、スピーチ原稿のように、文末を「です・ます」調でそろえる必要があり、「会話能力」を意識した傾向になっています。 普段、「だ・である」調で作文を書く人は注意が必要です。
また、「具体的な体験を示して」という指示もありますから、テーマに即した適切な体験を盛り込む力も試されます。
入試問題の対策
作文に取り組むにあたっては、題材となる抽象的で難しい論説文を読み、筆者の意見を把握することが大前提となります。 筆者の意見に対して自分の意見を述べることが求められているので、まずは読解力を身につけ、その上で自分の価値観を持つことが必要です。 さまざまな文章を読んで自分とは異なる価値観に触れましょう。視野が広がることで、自分の価値観を深めることができます。
また、新聞の社説やコラム、投稿などを読んで要約するのもよい学習法です。要約をしたら、それに対する自分の意見を、自分の体験を交えて書いてみましょう。 制限字数である200 字は作文としては短い印象を受けますが、入試で作文に割ける時間は実質10分前後のため、書くことに慣れていないと時間が足りなくなってしまいます。 過去問を利用し、実際に問題を解くことでペース配分をつかむとともに、短い時間でまとまりのある文章を書けるように訓練しましょう。 簡潔に、はっきりとあなたの考えを伝えるためには、構成や表現などを工夫できるよう、何回も練習することが不可欠です。
入試問題の戦略
東京都のように作文が取り上げられる入試では、早い段階から記述力を鍛えておくことが必要です。 他の教科に比べて作文への対策は遅くなりがちですが、少しずつでもよいので早めに取り組むことが大切です。
Z会の作文コースでは、毎月添削問題の前に、「アプローチ」に取り組み、主題の絞り込みから材料の集め方、 段落の構成などを考えて、段階的に作文を仕上げていくので、一から作文の書き方がわかります。

そのほかの高校の入試傾向と対策

そのほかの高校(一部公立高校・国立高校・私立高校)を学校別に入試傾向と対策について解説します。

高校合格体験記

Z会中学コースの卒業生たちが、志望高校に合格するまでの体験記を掲載しています。
部活や行事と勉強の両立の方法や、効果的なZ会教材の使い方、入試直前期の過ごし方など、さまざまな体験があります。
これから高校受験を行うみなさんの参考としてください。

都立小山台高等学校に合格した先輩の体験記
都立調布北高等学校に合格した先輩の体験記
都立小松川高等学校に合格した先輩の体験記
都立上野高等学校に合格した先輩の体験記
都立駒場高等学校 に合格した先輩の体験記
都立竹早高等学校 に合格した先輩の体験記
國學院高等学校に合格した先輩の体験記
国学院大学久我山高等学校に合格した先輩の体験記
本郷高等学校に合格した先輩の体験記
成蹊高等学校に合格した先輩の体験記
帝京大学高等学校 に合格した先輩の体験記
創価高等学校 に合格した先輩の体験記

高校生活レポート

全国にいるZ会の高校コースの先輩たちが、通っている高校を直筆で紹介します。
普段の授業の様子から、どんな部活があるのか、文化祭などの行事がどんな感じで行われているのか、などがわかります。
みなさんの進学する高校の情報をいち早くゲットしましょう。

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