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小学生に必要なことって?
学びの原点を耕そう
― 小学生という発達段階を理解した上で、体験や経験を大切にしていくべきだということですね。では実際どういう体験が生きてくるのでしょうか。
星を見て感動しなさいと子どもに要求しろと言っているのではありません。ただ、この時期に、子供たちは大人が想像する枠を越えて、実は色々なものを感じ取って深く想像力を働かせたり、自分の内的な世界を充実させているのだということを知ってほしいのです。だから、この時期に大事なことは、大方の予想とは逆かも知れませんが、さまざまな体験なのだと考えています。何か日常を超えた自然体験を必ずさせてやってほしいのです。
私は「日月火水木金土の経験をさせてやればよい」とよく言っています。日と月でお日様、お月様を観察し実感する経験。そして火や水、木などを感じさせる経験です。<モノそのもの>の世界は日や月、火や木や土という形で表われてきている。だから、子供たちには木に登ったり、きのこを探したり、紅葉を探したり、そうした生のモノ体験をさせたい。ときには農体験もいい。何かをつくる体験。そうしてできるだけ深く自然そのもの、モノそのものと触れ合う体験をどれだけ小学生の時期にやれるか、それをまた中学生や高校生の時期まで続けていけるかどうかが重要なのです。環境に優しい人間というけれど、自然のことを何もわかっていないで理屈だけ言っていてもそれは環境に何も優しくない。自然と会話できないと駄目なのです。遠回りに見えるかもしれないけれど、不思議だなという想像力を働かせるだけでも、子供たちの「何のために学ぶんだ」ということの原点をどんどん耕していくことになるのです。
周りのものと深くコミュニケーションしたいと思う気持ちを育てることなしに、点数を上げろとか、百点を頑張って取ろうとか、そういうことだけ言ってしまったら、それが終わったときには内発的な興味がなくなってしまってやらなくなるし、そもそも学んだことをわが身にしたいという切実な意欲のない学習になってしまいます。本当の学習意欲にはつながらないのです。子供が良い点数を取ることなんて馬鹿げていると思い始めてしまうと、まったくやらなくなってしまいますし、何で人と競争して勉強しなければいけないのかって疑問に思う子が出てきて当然です。
しかし、植物園に行って南の国ではこんな植物が育つのか不思議だなということをじわじわと感じる、アジアの国を旅行して本当の異文化に触れて複雑な思いをする、というような体験、そういう体験を豊かにしてあげることこそがこの時期の親が子供にやってあげられる何よりも一番大事なことだと思うのです。
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