入試傾向を知って,神戸・兵庫・長田高に1歩近づこう!

こんにちは。Zナビゲーターの卜部です。
前回に続き,この春に行われた兵庫県公立高校入試を確認していきます!今回は社会・理科編です。

社会・理科の受験対策で気をつけたいこと
合格チームのみなさんは,社会・理科の受験対策を始めていますか?
この2科目は,英語・数学・国語と比べて受験対策が後回しになりやすく、対策の時間が足りなくなる傾向があるので,
「何とかなるんちゃう!(何もしてへんけど…)」という心がまえでいると,後悔することになりかねません。
まずは入試を知り,コツコツと対策を進めていきましょう。

では,具体的に教科別の傾向を見ていきます!

社会 
【I】地理的分野(1:東南アジア,オセアニア 2:中部地方)
世界地理は2つの地域にわたって出題された。
難度はそれほど高くなかったが,複数の地域を比較する形式には今後も注意しておきたい。
日本地理は入試で定番の中部地方から出題された。
定番の問題で失点しないように,合格チームメンバーはとくに注意が必要である。
全体として資料読解が中心で,雨温図や地形図の読図といったオーソドックスな問題も出題された。
今年度は見られなかったが,時差計算も出題されることが多いので,あわせて対策しておきたい。

▶Point◀
地理の定番問題の対策を着実に!

神戸・兵庫・長田高を志望するなら,定番問題での失点は避けたいところ。
資料問題で失点を防ぐコツは,資料の何に着目すべきかのポイントを外さないことと,
勘ではなく根拠をもって判断するクセをつくること。
資料問題を豊富に取り上げているZ会で経験を積み,自分の判断に自信をもてるようにしておきましょう。


【II】歴史的分野(1:原始〜近世の歴史総合 2:19世紀以降の歴史総合)

例年の傾向の通りほとんどが正誤問題。
グラフの読み取り問題も出題されており,時間を取られすぎないように注意したい。
近現代史をテーマにした出題が増えているので,
とくに中3の社会の授業はそのまま重要な入試対策になると考えて,集中して授業を受けよう。

【III】公民的分野(1:政治的分野総合 2:経済的分野総合)

例年の傾向の通りほとんどが正誤問題。
今年度は18歳選挙権をふまえてか,選挙や地方自治からの出題が多かった。
普段からニュースに関心をもち,こうした出題にもあわてず対応できるようになろう。

理科
理科の各分野からまんべんなく出題されているので,
教科書にのっている基本的な事項をしっかりと押さえることが大切である。


▶Point◀ Z会で各分野の精度を高める!
Z会のiPadスタイルでは,ひとりひとりの間違えた問題を記録し,再度出題される便利なしくみがあります。
正解するまで繰り返しチャレンジできます。この機能を利用することで,
自分が復習すべきポイントにしぼって効率よく苦手をつぶしていきましょう。


【I】分野別小問集合

例年通りの基本的な計算問題。取り組みやすい出題であり,完答を狙いたい

【II】化学分野

酸化銅の還元,ベーキングパウダーの組成分析が取り上げられた。
日常生活に見られる理科のトピックにアンテナをはっておくことで,
ベーキングパウダーなど少し変わった切り口からの出題にも対応しやすくなる。

【III】生物分野 【IV】地学分野

【III】では消化と吸収が,【IV】では岩石のつくり,地層の観察が取り上げられた。
いずれも基本的な内容なので確実に得点したい。
実験・観察の流れや器具の使い方,なぜその手順をする必要であるのかを確認し,
あやふやなままにしないことが重要である。

【V】物理分野

電磁誘導,電流回路が取り上げられた。(4)の回路分析は応用度が高い。
他の設問に効率的に取り組んで時間をつくり,落ち着いて取り組みたい


さて、社会と理科の入試についてまとめてみましたが、イメージがわきましたか?

兵庫県では,私立高校の受験科目が英語・数学・国語の3科目となっていることが多いこともあり,
受験日が近づくほど,どうしてもこの3科目の対策に気がとられてしまいます。
一方,神戸・兵庫・長田高の受験生は,どの科目も90点以上を目標にがんばりたいところです。
社会・理科を加えた5科目をきちんと学習する習慣をつけることが大切ですね。

入試を知って、みんなが神戸・兵庫・長田高合格に1歩近づけるよう、これからも私たちZナビゲーターがサポートしていきます!


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