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スペシャルインタビューvol.2
ほめる、はげます、子どもを伸ばす

お子様と接する時に心がけていることを教えてください。

 長女は妹の面倒をよくみてくれるのですが、そんな娘を私の友人たちや近所のおじいちゃんおばあちゃんがとても上手にほめてくれるんです。「えらいね、いつも妹の面倒を見て、いいお姉ちゃんだね」って。
 今は育児書にも「ほめてそだてる」ことの大切さが書かれていますが、ただほめるだけでは上滑りで、よさをひきだすようなほめ方をするべきだと思っています。子どもって、案外大人の態度を敏感に感じ取るものです。実は、私が子どもの頃、絵を描いて両親に見せても、忙しい両親はちらっと見て「ああじょうずだね」と言うだけでした。すると、本当は上手だと思っていないなってわかるんです。だけど、小学校の担任の先生が、私が公園の木の幹の絵を描いた時に、ボーリングのピンの形に見たてて描いたのを「すごくおもしろく表現したね」とほめてくれたことがあって、その一言で世界がぱーっと広がったのを、何十年も経った今でも覚えています。ですから私は、ほめる時は「絵が上手ね」だけではなくて、「私はここの色が好きだよ」などと一言付け加えてほめるようにしています。すると、おもしろいように上達していきます。
 子どものやっていることを否定したり、修正しようとするのではなく、励みになったり上達のためのヒントを与えるようにしたいですね。これは学習面にも言えることだと思います。

イラスト

 ちょっと話しがそれますが、この間、私も夫も仕事で出かけるので、長女に鍵を持たせたことがありました。娘が家に帰って来たら、近所の2年生の女の子がその子の家の前で泣いていたそうです。たずねると、家にお母さんがいなくて鍵もなく、どうしていいかわからない、と。その後、娘がとった行動は、それは困ったね、だけどこれから自分も遠くの友達の家に遊びに行くことになっている。小学校では自転車に乗っていいのは3年生からという規則があるし、その子は2年生だから連れて行くわけにはいかない。それで娘なりに考えて、うちのすぐお隣の家にその子を連れていって、事情を話し、その子のお母さんが帰ってくるまで預かってもらえないか頼んだそうです。それから娘は家に帰って、その子のお母さんに宛ててその子はどこの家にいますから安心してくださいという手紙を書いて置いてきたというのです(笑)。
 これにはものすごく感心しました。子どもによっては、困って一緒に泣いてしまったり、どうしたらいいかわからないのではないかと思います。それで「よく考えたね」とほめて、家に来た人にその出来事を紹介してほめてもらったり。そうすると、それが自信につながって、どんどんしっかりしていくんですね。
 長女のいいところは自分で考えて答えを出せるところで、それは親ばかかもしれませんが唯一の自慢です。娘が自分なりに考え工夫をした時には、心からほめるようにしています。


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