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スペシャルインタビューvol.2
子どもが新しい扉を開けるために

ずばり、小学生の今、お子様が身につけるべきことは何だと思いますか。

 今は、いつか子どもが家を出て自分自身の足で歩いていく時のための準備をしている気がします。
 最近気になったのは、子どもたち同士で遊んでいる時に、娘の友達が私に「何して遊んだらいい?」と聞いてくることが多いことです。「それはおばさんにはわからないから、自分たちで考えなさい」と答えましたが、その様子を見ていると、今の子どもは自分で考えて何かをするという力が昔の子どもと比べて弱いように感じました。ゲームと同じで、与えられたことをやることに慣れてしまったのでしょうか。
 時々講演会でも言うことですが、子どもは本来、ふろしき1枚で遊べるはずです。首に巻いてヒーローの真似をしたり部屋に見たててままごとをしたり、何でもできるはずなのに、今の子どもはそれを思いつかないのが、昔の子どもである自分から見るとかわいそうな気がします。子どもたちには、是非、自分で考える力を身につけてほしいといつも思っています。
イラスト そういう考えもあって、長女が2年生になった夏に、一人で私の友人がいる長野県まで旅行に行かせたんです。自分でスケジュール表を作り、時刻表で時刻や駅を調べたり、どこでお弁当を食べるとか計画を立てました。持ち物も自分で考え、荷造りもして、出発したのです。無事長野に着いて、準備は大変ですし親としてもハラハラしましたが、本当に一回り大きくなってとても生き生きしていました。親が先回りしたり手助けするのは簡単なのですが、本当に必要なのは後ろにいてちょっと背中を押すことなのかなと思いました。
 勉強も勉強以外のことも、もちろん周りに教わりながら進めていくんですが、結局机に向かう、実行するのは本人です。何でも自分で考えなければ始まりません。娘がやった一人旅は、非効率的なのかもしれませんが、そうやって自分で考えて実行したことは、大人になる上で根の部分になる大事な経験だったのではないかという気がします。

子どものやる気や考える力を引き出すために工夫していることはありますか。 

 とにかく知ることは、新しい扉を開けるようなものだという話をしています。それは全部の教科、あらゆることに言えることで、知らないことの扉を見つけて、自分自身で開けたら絶対に楽しいよ、と。
 国語で谷川俊太郎さんの詩が出てきた時に、長女が「すごくおもしろい詩があるんだよ」と教えてくれました。その時に、私も谷川俊太郎さんが好きで本を持っていましたので、「その人はこういう詩も書いているよ」と、ちょっと大人向けの詩だったのですが見せたんですね。それは学校で谷川俊太郎さんの詩を勉強する前のことでしたが、本人は興味を持って読んでいました。
 やはり国語の教科書に「スーホの白い馬」というお話が出てきたのですが、そのお話を来週から授業でやりますという時に、学校から予習として「スーホの白い馬」を読むようにと言われました。ただ、私は読むだけの予習ってあまり好きではなくて、お話の舞台である国、モンゴルのことを教えるなど、興味や世界が広がるようなアドバイスを心がけ、子どもも楽しんで予習をしていましたね。

小学生の親として、意識していることは何ですか?  

 「学ぶ」ことは、きっと一生続くこと。今、学ばない子が中学校に行って学ぶわけがありません。学ぶことの楽しさを知っている子どもは、大人になっても学び続けると思います。だから、学ぶことがおもしろい、と感じられる機会を与えられるように工夫したいと思っています。
 あと、子育て論みたいになってしまいますが、お母さんが憂鬱そうな顔をして、「子どもには楽しい人生を送ってほしい」と言ってもそれは無理だと私は思います。親がすごく楽しそうな毎日を送っている姿を見せると、子どもも楽しい生活を送りたいし早く大人になりたいと思うのではないでしょうか。
 親は親なりに学ぶ、子どももそんな親の姿勢を見て学ぶ。そうあるために、私も学び続けたいと思います。


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