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CONTENTS

●プロフィール    ●大学生活について     ●就職活動、仕事について
●5年後に向けて    ●高校生へのアドバイス
 

●5年後に向けて




皆さんの将来の夢・目標を教えてください。


大学生
就職活動が順調に行けば、5年後は航空会社のエアラインパイロットの副操縦士になっているはずです。今はそうなれるように頑張ることが目標です。


卒業生
B767型機を操縦して1年半ほどになります。ANAでは、3年くらい経つと他機種を操縦する型式に移りますので、まずは他機種の操縦も覚えて一人前になることが目標です。そして機種がB777、B787になりますと、国際線もヨーロッパを含む多方面に広がりますので、さらに経験を深めていきたいと思います。

先生
私はとにかく飛ぶことが大好きです。大型ジャンボもよいですが、セスナのようなベーシックな小さい飛行機で飛ぶのも好きです。若い人たちとセスナで飛びながら刺激し合い、お互いに成長できるのはとても楽しいし、やりがいがあります。ですから、5年後にも今のような基礎教育の場で活動が続けられたらよいですね。

先生にとってパイロット業務の魅力は何ですか?


先生
パイロット業務は、新しい世界との出会いに満ちあふれています。実機訓練ではひとりで空を飛ぶという未知の世界と出会い、卒業後に大型機に乗れば、また別世界に出会います。そして国際線勤務になれば、さらに別世界と出会います。このように、新たな世界との出会いが人生の中でどんどん起こっていく。そこが一番の魅力だと思います。

 


●高校生へのアドバイス




もし高校1年生に戻れるとしたら、何をやりたいですか?


大学生
もっと本を読んだり、いろいろな人の体験を学びたいと思います。視野を広げる活動をしたいですね。

卒業生
高校時代、アイスホッケーと野球をやっていましたが、野球は1年くらいでやめてしまいました。ですから今度は、野球を頑張って続けてみたいです。粘り強さが身についたり、別の人生が開けたかもしれませんし(笑)。

高校生へメッセージをお願いします。


大学生
雑誌などにはパイロットの醍醐味に関して「飛んだ者にしかわからない」と書かれていますが、まさにそういうものだなと感じています。パイロットを目指している多くの高校生に、ぜひこの実感を味わってほしいと思います。

卒業生
佐野先生も話されていましたが、パイロット業務は技術と知識だけでなく、協調性などの人間力が問われます。高校時代の部活や友達との交流を通して、協調性などもぜひ養ってほしいと思います。
また、航空操縦学専攻もそうですが、パイロットまでの道のりは試験の連続です。失敗があった際に、何が原因だったのかを探り、それを解決していく力がとても重要になります。そうした問題解決力を高校時代に身につけておくと、パイロットへの道も大きく近づくと思います。

先生
歳を重ねてきますと、やりたくてもできないことが増えてきます(笑)。ですから高校生の時は、「私には無理だろう」と限定せずになるべく大きな夢を描き、その夢の実現に向けて、最初の一歩は何をすべきなのかを考えてほしいと思います。そしてその夢が、「パイロットになること」だったら、私はとてもうれしいですね。

最後に改めて航空宇宙学科航空操縦学専攻の素晴らしいところを教えてください。


大学生
航空業界で多彩な経験をされた教授陣から、いろいろな話が聞けることが、この専攻の良さだと思います。

卒業生
同期入学者全員が、パイロットになるという同じベクトルを持っていますので、お互いにモチベーションを高め合い、刺激し合える環境があるからこそ、様々な試練を乗り越えて行けたのだと思っています。そこが素晴らしいですね。

先生
そうですね。同じ夢を持った仲間たちと、お互いに助け合いながら、とても濃い時間を過ごせることが本専攻の素晴らしさです。職業は何であれ、その経験は生涯に渡り、困難に直面した際にも学生たちを支える力になってくれると思います。

大学構内のお気に入りスポット
先生
着任して間もないですが、1号館周辺の坂道からグラウンドなどを眺めながらうろうろするのが、景色もよくて好きですね。

大学生
特にここという場所はないですが、16号館の自動販売機前のフリースペースで、気分転換をするのが好きです。

卒業生
僕らの時代は、移動がほとんどなく、決まった教室で授業を受けていましたので、教室でしょうか。学食もお気に入りの場所でした。

 

 

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