●プロフィール
先生のメインのご研究はどのようなものですか?
■先生
公共性の研究がメインで、現在は地方財政、地方経済と政府の経済政策との関係について、複数の先生方と一緒に研究しています。例えば、安倍政権下で行われているアベノミクスという財政・金融政策がどのようなもので、どのような経済効果につながっているのかといった分析・評価も行います。
また公共性という面では、公園のような「公共財」をどういう場所にどれくらいの規模でつくると周辺住民の生活環境を良くするのか、といった自治体の施策も研究対象です。つまり、公共機関である政府・地方自治体の役割や意義を、政策の側面から研究していく、ということになります。
ところで、大学という教育機関も公共財的な側面があります。現在は経済学部の学部長を務めておりますので、研究の延長線としまして、どのような教育を行えばより社会に役立つ高等教育が可能になるのかを考え、授業やカリキュラム、電子教科書等の学習機器の開発導入なども含めて取り組んでいます。
末永さんのお仕事を教えてください。
■卒業生
横浜銀行に就職し、資産家向け融資、不動産の有効活用など、個人渉外業務を担当しています。アパートの建て替えや新規建設、駐車場、保育園、病院等の建設など、土地所有者が行う事業への融資提案が主な業務になります。
大学時代の専門分野は何でしたか?
■卒業生
宮原先生の演習(ゼミ)に所属し、主にマクロ経済を中心に勉強しました。
■大学生
私も宮原先生のゼミで、主に時事的な経済動向を題材にして学んでいます。例えば、消費税が8%になりましたが、消費税が上がるとどうなるのかを、事前にグループでシミュレーションし、ゼミではプレゼンテーション(発表)とディスカッション(質疑応答・議論)を行います。
■先生
私のゼミでは、「公共政策」を地方自治体や地域という側面から分析できるようなテーマを与え、学生に研究してもらいます。
例えば、あるグループは横浜市の保育園の実態を調べ、どういう政策が必要なのかなどを経済学の観点から考えています。
藤アさんは大学生活で何に力を入れていますか?
■大学生
URCというヴォーカル・サークルに所属していまして、週3回ほど練習していました。現在は青学の学友会クラブとして活動しています。インターネットで「AGU URC」と検索していただくと、ライブの動画などもアップされていますので、よろしければご覧ください。
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