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CONTENTS

●プロフィール    ●大学生活について     ●就職活動、仕事について
●5年後に向けて    ●高校生へのアドバイス
 

●5年後に向けて




皆さんの今後の目標を教えてください。


大学生
まず目標としている銀行に就職し、しばらくは仕事中心に頑張りたいです。その後は、結婚し、子育てを経て、仕事と両立する生活を送るのが理想的です。


卒業生
銀行では、育児休職後に復職する女性の方はすごく多いから、大丈夫だと思いますよ。また、時短勤務や子育て支援制度も有効活用できるのが銀行の特徴です。

大学生
復職しづらい業界や職場もあると聞いていましたが、安心しました。

卒業生
現在は個人渉外業務ですが、銀行業務には、ほかにも企業を担当する法人渉外業務や、本部業務などがあります。私の目標としては、なるべく多くの部署を経験し、その中でステップアップとスキルアップを図り、周囲の方から頼られる存在になりたいです。また、自分にしかできない仕事ができるようなスキルを身に付けたいと思います。
あと、私もまだ独身なので、結婚もしたいし親にもなりたいですね(笑)。

先生
末永さんは転職とか考えていませんか?

卒業生
私はまったく考えていません。転職していく人もいますが、私は銀行業務が自分に合っていると思っていますから。

先生の研究の5年後の目標は何ですか?


先生
私は5年後ですと、学部長職の任期を終えていますので、この数年できなかった研究を本格的に再開させていきたいと考えています。
今までやってきた研究は、金融政策や社会資本と呼ばれる道路などの公共インフラの意義が中心でした。ただ、ここ数年は学部長として忙しかったこともあり、研究に本腰を入れてそのあたりをしっかりと研究し直したいと思います。
また、高等教育の「公共性」に関しても研究していきたいですね。

先生の研究の魅力と社会的な意義について教えてください。


先生
今の研究分野は、政府や自治体の政策に活かすことができたり、提言ができるという部分で魅力を感じています。また研究成果を政府や官庁などに提案できることが社会的な意義にもなると思います。

 


●高校生へのアドバイス




高校時代をどのように過ごしたらよいでしょうか?


大学生
高校時代はなるべく規則正しい生活をしっかり送った方が良いと思います。
大学に入ると、留学するなど、やりたいことが何でもできるようになり、みんなそれぞれが自分の型を破ることになります。
しかし、型を破るというのは、高校時代に培った型があるからできることだと思います。まずは日々しっかりと高校時代を過ごし、学校行事や勉強を楽しむことが大切だと思います。

卒業生
高校時代にしかできないことを意識してほしいですね。例えばアルバイトは大学生になってからもできます(笑)。ですから、高校時代は友達との時間を楽しんだり、部活や勉強に打ち込むことをおすすめします。

先生
勉強の面で少し言いますと、経済学部では数学が必要という話が出ましたが、そこはあまり強く意識しないでほしいですね。ただ、数学を使えば理解できる経済科目の幅が広がるのは事実です。
それよりむしろ高校時代は、なるべく苦手科目を作らないように、どの科目もまんべんなく学ぶようにしておくと、学部選びもそうですし、大学に入ってからも困りません。より選択の可能性が広がりますので、苦手科目を作らないようにすることを、ぜひ心がけてほしいですね。
私自身も大学受験の際、実は世界史が苦手で、当時の共通一次試験(現在の大学入試センター試験)で点が伸ばせず、失敗した経験があるのです(笑)。

「これは高校時代にしかできない」ということはありますか?


大学生
やはり部活は大きいのではないでしょうか。ちょっと話がそれますが、就職活動において質問された際に、要求されているポイントからずれた回答をすると、すごく突っ込まれてしまいます。「何を聞かれていて、何を答えなければいけないのか」をその場で判断しなくてはいけないのです。
相手の立場になって考える力というのは、私の場合は高校時代の部活や、友達と一緒になって目標に向かって何かをする、という活動の中で身に付いたと感じています。

卒業生
私も高校時代は野球部一筋でしたから、「藤アさんのおっしゃる通り」という感じです(笑)。

受験勉強のアドバイスをお願いします


卒業生
予備校や塾へ通う時間の余裕がありませんでしたので、私は友人から予備校の本や問題集を借りて、それをひたすら解くというスタイルでした。
その時感じたのは、高校の授業や教科書だけでは受験対策はカバーしきれないということでした。やはりプラスαの勉強をした方が良いですね。

大学生
私は指定校推薦の受験を目指して、学校の成績と模試の結果を重視して勉強しました。その対策として、私は1年生から塾に通いました。夜7時くらいまで高校でクラブ活動に勤しみ、その後塾で勉強し、夜11時過ぎの帰宅後に毎日出される学校の課題に取り組みました。ですから高校時代の平均睡眠時間は3時間くらいでした(笑)。 そのくらい、高校時代は毎日全力投球の日々でした。受験対策も早めに準備をしておけば、クラブ活動やその他の課外活動にも時間を有効に使えるので、皆さんにもぜひ頑張っていただきたいですね。

先生が小学校教員過程に入学され、現在へと至るまでの経緯を教えてください。


先生
私の高校時代の将来の目標は公務員でした。そして先ほども申し上げたように、共通一次試験では苦手科目に足を引っ張られ、入学できる学部に制限がありました。その中で公務員試験とつながりがあったのが、千葉大学教育学部小学校教員養成課程でした。
そして大学卒業後、郵政省に入省しました。その後異動で、郵政研究所というシンクタンクに配属された時に、実は初めて経済学を本格的に勉強しました。そして郵政省に勤めながら筑波大学大学院で修士課程を修了し、その後に神奈川大学の講師も務め、在任中に大阪大学の博士課程を修了しました。ですから、職歴と学歴が同時進行だったのです。

卒業生
そういう進路の取り方もあるのですね。

学部学科選びでのアドバイスをいただけますか?


先生
私は高校時代から数学がすごく好きで、本当は理学部数学科などを目指していました。結局、数学科には入りませんでしたが、今は数学を使う経済学の研究者になっています。
このように自分の強みを大切にし、それが活かせる大学の学部・学科とをうまくマッチングさせることが、将来のためになるのではないでしょうか。

改めて青山学院大学経済学部の素晴らしさを教えてください。


卒業生
自由で温かい雰囲気の中、学生が自主的にゼミ活動やイベント等を行えることが素晴らしいですね。また、行動力があり、人としても素晴らしい、バランスの取れた学生が多いと思います。卒業後、学生時代の友人との交流が深まっている感もあります。

大学生
本当にそうですね。人の悪口を言うような友人はいませんし(笑)。学生が主役の大学だなと感じます。学生と先生との距離が近く、丁寧にご指導いただけますし、相談しやすいのもありがたいです。また、大学全体の温かい校風も大好きです。

先生
現在は1年次からの4年間を、経済学部生は青山キャンパスで学びます。社会の動きが敏感に感じ取れる渋谷・表参道というロケーションで、経済の動きを勉強するというのは、環境的にもとてもマッチしていると思います。それが青山学院大学経済学部の大きな強みですね。

 

 

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