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CONTENTS

●プロフィール    ●大学生活について     ●就職活動、仕事について
●5年後に向けて    ●高校生へのアドバイス
 

●5年後に向けて




皆さんの将来の夢・目標は何ですか?


大学生
4年後くらいに東京都の「教職道場」の試験を受けて、より専門性の高い教員になることが目標です。


先生
井上さんのいいところは、常に目標意識を高く持って、それに向かって努力していることだと思います。教職道場も大丈夫でしょうし、さらに教職大学院などもぜひ目指してほしいですね。

卒業生
僕はいろいろな学年の担任ができるよう、スキルを高めていくことが目標です。将来的にも、ずっとクラス担任を続け、少しでも多くの児童を送り出したいなと思っています。 いまの学校には、自分が理想とする先輩の先生もいますので、その先輩を目標にしつつ、自分も児童一人ひとりに寄り添った指導ができる教員を目指します。

先生
永野君も同じく努力の人ですね。彼は大学に入って、すごくよく勉強をしたんですね。それも目標に到達し、さらにその先を目指すためだったと思います。 私の今後の目標としては、いま以上に道徳教育の領域に深く関わっていくことです。その原点となる家庭教育や、家族の問題、幼児教育に関わる課題へのアプローチを充実させたいと考えています。

先生の研究のやりがい、社会的な意義はどんなところにありますか?


先生
やりがいとしては、ライフワークになりうるということですね。私の教育論研究は、思想的、哲学的でもあり、生き方と直結すると思います。つまり、私自身がどう生きるのかを問うているのと同じことだと思うので、常に自分自身を振り返りながら、実践的に研究できることがやりがいです。
社会的な意義としては、そもそも「学問は人を幸せにするためのものでなければならない」と思います。教育学は特にそのことを意識しなければいけない学問であり、私の研究もその例外ではないと思っています。子どもたち一人ひとりの夢の実現に向けて、何が必要なのかを考え、提案していきたいと思っています。

 


●高校生へのアドバイス




進路選択におけるアドバイスをお願いします。


卒業生
高校生ですと、自分だけで考えようとするとどうしても視野が狭くなりますので、進路相談専門の先生など、なるべく多くの大学と学部・学科の情報を持っている方に相談し、自分が学んでみたいことや進んでみたい職業分野などを話してみるといいと思います。

大学生
私の場合は両親も親身になってくれましたので、親と学校の先生にいろいろと相談して決めていくようにしました。

先生
自分で考えることも必要です。ただ、それだけで判断すると、自分が見えていないことによるミスマッチも起こる可能性があります。例えば、自分の能力を過大評価しているかもしれませんし、逆に過小評価しているかもしれない。ですから、二人が言ったように、客観的な視点でアドバイスをしてくれる人に相談することは大切なことだと思います。 また、私の好きな言葉のひとつに、「教えるとは希望を語ること。学ぶとは誠実を胸に刻むこと」というフランスの詩人、ルイ・アラゴンの言葉があります。大学とはこの言葉のように、互いに希望を語り合い、物事に誠実に取り組む場所です。どうぞできるだけ大きな夢を描き、その実現に向かってまい進してほしいと思います。

高校での学びがどう大学で活きてくるとお考えですか?


先生
「努力する」ことは、いい成績が取れたといった目に見える成果につながることもありますが、それ以外にも見えない部分でその人を成長させています。高校での生活においても、努力するということを、勉強でも部活でもいいので、ぜひ実践してほしいと思います。それは必ず、大学での生活、社会に出てからも活きると思います。

玉川大学教育学部の素晴らしいところ
大学生
将来のことを見据えた志の高い人達が集まっていることが、この大学・学部の良さだと思います。

先生
学生が自ら学び、自ら考える機会を大切にする教育方針が、本学の素晴らしいところだと思います。

卒業生
そうですね。それから、みんなで力を合わせて協調性を持って何かをするという機会も多く、自分の成長を感じることができます。

 

 

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