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CONTENTS

●プロフィール    ●大学生活について     ●就職活動、仕事について
●5年後に向けて    ●高校生へのアドバイス
 

●5年後に向けて




皆さんの今後の目標は何でしょうか?


大学生
インターネットを活用したマーケティング手法など、まずは多くの知識を身に付けた上で、「この仕事に関わったんだよ」と周囲に説明できるような、大きなプロジェクトに参画することが目標ですね(笑)。


卒業生
僕は財務系のプロフェッショナルを目指して、公認会計士や税理士の資格取得に向けた勉強をしようと思っています。また、せっかく新聞社に就職しましたし、文章を書くことも好きですので、いつかは記者職も体験したいと思っています。

先生の5年後の目標は何でしょうか?


先生
今は中断してしまっていますが、共同研究者とともに産業クラスターに関する書籍を出版することも考えています。また、いくつかの省庁が連合した「イノベーションネットワーク協議会」などでも研究成果を発表できればと考えています。

研究の魅力と社会的な意義について教えてください。


先生
研究の面白さは、自分で問題意識を持ち、自分で発見・解決・改善提案などを行っていくという部分にあると思います。いま行っている産業クラスター研究は、産業振興だけでなく、地域振興とも関わっているため、研究成果がその地域と産業の活性化につながるという点が社会的な意義になります。

 


●高校生へのアドバイス




もし高校1年生に戻れるとしたら何をしたいですか?


大学生
いま思うと、もっと担任の先生にいろいろな相談をすればよかったかなと思います。また、勉強もダンス部の活動も、もっと真剣に取り組んでおきたかったですね(苦笑)。

卒業生
僕は社会人になって初めて東京で一人暮らしを始めました。街を散策してみると、社会勉強にもなる楽しいことがたくさんあります。高校時代は遠距離通学で家と学校の往復の毎日でした。高校1年生に戻れるとしたら、もっと街に出て、視野を広げたいですね。そうすれば今よりもオープンな性格にもなれたかもしれません。

学部・学科選びに関するアドバイスをお願いします。


先生
もし高校の時点で、「こういう仕事に就きたい」ということが自己適性も考えて決まっているのであれば、その仕事に就くのに必要な学部・学科に進めばいいと思いますが、多くの高校生はそこまで明確には決められないと思います。その場合は、「何を学びたいか」を優先して選ぶといいと思います。


大学生
私もそう思います。高校の段階では、どんな仕事をしたいかは明確ではありませんでしたので、まずは学びたいことをリストアップしてみて、次に大学で候補となる学部学科を挙げ、それらを照らし合わせながら決めていくようにしました。
また、学部・学科選びにおいては、試験の過去問題なども参照し、出題傾向が自分にあっているかどうかも調べました。他大学もいくつか受験しましたが、出題傾向が自分の勉強とマッチングしているところは全部受かりましたし、一方で、マッチングしていない大学はダメという結果でしたね。

卒業生
僕の場合は、仲の良い先輩が商学部にいたので、学びの内容について話を聞けたことも大きかったと思います。学部学科選びで迷った場合は、先輩や先生に聞いたり、あるいはオープンキャンパスなどで、抱えている疑問や不安を解決させることが必要ではないでしょうか。

高校での学びの大切さについて教えてください。


先生
たとえば日本史に関しては、就職後に海外の人と仕事をするようになった場合、知らないと恥ずかしい思いをすることがあります。これはほんの一例ですが、学ぶ時点では「なんの役に立つのか?」と思っても、大学や社会に出てから様々なところで活きてくるのが高校時代の基礎力です。「いつか役に立つ」と信じて、どの教科もしっかりと学んでおいてほしいと思います。

改めて早稲田大学商学部の素晴らしさはどこにありますか?


卒業生
とにかく、学生が多く、いろいろな人と出会えるのが魅力ですね。

大学生
早稲田大学の学生は皆さん個性的なところが素晴らしいですよね。そして、商学部の校舎は国際教養学部と同じですので、留学生がたくさんいます。国際交流ができるところがいいと思います。

先生
みなさんも言っていましたが、全国から個性的で、自分なりの意見を持った学生が集まることが魅力だと思います。

大学構内のお気に入りスポット
大学生
思い出の場所はサークル棟にもなっている学生会館です。3年次までは結構通いつめました。

卒業生
僕は図書館ですね。授業の空き時間などによく利用していました。

先生
早稲田キャンパスのシンボルでもある大隈重信の銅像と、その先に位置する時計台のある大隈講堂との、おそらく計算されたのであろう配置、景観ですね。そこを通るたびに、よく計算されて建てられているなと感心しています。

 

 

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