●就職活動、仕事について
卒業生の進路の特徴は何ですか?
■先生
グローバルな仕事を希望するのが特徴です。例えば金融や商社、それからメーカーに行くとしても、国際業務に就きたいと思っている学生が多いです。
■大学生
なかには、国連などの国際機関に行きたいという人もいますね。
■先生
そうですね。それから大学院進学は全体の15%程で、海外と国内が半々ぐらいです。2013年4月より本学に国際コミュニケーション研究科が設置されましたので、これからは大学院進学者がもう少し増えるのではないかと思います。うちのゼミでも、毎年1名程度は大学院に行きます。
長牛さんはどのような就職活動をされましたか?
■卒業生
証券、銀行といった金融関連のみ受けました。結局エントリーシートを出したのは10社程、面接を受けたのは3、4社で、自分の行きたいところ以外は受けませんでした。就職氷河期と言われる中、周囲と比べると少なかったと思います。
大学での学びは今の仕事にどのように活きていますか?
■卒業生
どういった物事の視点を見る際にも経済学の基礎は必要となりますので、ゼミや講義で経済学を一から重点的に学べたことは今の仕事に役立っています。
金融機関に勤めていますので、当然いろんな業界の方と仕事をしなければいけません。様々な業界がどういう状況にあって、もっとマクロ的な視点で日本の経済がどのような状況にあるのかといったことを把握する際には、大学での学びが活きているなと実感します。
仕事の大変なところ、またやりがいは何でしょう?
■卒業生
大変な面もやりがいも表裏一体だと思います。非常にスピード感が求められ、また一分一秒を争う仕事になりますので、絶えず集中力を保つことが必要です。集中していかにミスなくすばやく仕事をしていくかというところが大変であり、またそれがうまくいくとやりがいにもなります。
ゼミの同期の方々はどのような業界に進みましたか?
■卒業生
金融と商社が非常に多く、その2業界だけで6割、7割を占めていました。
■先生
たしかに金融と商社に進む学生が多いです。特に多いのは丸紅で、すでに3人か4人程います。
■卒業生
これは仲が良いからこそだと思いますが、ゼミ内でも就職活動の対策をしていました。先輩方も相談にのってくれましたし、就職活動を早く終えた同期に模擬面接をしてもらいました。
盛さんは3年生ですね。どういった業界を志望されていますか?
■大学生
商社や金融関係を考えていて、将来的に東南アジアへの進出を計画している企業を重点的に見ています。ゼミ内部では、こういうセミナーがある、など情報交換を頻繁にしています。また、OB訪問でゼミの先輩方を訪問させてもらうことも多いですし、ゼミ生同士でエントリーシートを添削しようという話にもなっています。景気が回復基調にあり、先輩方の時よりも良い状況だと思いますので、頑張りたいです。
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