カコモンにTRY!
愛光中学校の国語にTRY!
2019.6.27
5.4K
「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題のなかから、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。
※ 4年生以上(いじょう)で習う漢字には文章の後に読み仮名(がな)をまとめています。
今回の問題をご紹介する理由
慣用句・故事成語に関する問題です。 と( )に共通する言葉を考えます。空欄の前後に書かれていることをヒントに、慣用句・故事成語の意味を考えながら解いていくことが大切です。今回出題されている慣用句や故事成語は、中学入試でよく出題されるものばかりですので、この機会に覚えておくとよいでしょう。
■ 読み仮名
紹介(しょうかい)、慣用句(かんようく)、故事成語(こじせいご)、関(かん)する、共通(きょうつう)、空欄(くうらん)、解(と)いて、入試(にゅうし)、機会(きかい)、覚(おぼ)えて
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。
- 今回のレベル ★★
★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:5・6年生向けハイレベル問題
■読み仮名
理解(りかい)、基礎的(きそてき)
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。
問題
2019年度 愛光中学校 国語 大問1の2 |
■読み仮名
例文(れいぶん)、選(えら)んで、案(あん)、賛同(さんどう)、提案(ていあん)、私(わたし)、費用(ひよう)、支払(しはら)う、際(さい)、健太(けんた)、志望校(しぼうこう)、合格(ごうかく)、太郎(たろう)、肩(かた)、若者(わかもの)、乱暴(らんぼう)、杭(くい)、会議(かいぎ)、控(ひか)えて、準備(じゅんび)、一晩(ひとばん)、秀吉(ひでよし)、勢(いきお)い、天下統一(てんかとういつ)、結局(けっきょく)、漁夫(ぎょふ)、利(り)
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。
攻略法
【解答】
①イ
②ア
③カ
④ウ
⑤エ
【解説】
① と( )に共通する言葉は「立つ」です。「顔が立つ」は、世間に対して面目が保たれることを表します。この文における「足もとから鳥が立つ」は、あわただしく行動することを表します。
② と( )に共通する言葉は「出る」です。「足が出る」は、予算をこえた金額になることを表します。「出る杭は打たれる」は、才能があって人からぬきんでていると他人からにくまれることを表します。
③ と( )に共通する言葉は「得た(得る)」です。「当を得る」は、道理にかなっていることを表します。「漁夫の利を得る」は、お互いに争っているところにつけこんで、第三者が利益を横取りすることを表します。
④ と( )に共通する言葉は「切る」です。「肩で風を切る」は、肩を高くあげて得意そうに歩くことを表します。この文における「口を切る」は、大勢の中で最初に発言することを表します。
⑤ と( )に共通する言葉は「あまる」です。「目にあまる」は、程度がひどくてだまって見過ごすことができないことを表します。「手にあまる」は、物事が自分の能力をこえていてどうすればよいかわからない状態のことを表します。
■読み仮名
保(たも)たれる、金額(きんがく)、才能(さいのう)、得(え)た、お互(たが)い、争(あらそ)っている、利益(りえき)、得意(とくい)、大勢(おおぜい)、最初(さいしょ)、程度(ていど)、見過(みす)ごす、能力(のうりょく)、状態(じょうたい)
※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。