カコモンにTRY!

東大寺学園中学校の社会にTRY!

「カコモンにTRY!」は、過去の中学入試で出題された問題の中から、中学受験コースの皆さまに挑戦していただきたい問題を紹介するコーナーです。
ぜひ、お子さまと一緒に取り組んでみてください。

※ 4年生以上(いじょう)で習(なら)う漢字(かんじ)には文章(ぶんしょう)の後に読み仮名(かな)をまとめています。

今回の問題をご紹介する理由

今回は、北海道の地形と気候に関する問題です。おもな山地や平野、川などは基礎的な事柄ですが、今回、その応用として、断面図をもとに考えてもらいます。月別の降水量を扱う問題も入試でよく見られますので、確実に正解できるようにしましょう。考えてみてください。

■ 読み仮名

気候(きこう)、関(かん)する、基礎的(きそてき)、事柄(ことがら)、応用(おうよう)、断面図(だんめんず)、月別(つきべつ)、降水量(こうすいりょう)、扱(あつか)う、入試(にゅうし)、確実(かくじつ)、正解(せいかい)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

  • 今回のレベル ★★

★:3・4年生も理解できる基礎的な問題
★★:4・5年生ががんばって解ける問題
★★★:6年生向けハイレベル問題   

■読み仮名

解(と)ける

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

問題

2017年度 東大寺学園中学校 大問1(6)

※問題文中の「この町」とは、「北海道音更町」を指します。

■読み仮名

標高(ひょうこう)、変化(へんか)、示(しめ)した、距離(きょり)、実際(じっさい)、異(こと)なり、表現(ひょうげん)、選(えら)んで、気象庁(きしょうちょう)、資料(しりょう)、音更(おとふけ)

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

攻略法

【解答】

標高の変化:  月別降水量:

【解説】

まず、北海道の地形を確認しましょう。音更町が位置するのは十勝平野です。そこから地点の方向に進むと、夕張山地などの山地があります。さらに行くと、稲作がさかんな石狩平野北部を通ります。一方、地点の方向に進むと、険しい日高山脈があります。そして、Y地点周辺は,苫小牧市などがある平野部です。

の特徴を見てみましょう。は、標高500m前後の変化が続き、標高が低い地帯(A)があることがポイントです。は、音更町から進んでほどなくすると、標高1500m近くまで急激に高くなっている地帯(B)があることがわかります。Aは石狩平野北部、Bは日高山脈とそれぞれ考えられるので、が正解です。

次に月別降水量を考えましょう。北海道も、日本海側と太平洋側で降水量にちがいがあります。本州などと同じように、日本海側は冬に雪が多く、太平洋側は夏の降水量が比較的多くなります。したがって、地点の降水量を示しているのは、冬の降水量が多いです。

北海道は、全体的に降水量が少ない地方です。梅雨の影響を受けないことから、本州などに比べて、とくに6月前後の降水量が少ない特徴があります。

■読み仮名

確認(かくにん)、位置(いち)、十勝(とかち)、夕張(ゆうばり)、稲作(いなさく)、石狩(いしかり)、険(けわ)しい、日高(ひだか)、山脈(さんみゃく)、周辺(しゅうへん)、苫小牧(とまこまい)、特徴(とくちょう)、続(つづ)き、低(ひく)い、地帯(ちたい)、急激(きゅうげき)、側(がわ)、比較的(ひかくてき)、全体的(ぜんたいてき)、梅雨(つゆ)、影響(えいきょう)、比(くら)べて

※ 4年生以上で習う漢字には文章の後に読み仮名をまとめています。

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