東大料理愛好会レシピ

体と脳の健康に必要不可欠…ビタミンB1

東大料理愛好会のメンバーが小さいころによく食べていた体験をもとに、頭がよくなる栄養素とレシピをご紹介します。

子どものころこんなものを食べていました-ビタミンB1編-

藤井さん(東京大学2年)
わが家では夏に豚ニラをよく食べていました。豚肉にはビタミンB1が多量に含まれていて、そうめんや白米などの炭水化物をエネルギーに変えるとともに、老廃物を代謝して疲労を回復させてくれる効果があります。ニラに含まれるアリシンはこのビタミンB1のはたらきを助けてくれます。また、土用丑の日にはビタミンB1を含むうなぎを毎年食べていました。ビタミンB1は水溶性で余った分は体外に排出されてしまうため、こういった食事を毎日とることを心掛けました。

江部さん(東京家政大学2年)
夏の食卓には、ビタミンB1を多く含む豚を使った冷しゃぶが出ることが多かったです。さっぱりしていて夏でも食べやすく、ご飯もすすみます。野菜も一緒にゆでられていることが多く、お肉と一緒に食べるととてもおいしかったですね。 母は特別な日にシソとうなぎの混ぜご飯を出してくれていました。うなぎだけだと少しこってりしているので夏にはちょっと重たいですが、シソが入るので爽やかな味で食べやすかったです。最近はあまり食べていませんが、思い出の味です。

古谷さん(東京女子大学2年)
残暑の残る9月はまだ夏バテを引きずることが多くありました。食欲も落ち、ふだん二段重ねのお弁当が一段になったりしました。そんなとき、母はよく夏バテに効くからとお弁当のおかずに豚肉を入れてくれました。当時はただ夏バテ対策と思っていましたが、今思うと豚肉にとくに含まれるビタミンB1の効用から、疲労回復や精神安定、さらに夏休み明けの授業にもしっかり取り組める集中力、記憶力アップにもつながっていたのだと思います。

簡単豚ヒレ肉のオレンジソース照り焼き

材料(3人前)

豚ヒレ肉 ・・・・・・・・400g
油 ・・・・・・・・・・・大さじ1
☆醤油 ・・・・・・・・・大さじ2
☆みりん ・・・・・・・・大さじ2
☆オレンジジュース ・・・大さじ1
☆マーマレード ・・・・・大さじ1

作り方/レシピ

<手順>

(1)豚ヒレ肉を厚さ1㎝ほどに切る

(1)豚ヒレ肉を厚さ1㎝ほどに切ります。

(2)☆の材料をすべて混ぜておきます。

(3)油をひいたフライパンに豚肉を入れ、両面を焼きます。

(5)ソースを絡めて、汁気がなくなるまで焼く

(4)両面の色が変わったら混ぜておいた☆のソースをフライパンに入れます。

(5)ソースを絡めつつ、汁気がなくなるまで焼いたら完成です。

 

レタスで(ほかの野菜も一緒に)巻いて食べるのがおすすめです。

レシピのポイント!

豚肉の中でも特にビタミンB1を含む豚ヒレ肉を使いました。基本的には照り焼きのように甘辛い味わいなのですが、さらにオレンジの酸味が加わることでさっぱりと食べられます。

-実際に作ってみました!-
オレンジの甘酸っぱい酸味が豚肉に合い、はしが進みました。レタスに巻いて食べるとさらにさっぱりと食べることができ、肉とともに野菜をたくさんとることができました。

簡単カマンベールチーズとろけるジャガイモたらこ

材料(2人前)

ジャガイモ小さめ ・・・・・4個
たらこ ・・・・・・・・・・1腹
カマンベールチーズ ・・・・お好みの量

作り方/レシピ

<手順>

(1)ジャガイモを4等分に切る

(1)ジャガイモは皮をむき、4等分に切ります。

(2)ジャガイモを竹串が入る程度までゆでます。

(3)たらこをジャガイモと混ぜる

(3)たらこ1腹をスプーンなどでジャガイモと混ぜます。

(4)その上にチーズをのせ、トースターでチーズがとろけるよう加熱し、完成です。

レシピのポイント

ビタミンB1を多く含むたらこを使った簡単な一品です。1つ目の豚肉料理もこの料理も「簡単で時間がかからないこと」を意識しています。こちらはより簡単ですが、忙しい朝でも作りやすく、お弁当などにも適していますので、ぜひ作ってみてください。炭水化物(糖質)と代謝のサポートをするビタミンB1を同時に取れる料理です。

 

ビタミンB1の効用

ビタミンB1は糖質がエネルギーに変わるときに重要な役割をするビタミンです。糖質の代謝では酵素がはたらきますが、この酵素を活性化させる補酵素のはたらきをビタミンB1がします。米やめん、パンなどの炭水化物(糖質)を主食とする日本人には非常に重要なビタミンです。  

またビタミンB1は脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つはたらきがあるため、精神の安定、脚気予防、心臓機能を守るのに効きます。ビタミンB1が不足すると糖質が分解されにくくなるので、乳酸などの疲労物質が溜まって疲れやすくなったり、イライラや倦怠感などの精神的な症状も出ます。 ビタミンB1が糖質を分解して生成されるブドウ糖は脳の活動を支える唯一のエネルギー源ですので、糖質とともに摂取することで脳にエネルギーが送られ、集中力や記憶力アップにつながります。さらに消化液の分泌をよくするはたらきがあるので消化不良や食欲不振にも有効です。

ただ、ビタミンB1は体にとりだめができず、水にも熱にも弱いので、毎日摂取し、あまり調理の過程で水や熱にさらしすぎないのが理想的です。またニンニクやネギ、玉ねぎ、らっきょなどに多く含まれているアリシンと結合すると水に強くなり吸収もよくなって体内にとどまる時間が長くなるという性質があります。そのため、これらの食品を合わせてビタミンB1とともにとることを意識すると効率よくとれると思います

*この記事で紹介しているレシピはアレルギー対応はしておりません。アレルギーをお持ちの方はご注意ください。

東京大学料理愛好会

東京大学を中心に、さまざまな大学・専門学校に通うメンバーで構成されている。都内のキッチンスタジオで週に1度調理実習を行い、腕を磨く。
最近では、NHK総合テレビ『あさイチ』にメンバーが出演したり、大手回転寿司チェーンかっぱ寿司にメニューを提供したりするなど積極的に活動。
著書に『東大料理愛好会 頭がよくなるレシピ』など。

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