【先輩に聞く!】「面接」&「作文」必勝のコツ!

こんにちは!「合格チーム」のGです。
今度は坐骨神経痛になりました…

さて、都立高校入試では「小論文・作文」や「面接」が出題される学校もあるようです。
とくに、皆さんが志望する日比谷高校などは、長い文章を書かせたり、普段考えたりしないようなテーマでの面接(集団討論)が実施されます。

5教科の学習とは異なり、「小論文・作文」や「面接」はなかなか対策が立てづらく、苦手…という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回の「特派員レポート」では、都立高校入試を突破した先輩たちから寄せられた「小論文・作文」「面接」のコツを、紹介していきます。

先輩たちの「面接」必勝法はこれだ!

「面接」では、初めて出会う大人たちに、自分の意見を分かりやすく端的に伝えることが求められます。
そのため、苦手意識を感じる受験生が多いです。実際に、都立高校入試を突破した先輩たちでも、苦手意識を感じている人が多いようで、同様の声は多く寄せられました。
つまり、「面接」必勝のコツは、いかに苦手意識をなくせるか、になります。

では、苦手意識をなくすためには、どうすればよいのでしょうか。先輩たちから寄せられた声の一部を紹介していきます。

・とにかく自分の頭で考えることが大切。普段から、自分の頭で考える練習をしておくと良い。

まずは、「考えること」が大切なようです。
普段から物事をしっかりと考えることで、「面接」で何を聞かれても立ち向かえるようになるようです。

また、物事を考える際には、その物事に対する知識も必要になってきます。その物事への「知識」がないと、「考える」ことはできませんね。
自分の志望校の「面接」で、よく聞かれる分野については、「新聞」や「ニュース」などを通して、「知識」を身につけるように意識しましょう。
以下に、「日比谷高校」「西高校」「国立高校」「立川高校」の面接(集団討論)で、過去に聞かれた内容をまとめました。
これらについては、似たような分野から、「面接」のテーマに選ばれる可能性があるので、しっかりと確認しておきましょう。

■日比谷高校
中学校で新しい教科を一つつくるとしたら

■西高校
配布資料に基づき討論:NHK実施の「日本人の意識調査の生活目標の回答割合、変化」

■国立高校

「2020年にオリンピック・パラリンピックが東京で開催されます。そのとき、あなたはどのように関わることが出来るか討論してください」

■立川高校
配布資料に基づき討論「男女が共に活躍できる社会のあり方について」

このようにしてみると、日比谷・国立は、「ある物事に対して、普段から考えてることを述べさせる」西・立川は「グラフなどの資料を解釈して、自分の意見を述べさせる」という傾向にあるようです。

先輩たちの「小論文・作文」必勝法はこれだ!

次は、「小論文・作文」の必勝法です。
「面接」と同様、「小論文・作文」についても、学習しづらさを感じている先輩たちが多いようです。
都立高校入試を突破した先輩たちの多くは、必ず「学校の先生など第三者に見てもらい、添削してもらうべき」という意見を寄せてくれました。
書けたと思っても、実際には誤字脱字があったり、理論の飛躍があったりするものです。
まずは、「書く→それを添削してもらう」というのが重要になってきますので、ここは忘れずに意識しましょう。

また、「小論文・作文」は、自分の考えを述べるという点でも「面接」と似ています。
このため、「面接」と同様に、ニュースや新聞などを通して身につけた知識が重要となってきます。
以下に、「日比谷高校」「西高校」「国立高校」「立川高校」の小論文・作文(推薦入試)で、過去に聞かれた内容をまとめました。
これらについては、似たような分野から、「小論文・作文」のテーマに選ばれる可能性があるので、しっかりと確認しておきましょう。

■日比谷高校
(1)資料より、3つのある地点のCO2濃度の変化に共通する特徴を2つ上げる。
(2)ほぼ同緯度の2つの地点のCO2濃度の変化の相違点と要因。 など

■西高校

次の言葉について、具体的な体験あるいは例をあげて、あなたの考えを書きなさい。
「人生には二つの道しかない。一つは、奇跡などまったく存在しないかのように生きること。もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。」(アルベルト・アインシュタイン)

■国立高校
(1)ピタゴラス数の説明を読み、ピタゴラス数は無限に存在するのか否かを、理由も合わせて考えさせる。
(2)移民・難民の受入についての文章を読み、ドイツにおける移民受け入れの背景などを述べさせた上で、日本が難民を受け入れる上での課題を述べさせる。

■立川高校
(1)「つくる」をテーマとする文章を読み、傍線部の理由を説明。
(2)条件を与えて、文章と式を使って説明する問題。など

こうしてみると、日比谷・国立・立川は、資料や文章を読んだ上で、それの解釈を述べたり、解釈に基づく意見を述べたりする問題が出題されるようです。
とくに、国立・立川については、理系的素養を問う分野からの出題があるようですね。

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