特集
学力アップの秘訣は「復習」にあり ~復習を習慣づけるコツ~(1)
2023.3.23
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学校でテストが返されると、最初は「点数」に目がいく、という方は多いのではないでしょうか。子どもはもちろん保護者も、結果を端的に示す点数にまず目が向きがちですが、本当に大切なのはそのあと。復習に取り組み、できなかった問題はどう考えればよかったのか、次は何をすればよいのかをはっきりさせることが学力アップの秘訣です。
しかし、小学生くらいの年頃だと、復習をあまりしたがらないこともあるかもしれません。そこで今回の特集では、「復習」を習慣づけるコツについて、Z会の教材開発担当者とともに紹介します。
- 低学年では、点数ではなく「過程」をほめる
- 中〜高学年では、「自分の理解度」を認識することがまず大切
- 復習の習慣づけにZ会を活用しよう
【コース別】Z会の教材・指導のしくみと復習を習慣づけるコツ
- 小学生コース(1・2年生)
- 小学生コース(3~6年生)
- 小学生タブレットコース(1・2年生)
- 小学生タブレットコース(3~6年生)
- 中学受験コース(3~6年生)
低学年では、点数ではなく「過程」をほめる
低学年くらいまでの時期は、「間違いを指摘されると怒る」という子が少なくありません。早い段階から学習習慣がついている子ほど、低学年では満点をとることが多いので、「100点だ、すごいね!」「前回は95点だったけど、100点に上がってよかったね」といったように、点数でほめられることが多いためもあるでしょう。しかし、それが続くと、子どもが「間違いはよくないことだ」「正解でないとダメなんだ」という認識をもってしまい、間違えたことを隠したりするようになる可能性もあるのです。
そこで、結果(点数)ではなく、お子さまの努力の過程をほめることを意識しましょう。たとえば、「しっかり練習したから、この難しい字を間違えずに書けたんだね」といった具合です。また、直接的にほめるばかりではなく、「どこが難しかった?」「どうやって解いたのか教えて」といったように、学習の過程について会話をするのもいいですね。
中〜高学年では、「自分の理解度」を認識することがまず大切
抽象的な概念を学ぶようになる4年生ごろから、単純に机に向かう習慣があるだけではよい成績を維持することは難しくなり、理解の深さで差がつき始めます。「量より質」、つまり「いかに効果的な学習をしているか」が重要になるのです。
学習の経験を積めば、全部の問題を同じだけ解くよりも、間違えた問題を重点的に解き直すこと、つまり復習が効果的だと実感できるようになります。しかし、まだその経験が少ない小学生は、まず「自分が理解できていないのはどこか」を見つけることが先。たとえば、自分で丸つけをすることがそのきっかけになります。
復習の習慣づけにZ会を活用しよう
一般の問題集や参考書などとZ会の通信教育との大きな違いは、子どもを「復習」へと促す学習サイクルが教材の中に明確に組み込まれている点にあります。実際にZ会を活用して復習の習慣を定着させ、効率よく学力アップを目ざしましょう。
次ページ以降では、Z会の教材設計と、コース・学年の特性に応じた復習を習慣づけるポイントを、各コースの教材開発担当者とともに詳しくご紹介します。
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