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学力アップの秘訣は「復習」にあり ~復習を習慣づけるコツ~(2)

 

Z会の教材・指導のしくみと復習を習慣づけるコツ(小学生コース)

ここからは、Z会の小学生向け各コースでの教材・指導のしくみや、復習を習慣づけるのに効果的なご利用のコツをご紹介します。

※記事内で紹介している教材・サービスの内容は、一部変更になる可能性がございます。予めご了承ください。

小学生コース1・2年生

小学校低学年の子どもは「できるようになったこと」「ほめてもらえること」を素直にうれしいと感じ、それが次の学習へのモチベーションになります。お子さまが知ることの楽しさを実感し、自ら学びに向かう姿勢を身につけられる教材のしくみと、取り組み方・復習のコツをお伝えします。

復習へと促すしくみ① やる気が続く、バランスのよい難度の問題

1・2年生のうちは、学校のテストでも満点をとる機会は多いもの。それによって自信をつけることも必要ですが、一方で、「間違えることはよくないことだ」と思い込んでしまうお子さまも多く見られます。学びはじめの低学年の時期に、「できるようになる」ことの喜びを感じ、学ぶ楽しさを経験することが、将来お子さまが自ら学び、成長していく力をはぐくむためにとても大切です。そして、「わかる」ことを実感するためには、解きっぱなしではなく「復習」を習慣づけることがカギとなります。

小学生コース1・2年生では、教科書レベルの基本・標準問題をしっかりおさえながら、さらに発展レベルの問題もバランスよく出題します。発展レベルの問題は、単なる難問ではなく、それまでに学んだ知識を活用すれば解ける問題になっていることが特徴です。このことにより、自分で解き方をあれこれ考えることが「楽しい」という感覚をもてるようになります。

▲『サポートブック』

お子さまが、自力で正解にたどり着くのが難しそうな場合には、おうちの方が『サポートブック』を参考に解き方のヒントを出してあげてください。「自分で解けるようになりたい」という気持ちを育てることが、結果的にお子さまの学びの意欲を高めます。そして、解いた後は、できているところはしっかりとほめ、できなかったところは『サポートブック』も参考にしながら説明してあげましょう。これによって、問題に対する「考え方」が身につき、理解の定着につながります。

 

※さらに、オプション講座の『みらい思考力ワーク』では、教科の枠にとらわれずにクイズのように楽しく考えながら取り組める問題に挑戦できます。多くのお子さまが学びの楽しさを実感しながら、柔軟な思考力を育まれています。

復習へと促すしくみ② 「担任」指導者からのフィードバック

▲個々に寄り添う「線の指導」

おうちの方から間違いを指摘されるとすねてしまうようなお子さまも、第三者からの言葉は素直に受け止められる場合があります。添削指導もその一つ。とくに小学生コースでは、年間を通じて同じ指導者が添削指導を行う「担任指導者制」を採用しており、お子さまの成長ぶりも見きわめて指導に反映しています。お子さまができていること、できるようになったことはしっかりとほめ、間違っている箇所も「~するといいよ」と前向きな言葉で伝えるので、安心感をもって受け止めてくださるお子さまが多いようです。

低学年のこの時期は、自分で朱筆を読んで解き直すといった形での「復習」はまだ難しいので、まずは添削済み答案を見ながら、たくさん親子で会話をしていただきたいと思います。たとえば、「ここは難しい問題だったんだね」「先生はほめてくれているけど、解いてみてどうだった?」などといったようにお子さまの感想を聞くだけでもかまいません。そのうえで、正解した問題なら「どうやって解いたのか教えて」、間違えた問題は「どうすればいいと思う?」などと聞いてみましょう。お子さまに思ったことを説明してもらうようにするだけで、それが立派な復習になります。

小学生コース3~6年生

理科・社会・英語など教科数が増え、学ぶ内容も複雑になる中・高学年(※英語は、中学年では外国語活動、高学年から成績のつく教科となります)。学力を高めていくためには、各単元の内容を正しく理解することと、復習を含めた効率のよい学習習慣を身につけていくことの両方が重要です。3年生以降の小学生コース本科では、日々の学習では自力で丸つけを行い、仕上げの「てんさく問題」では担任指導者からの指導を受けて復習を行う、という学習サイクルとなっています。このサイクルを続けていくことで、小学生のうちに、「自分の理解の度合いを確認して、復習によってさらに理解を深める」という学習習慣を身につけていくことができます。

復習へと促すしくみ① 『エブリスタディ 答えと考え方』を読み、自分で丸つけ

3〜6年生の『エブリスタディ』には、お子さまが一人で答え合わせができるよう、『エブリスタディ 答えと考え方』という解答解説冊子がついています。解説で使用する言葉や表現を厳選し、お子さまがひとりで読んで理解できるように配慮しています。

最初のうちは、お子さまが丸をつけたあと、たとえば漢字の「とめ」「はね」のように自分では気がつきにくいところを中心に、保護者の方が確認してあげるとよいでしょう。その際、見落としを指摘するだけでなく、お子さまの取り組みの姿勢をほめつつ、「この問題はどういう風に考えて解いたのかな」など、お子さまが復習のポイントに気づくような声かけをするのがおすすめです。自分で丸つけをするうちに、解答解説を読んで出題の意図を理解する力がつき、「この考え方は正しかったんだな」「どうして間違えたのだろう」と、正答を導き出すための道すじや間違えた原因を見つめなおす力がついてきます。

大事なことは「正解すること」ではなく、「正答を導きだす考え方を理解すること」。見守る大人も、つい正解か不正解かを見てしまいがちですが、解説を読んで理解を深めるお子さまの姿をほめて、応援してあげてください

復習へと促すしくみ② 添削指導を中心とした、復習を組み込んだ学習サイクル

「自分で丸つけをすること」は復習のための大事な手順ですが、記述問題などを客観的に採点するのは難しいもの。そんなときに真価を発揮するのが添削指導です。お子さまの解答内容を見て、お子さまの気持ちや考え方に寄り添いながら、理解を促す指導を行います。とくに、思考の過程や表現力が問われるような問題では、添削指導の内容を確認して復習することが、力をつけるためには欠かせません。

▲「学習カレンダー」「学習おうえんシール」

そこで、復習を習慣づけるためにおすすめしたいのが、「学習おうえんシール」の「てんさく復習」シールの活用です。前月のてんさく済み答案が届く時期に合わせて、「学習カレンダー」にこのシールを貼っておくと、「やるべきこと」として可視化できます。お子さまも保護者の方も気づきやすくなることで、毎月の学習サイクルの中に組み込みやすくなります。

【添削済み答案が見られるのは、答案のZ会到着から約7日後!】

学習内容が高度になればなるほど、記憶が新しいうちに復習するほうが効果的です。そこで小学生コース3〜6年生では、「てんさく問題」を提出すると、「解答解説」はZ会到着後すぐ、添削済み答案と成績表はZ会到着後約7日で「Z会MyPage」にてご覧いただけるようになります。
郵送の場合、添削済み答案の返送までには、上記日数に加えて郵送期間がかかりますので、いち早く復習するには「Z会答案提出アプリ」での提出がおすすめです
くわしくは、「てんさく問題の復習方法」をご覧ください。

※「到着」は、「Z会答案提出アプリ」で提出した場合、提出の翌営業日(日曜、年末年始を除く)です。

⇒次ページに続く 【コース別】Z会の教材・指導のしくみと復習を習慣づけるコツ

          ●小学生タブレットコース(1・2年生、3~6年生)

          ●中学受験コース(3~6年生)

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