東大合格者に聞く！ 速単体験記
大学入試の英語は、長文読解問題が大きな割合を占めており、長文読解問題の攻略なくして合格はできないといっても過言ではないでしょう。
長文読解に必要になるのが単語力ですが、ただ単語を暗記するだけではすぐに忘れてしまいます。
Ｚ会の『速読英単語』（速単）なら「入試頻出単語を生きた文脈ごと覚える」ことができるので、長文読解に必要な単語力を身につけるのに最適な１冊！また、長文頻出のテーマを学べたり読解力もつくなど、一石三鳥にも四鳥にもなる教材です。
実際に受験勉強で『速単』を使っていた東大合格者の嶋村さんに、その効果的な使い方について聞きました。
長文読解力を上げるための教材選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください！
嶋村 綾 先輩
東京大学 教養学部 合格
★『速読英単語 上級編』を愛用
➢東大合格者の嶋村さんに聞く！ 合格までの道のり
――受験勉強についてもお聞きしたいと思います。受験勉強の開始時期はいつ頃でしたか？
受験勉強を本格的に始めたのは、部活動を引退した高校３年の夏です。ただ、高校２年の３学期からは周りも受験勉強を始めている人が多かったので、参考書を読むなどスキマ時間にもできるようなことは軽く始めていました。
――受験勉強はどのようなスケジュールで行っていたのでしょうか？
まず基礎を固めるために、高校３年の夏休みは基礎的な内容を行っていました。例えば、古典の単語、世界史や地理の一問一答、数学の基礎問題などです。英語は毎日長文問題を解き、『速単』の上級編を１単元ずつ進めていました。
また、高校３年の２学期からは『速単』の２周目に取り掛かりつつ、国語、英語、世界史、地理、数学の全てで記述対策を始めたのですが、私は塾に通っていなかったため、学校の先生に見てもらったりＺ会の添削を受けたりしていました。
10〜11月ごろからは、並行して東大の過去問を解き、12月後半からはセンター試験*対策に取り掛かりました。英語は『速単』の上級編に出てきた単語でカバーできたので、分からない単語はほとんどない状態でした。
センター試験*が終わると個別試験対策に注力し、それまで解いたＺ会の添削、長文問題集、過去問の間違えた問題、『速単』の覚えていない単語を全て見直ししました。最後に苦手な分野を潰せたことが功を奏したと思います。
*嶋村さん受験当時。2021年より、共通テストに変わります。
――自分で計画を立てて勉強できていたのですね。受験勉強中の１日の流れはどのような感じでしたか？
朝は７時に起き、学校へ行く前に家で勉強していました。朝は基本的に『速単』の文章を読んで単語を覚えるなど軽めのものをやり、３時過ぎに授業が終わると学校の自習室で過去問を解くことが多かったです。夜７時ごろ帰宅して夕食を取ったあとは、３時間ほど勉強して12時ごろに就寝していました。
学校の授業も含めて１日最低10時間、受験直前は11〜12時間勉強していたと思います。
――英語の勉強で何か意識していたことはありますか。
英語はとにかく毎日継続して行うことを意識していました。コツコツやらないとすぐに忘れてしまうので、10分でもいいから英単語を覚え、１つでもいいから長文問題を解くことが大事だと思います。また、一度長文で出てきた単語や文法、表現は必ず覚えるようにしていたため、前日に解いた英文を音読し、分からなかった単語などをもう一度復習していました。
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難関大合格者の ㊙速単活用術／勉強法
実際に『速読英単語』を使って、見事難関大に合格した先輩の皆さんに、『速単』ならではのポイントや、自分なりの速単の使い方、勉強法を聞きました。
京都大学 文学部 合格
氏名：中村 慶
★『速読英単語 上級編』を愛用
速単のココがいい！
『速読英単語 必修編』も使っていましたが、京都大を受験するうえで、『速読英単語 上級編』に収められている単語にもある程度対応できないと厳しいだろうと思い、高２頃から上級編に計画的に取り組みました。
正直、全ての内容を覚え切れたわけではないですが、確実に力になったと思います。
上級編ということで長文も難しく読み応えもあるし、単語も難しかったけれど、難関大レベルを知るという意味で役立ったのはもちろん、いかにして単語の意味を推測するかといった技術的な面まで学ぶことができ、実際の長文読解でも役立ちました。
㊙速単活用術
『速読英単語 必修編』あるいはそれに相当する単語帳の学習を一通り終えたら取り組んで良いと思います。知らない単語が次々に出てくる難関大の問題を解いていくなかで、この単語帳の真価が発揮されます。
私は、とにかく各セクションの文を速く読む練習をし、単語を一通りチェック、意味を忘れそうな単語はメモ、というプロセスを繰り返しました。複数の意味を持つ単語が多いので、知識がグンと増えました。内容も多く、１冊を完璧にするのは骨が折れますが、受験直前まで定期的に開いて、長く使っていました。
お茶の水女子大学 文教育学部 合格
ペンネーム：har
★『速読英単語 必修編』を愛用
速単のココがいい！
最初に文章が載っていてそこに出てくる単語を覚えていくという方式が良かったです。実際にどのように使われているかがわかるので覚えやすく、文章を読む練習もできるので実践的に単語の暗記ができました。文章の内容も、身近な話題を始めとして様々な分野のものがあり、文章を読むこと自体を楽しんで取り組めました。
㊙速単活用術
毎日少しずつ取り組むのが良いと思います。私は高校２年生の始め頃～高校３年生の夏頃まで使用していました。文章を読む+その文章の単語を覚える、というのをルーティンにして、何周も取り組むのがおすすめです。２周目以降は、文章で使われている意味以外の意味や類義語も一緒に覚えるようにしていました。
Ｚ会編集者が教える『速読英単語』の効果的な使い方
入試本番で通用する語彙力を身につけるために、何より正しい活用法を理解して取り組むことが大切。
ここでは、『速読英単語』のすべてを熟知する編集者が、学習の手順に応じて効果的な使い方を伝授します。
１ 英文・和訳ページの英文を読むことからスタート
～最初に単語のイメージをつかむ～
『速読英単語』の特長は、何と言っても「英文」が最初にあること。「単語だけを覚えたい」と思うと、最初は遠回りに感じるかもしれませんが、一つ一つの単語の意味だけを見るやり方では、忘れやすいという欠点もあります。
『速読英単語』では、ストーリーと一緒に単語に触れられるので、文脈を通して「単語が覚えやすくなる」効果があります。
２ 単語ページで強弱をつけた単語学習ができる
～見出し語の意味はもちろん、反意語・関連語もチェック～
英文ページで「単語」の意味とイメージをつかんだら、次は単語ページで記憶を定着。
赤シートを使って「英文ページで出てきた語」を徹底的にチェックすることがポイントです。
次に「派生語」を覚えていきましょう。ここで注意することは、それぞれを別物としてではなくグループで覚えることです。
『速読英単語』では、派生語をグループでまとめて掲載しているので、飛躍的に語彙数を伸ばせます。
３ 発音やアクセントなどがまとめて学習できる便利ツール
～単語ページのマークをチェック～
発音やアクセントを間違えやすいものに「発音マーク」「アクセントマーク」がついているので、一通りチェックしましょう。
リスニングやスピーキングにも役立ちます。
４ 英文解説ページの図解で理解を深める
～読解が苦手な人の強いミカタ～
英文の読解が苦手な方は、巻末の英文解説ページを活用しましょう。各英文の特に注意すべき文構造を図解で説明しているほか、覚えておくべき語句・表現の紹介や、英文の内容面での補足情報を掲載しています。
５ 英文のストーリーを通して知識を身につけることができる
～英文のおもしろさを実感しながら学習～
『速読英単語』では、新しい知識を身につけられる英文、新たな発見があるおもしろい英文を厳選しているので、「どんな話だろう？」と考えながら主体的に読んでみることも、最後までやりとげるコツの一つです。
身近なテーマに加えて、歴史・科学など幅広い分野から興味深い英文を選んでいます。興味を持つことで、読むことが楽しくなれば、学習もどんどん進みますね！
速単・速熟シリーズレベル表
