＜編集者より＞
多くの文系の受験生にとって、共通テストの理科で複数科目の対策をしなければならないのは負担です。しかし、共通テストで問われやすい（頻出の）分野はある程度決まっていますので、ポイントを絞って学習すれば、比較的短時間で高得点を狙うことは可能です。暗記に頼りすぎると知識の抜けで失点してしまいますので、本書ではできるだけ、論理立てて説明する（＝暗記量を減らし、正しい推測によって問題が解ける）ように心がけました。また、問題の解説でも、誤答には「なぜ誤りなのか」まで含めた解説を行い、１つの問題から芋づる式に多くを学べるようにしました。
課程変更への対応にあたっては、地学基礎の全５社すべての教科書を確認して編集しました。地学用語の改訂や新たな研究成果にもとづいた内容変更はもちろんのこと、全体の構成の見直し（地学基礎として必要な内容の再編）や、理解しやすさを重視した文面の全面改訂を行っています。要点解説と必要十分な数の問題の演習を通して、確実に高得点をとれる実力をつけることができます。