地理B

◆ 2022年度の出題内容

大問数は5で、初回の共通テストと同様であった。解答数は31で、初回の共通テスト第1日程・第2回試行調査の32から減少した(初回の共通テスト第2日程・第1回試行調査は30)。
すべての問題で資料が使用され、その数は初回の共通テストや過去2回の試行調査およびセンター試験よりも多かった。地図・統計グラフ・表・写真など多彩な資料が使用されたが、最新の地形図や模式図は出題されなかった。また、今回の共通テストでは経年変化を読み取る資料が多く使用された。
大問ごとの出題テーマは初回の共通テストとほぼ同じであった。センター試験で見られた「比較地誌」の出題が、初回の共通テスト第2日程と同様、中問単位で見られた(第4問B)。
出題形式は全問題の半分以上の19問が組合せ形式の問題であった。また、試行調査では出題されたが、初回の共通テストでは出題されなかった、3文正誤の8択問題が出題された。
題意をつかみにくく判断がつきにくい問題・資料が減少したため、初回の共通テスト第1日程よりも個々の資料における読み取りの難度は下がった。しかし、資料の多さや組合せ問題が多いことから、解くのに時間がかかるので、全体の難易度は昨年並といえる。

 

大問 配点 出題内容
1 20点 世界の自然環境や自然災害
2 20点 資源と産業
3 20点 村落・都市と人口
4 20点 ラテンアメリカ地誌
5 20点 地域調査(北海道苫小牧市とその周辺)