国語

◆ 2022年度の出題内容

評論・小説・古文・漢文の全4題の出題という形式は例年と同様。
初回の共通テストと同様、図表やグラフなど文章以外の資料や、実用的文章の読解などの出題は見られず、従来のセンター試験の形式を踏襲した出題も多かったが、ノートや授業の会話場面を想定した出題など、情報を整理・統合する力を問われる出題も見られた。
問題文の広い範囲に目配りし、各選択肢を丁寧に吟味する力が問われ、初回の共通テストや試行調査と比較すると、難易度・負担感がやや大きい出題であった。試行調査で重視されていた情報を整理し的確に把握する力は各大問中で様々な形式で問われており、共通テスト形式の演習経験を積んでいた受験生であれば、実力を発揮できただろう。

 

大問 配点 分野 出典
1 50点 現代文(論理的文章) 檜垣立哉『食べることの哲学』/
藤原辰史『食べるとはどういうことか』
2 50点 現代文(文学的文章) 黒井千次「庭の男」
3 50点 古文 『増鏡』/『とはずがたり』
4 50点 漢文 阮元『揅経室集』序文/詩