世界史B

◆ 2022年度の出題内容

大問数は5題で、小問数は34問であった。大問数・小問数ともに、初回の共通テスト・第2回試行調査と同数であった。
会話文や資料が多用され、ほとんどの問題で、解答するためには知識だけでなく文献資料・統計資料や問題文の適切な読解が必要とされた。
歴史研究・議論の根拠を推測させる問題や、出来事の要因を推測させる問題など、知識だけでなく思考力が必要とされる問題が出題された。
初回の共通テストや試行調査に引き続き、文献・地図・統計資料などの資料が多用された。初回の共通テストと比べると、文献を用いた問題は減少したものの、地図を用いた問題が増加した。
単語や文の組合せを問う問題が多く出題された一方で、年代整序問題の出題はなかった。
地域は、東アジアを中心にアジアからの出題が多く、オセアニアからの出題も数問見られた。
時代は、古代史からの出題が少なく、近・現代史からの出題が多かった。また、文献資料や地図も近・現代のものが多く使用された。
出題分野としては、政治史からの出題が多かったが、文化史や社会・経済史などからも出題された。
全体的な難易度としては初回の共通テストから大きな変動はなかった。

 

大問 配点 出題内容
1 27点 世界史上の学者や知識人
2 15点 歴史上の出来事の当事者の発言や観察者の記録
3 24点 世界史上の人々の交流や社会の変化
4 17点 歴史評価の多様性
5 17点 世界史上の墓や廟