生物

◆ 2023年度の出題内容

難易度は前回の共通テストより上がり、初回の共通テスト第2日程より難化した。前回の共通テストに比べ、考察問題の比率はやや下がったが、難度の高い考察問題が多く、また、知識問題ではより正確な知識理解が求められるなどしたため、難易度も負担感も増した。
初回・前回の共通テストと同じく、文A・Bに分かれていない (中問のない) 大問を含む大問6題の構成である。同様に過年度と同じく、多くの大問では、個々の設問が1つの大分野に縛られることなく、題材に応じて複数分野から出題された。
詳細に検討すれば解ける考察問題なのか、知らなければ解けない知識問題なのか判別しにくい設問が多く、受験生は時間配分がしづらかったものと思われる。

 

大問 中問 配点 テーマ
1 17点 シアノバクテリアの外部環境に応じた発現調節
2 A 10点 霊長類の色覚と適応
B 8点 ヒトの匂い物質の受容と識別
3 12点 植物の光環境応答と葉緑体の移動
4 20点 植物の物質生産と窒素同化
5 19点 ショウジョウバエの母性因子とその遺伝
6 14点 魚類の縄張りの形成