◆ 2023年度の出題内容
● 物理の各分野から幅広く出題された。今回の共通テストでは、原子が第1問の小問集合で扱われた。
● 設問数は20問のまま変更なし。マーク数は25から26に微増。ただし、組合せで答える設問が増加したので、全体的な分量はやや増加した。
● 探究活動、実験に関する設問が増加した。会話文もあり、学校の探究活動で行う実験、考察を意識した問題になっている。与えられた表の読み取りや活用、予想が違っていたと判断する根拠に関する考察、グラフを用いた測定値の導出など、知識や典型問題の定着度ではなく、論理的思考力や情報の運用力を測る共通テストの出題方針に変わりはなかった。
大問 |
配点 |
分野 |
テーマ |
1 |
25点 |
小問集合 |
問1・問3:力学 / 問2:熱力学 / 問4:電磁気 / 問5:原子 |
2 |
25点 |
力学 |
空気中での落下運動に関する探究 |
3 |
25点 |
波動 |
斜め方向のドップラー効果 |
4 |
25点 |
電磁気 |
コンデンサーの電気容量を測定する実験 |