世界史B

◆ 2023年度の出題内容

大問数は5題で、小問数は34問であった。大問数・小問数ともに前回の共通テストと同数であった。
会話文や資料が多用され、ほとんどの問題で、解答するためには知識だけでなく文献資料・統計資料や問題文の適切な読解が必要とされた。
前回の共通テストに引き続き、文献・地図・統計資料などの資料が多用された。前回の共通テストと比べると、地図の数は減少したものの、文献・統計資料の数や会話文の分量は増加した。
複数の資料や会話文等から必要な情報を読み取り、包括的に考える必要のある問題が多く出題された。
単語や文の組合せを問う問題が減少した一方で、前回の共通テスト本試験では出題のなかった年代整序問題が出題された。
地域は、前回の共通テストに比べ、イギリス・フランスなどヨーロッパ史からの出題が増加した。また、中国史を中心にアジア史からも多く出題された。
時代は、古代史・中世史からの出題が多かった一方、戦後史はほとんど出題されなかった。資料も古代・中世のものが多く使用された。
出題分野としては、政治史からの出題が多かったが、中国史を中心に文化史の出題が増加した。また、社会経済史を題材とした大問が出題された。
全体的な難易度としては、前回の共通テストよりやや難化したと言える。

 

大問 配点 出題内容
1 16点 歴史の中の女性
2 18点 君主の地位の継承
3 24点 歴史知識に関する疑問や議論
4 24点 世界史上の様々な歴史資料
5 18点 歴史統計