国語

◆ 2025年度本試験概要

※画像をクリックすると別タブでPDFが開きます。

 

◆ 2025年度本試験の分析

試験時間が10分長くなって第3問に実用的な文章が追加されたことで、全体的に分量の調整が行われた。
選択肢数が減少しているが、正解を選ぶための時間はそれほど短縮されてはいないように思われる。
従来よりも「表現の修正・加筆」問題が多く出題され、効果的な主張や表現のために必要情報を把握・組み合わせて分かりやすく伝える力を必要とした。
第1・2問は単独テクストとなり、問題文以外で図・資料の出題はなかった。
第3問は試作問題Bに近く、設問意図を的確に読み取れれば解ける問題な上に、根拠となる資料が明確に指定されているので試作問題より取り組みやすかった。
第4・5問は複数の文章を組み合わせた問題。いずれも全体の文字数は減ったので解答時間は抑えられたかもしれないが標準的な難易度であった。

 

◆ 2026年度共通テストに向けて

新課程であっても各大問の柱にあたる論理的文章・文学的文章・古文・漢文を「正しく読む」ための読解力が重要となる。そのためには、まず通常の国語の問題演習を積む中で「正しく読む」方法を掴みたい。
その上で、ノート作成・生徒のディスカッションなど言語活動に基づいた設問や、複数テクストをもとに考察する設問への対応力が求められるが、そのためには共通テストの形式に対応した問題集での対策が効果的となる。

 

2026年用共通テスト対策教材の開発方針
パワーマックス共通テスト対応模試
・最新の共通テストを分析して予想した形式・傾向の出題とし、時間配分を含めた実戦的な演習を行えるようにする
・選択肢は原則として四択とする
・第1・2問は、単独テクストを中心としつつも複数テクストの対策も考慮する
・第3問は、試作問題B型を中心にA型・AB混在型も取り扱う
ベーシックマスター
・2025年度共通テストの傾向を踏まえた特典冊子「読解へのアプローチ」を2025年5月に改訂予定
※2025年1月以降のご採用校には、準備でき次第、特典冊子の改訂版をお届けします