2026年度本試験概要
2026年度本試験の分析
◆ 全体
- 2025年度同様、大問4題ですべて必答問題。問題構成および各大問・中問で扱う単元も2025年度と同様であった。
- 採点単位問数や選択問題数は、2025年度とほぼ同じであった。
- 第3問では、空間図形が2年連続で出題された。
- 難易度よりも時間の足りなさの要素が大きい。時間配分に気をつけることが重要。今回のセットだと第1問〔1〕、第2問〔1〕、第2問〔2〕あたりで時間を節約し、残りの問題の時間を作りたい。これからは、解いていく戦略が必要と思われる。
- 煩雑な計算はほとんどなかった。
- 難易度調整のためか、図形問題を中心に誘導が丁寧な傾向は2025年度と同様であった。文章量が多い大問・中問が増えたため、読み取りに時間がかかってしまった受験生が多かったと思われる。
◆ 2025年度本試験と比較して
- 2025年度は新課程で追加された「外れ値」「仮説検定の考え方」「期待値」がすべて出題されたが、今年度は「外れ値」のみ出題された。第2問〔2〕(3)(ⅰ)の方程式をつくるような外れ値の問い方は珍しいパターンであった。
- 第1問〔2〕(1)では公式を確認する知識問題も出題された。
- 今年度は第1問〔2〕(2)(ⅱ)、第2問〔1〕(2)(ⅱ)・(3)、第3問(2)(ⅱ)、第4問(2)のような、条件を変えたときの状況を考察するというパターンが頻出した。
- 「具体的な実社会での設定に対して、数学を適用して解釈する問題」の出題がなかった。「複数の登場人物の会話からその人物の考えを踏まえて解答する問題」は今年度も出題されたが、第2問〔1〕で、短めの会話が入っているのみである。
- 前の問題が正解のときのみ採点対象となる連動型の採点単位問は今年度はなかった。
- 配点は2点から4点の間であり、1点の問題はなかった。複数の設問を完答して配点する傾向が2025年度から見られていたが継承されている(3択以下の選択問題は、隣接する設問との完答問題として設定)。
- 第1問〔2〕、第3問、第4問などの最後の設問は、共通テスト特有の振り返りの問題である。これらの問題は、妥当性の検証、別解との比較、一般化・拡張などを通じて、必ずしも全てを計算する必要がないことも多いため、試験時間短縮に大きく関わってくる問題となる。
指導上の留意点
低学年のうちから下記の点に留意した指導を進めることが肝要であり、生徒が常にこれらを意識して解けるようにすることが最適な対策と考えられる。
①次数や個数が増えたときの考察
②条件が変わったときに、どこが変わるかの考察
③公式を導けるようにする。定理は証明できるように
直前期の演習の手前までは時間を気にせずに上記を意識して解いてみる、直前期は時間を意識した演習をするなど、時期や目標に合わせて使用の仕方を変えて演習を進めることをお勧めする。
2027年用共通テスト対策教材の開発方針
■ パワーマックス共通テスト対応模試
- 新課程の設問構成に揃えた上で、多様な見方・考え方ができる問題や、統合的・発展的に考える問題を幅広い分野で出題
■ 共通テスト分野別演習
- 共通テスト出題範囲の全分野を要点→練習問題→実戦問題と3段階で構成
- 思考力・判断力を伸ばす前提となる知識・技能をしっかりと身につけられる内容
