【Z会✕親野智可等先生 特別企画】どうする?小学生の夏の家庭学習-4

新型コロナウイルスの影響で、休校、例年より遅れての授業再開、夏休み短縮、と混乱の最中にある子どもたち。
「1学期の授業の理解が不十分…」「進度の差や学力差が気になる…」「夏休みの家庭学習はどうすれば?」と不安をお持ちのご家庭も多いかと思います。
今回は、そんな皆さんの不安を解消すべく、多くの保護者から圧倒的な支持を得ている教育評論家の親野智可等先生に、小学生の夏の家庭学習のポイントについて、お伺いしました。
ぜひ、ご家庭での夏の学習の参考にしてみてください。

 

➢夏の家庭学習のポイント③:好きなことを夢中になってやることで頭が良くなる

親野
:あと全く別の角度から言うと、夏休みには、子どもが好きでやりたがることを充分やらせてあげてほしいですね。ブロック遊びでも釣りでも人形遊びでも漫画でもいい。
好きなことに夢中になっているときに、実は頭が良くなるんです。どういうことかと言うと、脳の中にはニューロンという神経細胞がいっぱいあって、そのニューロンとニューロンをつなぎ合わせて情報をやりとりするのがシナプスというところでね。このシナプスが増えれば増えるほど処理速度が上がって頭の性能が良くなるんです。で、どういうときにシナプスが増えるかというと、本人が楽しいと感じながら、喜びを感じながら頭を使っているときなんですね。
普段より時間がある夏休みだからこそ、ぜひその子の熱中体験をどんどん応援してあげてほしいですね。
好きなことに夢中になってシナプスが増えて頭の性能が良くなったところで、勉強を入れればスイスイ入るわけ。つまり、嫌々勉強しているよりも、好きなことを楽しくやっていた方が頭が良くなる、ということ。

――なるほど。「勉強勉強」というのではなく、好きなことを夢中でやらせる・応援してあげることが、結果的に頭が良くなるというところにつながるんですね。

親野:そうなんです。でも、学校での集団授業の中で、自分でやりたいことを見つけてやる、というのはなかなか難しいこと。だからこそ、親御さんが協力してあげて、ご家庭でぜひやってあげてほしいですね。

――そうですね。家庭内での親の関わり方や声かけが、子どもの学力や人間力に大きな影響を与える、まさしく「親力」ですよね。子どもが家にいる時間が長い夏休みだからこそ、ぜひ親子の時間を大切に、子どもをグングン伸ばしてあげたいですね。

親野智可等(おやのちから) 教育評論家
1958年生まれ。長年の教師経験をもとに発行しているメルマガ「親力で決まる子供の将来」は読者数は4万5000人を超え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。『「自分でグングン伸びる子」が育つ親の習慣』など、ベストセラー多数。人気漫画『ドラゴン桜』の指南役としても知られる。全国各地の小・中学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会でも大人気。楽しい子育て、叱らないしつけ、らくらく楽勉法、などを提案している。ツイッター、ユーチューブ、ブログでも配信中。

 

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