【保護者が感じるお子様のつまずきポイント一位は「文章題・読解」】小学生におすすめの問題集紹介

今回、子どもの学力を平均以上からレベルアップさせたいと考えている親110名を対象に、

お子様の学習に関する実態調査を実施したところ、興味深い結果が出てきました。

■7割が、お子様の学習に「悩み」

「Q1.あなたは、お子様が日々の学習を進める中で悩みはありますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にある」が12.7%、「ややある」が57.3%という回答となりました。


・非常にある:12.7%
・ややある:57.3%
・あまりない:25.5%
・全くない:0.9%
・わからない/答えられない:3.6%

■具体的な悩み、「子供がきちんと理解できているのか分からない」や「どのように教えてあげたらいいか分からない」など

Q1で「非常にある」「ややある」と回答した方に、「Q2.お子様が日々の学習を進める中で、どのような悩みがありますか。(複数回答)」(n=77)と質問したところ、「子供がきちんと理解できているのか分からない」が62.3%、「どのように教えてあげたらいいか分からない」が45.5%、「集中力を継続させる方法が分からない」が45.5%という回答となりました。

・子供がきちんと理解できているのか分からない:62.3%
・どのように教えてあげたらいいか分からない:45.5%
・集中力を継続させる方法が分からない:45.5%
・学習に付き合ってあげる時間がない:42.9%
・子どもが1人で学習できない:35.1%
・子どもに合う教材が分からない:23.4%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.3%

■「宿題を適当に終わらせてしまう」や「勉強につまづいた子でも分かる教え方はないか」などの悩みも

Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、お子様が学習を進める中での悩みがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=76)と質問したところ、「宿題を適当に終わらせてしまう」や「勉強につまづいた子でも分かる教え方はないか」など47の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・40歳:やる気が続かず、すぐにやりたくないとなって、宿題を適当に終わらせてしまう。
・37歳:漢字への取り組みに問題があります。本人は漢字を繰り返し練習することに必要性を感じておらず、宿題もストレスになっています。そんな中で自主課題として漢字のトレーニングに向き合わせるのは保護者としてもストレスです。
・39歳:学校の進捗と受験対策をどう両立させればよいか。子供に負担がかかってしまう。
・40歳:勉強に取り掛かるまでの時間がかかる。
・38歳:自分でやるが、理解できているか不明。テストで間違え、宿題ではできている。
・37歳:本人が勉強が理解できないと悩んでいる。勉強につまづいた子でも分かる教え方はないか悩んでいます。
・40歳:間違えた問題を繰り返し解く習慣がないから、学習効果が低いと感じる。

■お子様が学習でつまずきやすいポイント、「文章題・読解」が62.7%、「図・表の読み取り」が40.9%

「Q4.お子様の学力を平均以上にレベルアップする上で、お子様が学習でつまずきやすいポイントとして感じているものを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「文章題・読解」が62.7%、「図・表の読み取り」が40.9%、「計算」が30.9%という回答となりました。

・文章題・読解:62.7%
・図・表の読み取り:40.9%
・計算:30.9%
・漢字:22.7%
・暗記・知識問題:20.9%
・分度器、コンパスなど道具を使う問題:12.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:10.9%

■お子様の学習のつまずきポイント、「ケアレスミスが多い」や「本質的に理解できているかわからない」など

Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.お子様の学習のつまずきポイントを具体的に教えてください。(複数回答)」(n=98)と質問したところ、「ケアレスミスが多い」が52.0%、「本質的に理解できているかわからない」が50.0%、「応用問題になると手が出なくなる」が41.8%という回答となりました。

・ケアレスミスが多い:52.0%
・本質的に理解できているかわからない:50.0%
・応用問題になると手が出なくなる:41.8%
・分からない部分を把握できていない:23.5%
・復習ができていない:16.3%
・量や時間をこなして満足している:14.3%
・その他:1.0%
ー39歳:言葉で表現するのが苦手
・わからない/答えられない:3.1%

■「問題を読み忘れたり、読んでも理解できていない」や「集中力」などの悩み

Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、お子様の学習のつまずきポイントがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=95)と質問したところ、「問題を読み忘れたり、読んでも理解できていない」や「集中力」など53の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・36歳:根本的なことでつまずきやすい。
・35歳:計算ミスなどが多いです。
・36歳:問題を読み忘れたり、読んでも理解できていないときがある。
・34歳:計算に時間がかかって疲れてしまう。
・36歳:考える力が不足してるように思う。
・38歳:集中力。
・40歳:九九があやふやで、計算を間違えてしまうこと。下の学年で習った漢字を忘れてしまう。

■約7割以上が「近年、子どもの教育において本質的な読解・思考力の重要性が高まってきている」と回答

 「Q7.AIの社会的浸透や共通テストの再編など、近年、子どもの教育において本質的な読解・思考力の重要性が高まってきていると思いますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が16.4%、「ややそう思う」が49.1%という回答となりました。

・非常にそう思う:16.4%
・ややそう思う:49.1%
・あまりそう思わない:23.6%
・全くそう思わない:1.8%
・わからない/答えられない:9.1%

■読解・思考力の重要性が高まってきていると思う理由、「知識量だけでは戦えないから」が43.1%で最多

 Q7で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Q8.子どもの教育において本質的な読解・思考力の重要性が高まってきていると思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=72)と質問したところ、「知識量だけでは戦えないから」が43.1%、「社会生活の中で必要な場面が多いから」が33.3%、「AIで代用できる部分が、社会の中に広がって生きているから」が29.2%という回答となりました。

・知識量だけでは戦えないから:43.1%
・社会生活の中で必要な場面が多いから:33.3%
・AIで代用できる部分が、社会の中に広がって生きているから:29.2%
・氾濫する情報の中から適切な情報や課題を見出す事が重要だから:25.0%
・センター試験が共通テストに変わり思考力を問われる問題が増加しているから:23.6%
・今ある職業が将来もそのままあるか分からないから:23.6%
・急速に変化する社会情勢に対応する必要があるから:23.6%
・様々な意見に触れやすい社会で、人に流されない必要があるから:19.4%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.8%

■「思考力、発想力がAIに代替されない分野だと思うから」や「地頭の良さが社会に出て必要」などの理由も

Q8で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、本質的な読解・思考力の重要性が高まってきていると思う理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=70)と質問したところ、「思考力、発想力がAIに代替されない分野だと思うから」や「地頭の良さが社会に出て必要」など36の回答を得ることができました。
 
<自由回答・一部抜粋>
・37歳:思考力、発想力がAIに代替されない分野だと思うから。
・39歳:情報社会の中で、その情報が正しいか偽の情報か見分ける力が必要。
・32歳:地頭の良さが社会に出て必要。
・36歳:覚えるだけでは応用が効かないから。
・38歳:単純な学力だけでは社会で通用しない。
・38歳:社会に出ると、子供の頃何が必要かわからなかったことも大事だったなと思えることが多いから。
・40歳:考えなくても、パソコンで文章が作成できてしまうため、思考力が養われなくなってしまうから。

■まとめ

今回は、子どもの学力を平均以上からレベルアップさせたいと考えている(*中学受験は検討していない)親110名を対象に、お子様の学習に関する実態調査を実施しました。

まず、お子様の勉強を見守る親の7割が、日頃からお子様の学習に悩みを抱えていることが分かりました。具体的には、「子供がきちんと理解できているのか分からない」が62.3%で最多となった他、「どのように教えてあげたらいいか分からない」や「集中力を継続させる方法が分からない」などの悩みも挙がりました。お子様が学習でつまづきやすいポイントについては、第1位が「文章題・読解」、第2位が「図・表の読み取り」という結果になりました。また、AIの社会的浸透や共通テストの再編などを背景に、約7割以上が「子どもの教育において本質的な読解・思考力の重要性が高まってきている」と考えていることが分かりました。その理由として、「知識量でだけでは戦えないから」や「社会生活の中で必要な場面が多いから」、「AIで代用できる部分が、社会の中に広がって生きているから」などの回答が寄せられました。

今回の調査では、お子様が勉強する姿を見ながら、どの程度理解しているのか、学習をサポートするために何をしてあげたらいいのかと悩みを抱えている親御さんの姿が伝わってくる内容となりました。AIの台頭や試験形式の変化によって、より読解力・思考力が問われる時代に突入した今、学習方法の形も大きく変化を迎えていると言えるのではないでしょうか。

■調査概要
調査概要:お子様の学習に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年6月27日〜同年6月28日
有効回答:子どもの学力を平均以上からレベルアップさせたいと考えている親110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

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Z会の「グレードアップ問題集」シリーズは、「わかったつもり」で終わらない、しっかり考えて、答えを自分で導き出す力を育める問題集です。

教科書よりは上のレベルだけれど、決して難しすぎず、しっかり読んで考えれば解ける絶妙な難易度。簡単すぎると飽きてしまうし、難しすぎると挫折してしまうお子様にもちょうどいいレベル感です。

また、お子様のやる気をアップさせるために、何ができると「かっこいい」かを示すポイントも掲載。さらに、保護者向けには、指導のポイントや効果的な声掛けの仕方を紹介する解説も豊富に含まれています。この問題集を通じて、お子様の学習に関するサポートを最大限にフォローします。

グレードアップ問題集シリーズ