東大合格者に聞く! 速単体験記
大学入試の英語は、長文読解問題が大きな割合を占めており、長文読解問題の攻略なくして合格はできないといっても過言ではないでしょう。
長文読解に必要になるのが単語力ですが、ただ単語を暗記するだけではすぐに忘れてしまいます。
Z会の『速読英単語』(速単)なら「入試頻出単語を生きた文脈ごと覚える」ことができるので、長文読解に必要な単語力を身につけるのに最適な1冊!また、長文頻出のテーマを学べたり読解力もつくなど、一石三鳥にも四鳥にもなる教材です。
実際に受験勉強で『速単』を使っていた東大合格者の嶋村さんに、その効果的な使い方について聞きました。
長文読解力を上げるための教材選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください!
嶋村 綾 先輩
東京大学 教養学部 合格
★『速読英単語 上級編』を愛用
➢東大合格者の嶋村さんに聞く! 『速単』の効果的な使い方
――では、具体的な『速単』の使い方を教えてください。
私が意識していたのは、1単元最低5回はいろいろな方法で繰り返し学習することです。
まず1回目は文章を声に出して読み、関連語も含めた新出単語や多義語の知らなかった意味にマーカーで線を引いていました。2回目、3回目には、再び文章を音読したあと印を付けた単語や意味を確認し、まだ覚えられていない単語にはペンで☆マークを付けました。4回目以降は☆マークの付いたものだけを確認することで、だいたい5回目で全部覚えられました。それでも定着しなかったものは6回目、7回目まで行っていました。
このように繰り返し覚えることによって、時間が経っても忘れない長期記憶が作られたと思います。私は、英単語を短期記憶にとどめず、長期記憶にすることを意識していました。
――『速単』が自分に合っていたと思うポイントはありますか?
私は英単語と日本語の意味を1対1対応で覚えるのが苦手で、他の英単語帳を眺めていても全く覚えられませんでした。「ただ単語を覚えるだけ」ということに楽しみを見出だせなかったからです。
しかし、『速単』は文章ごとに単語がまとまっているので、文章の中で単語がどのように使われているかを思い出すことで、単語の意味が楽に出てくるようになったのです。そうして単語が徐々に覚えられるようになってくると、英単語の勉強も楽しめるようになりました。
――入試では『速単』がどのように役立ったのでしょうか?
入試では、『速単』で出てきた単語が長文に出てきたことはもちろん、『速単』の文章で扱われていたトピックが出題されることも。
『速単』の文章は、医療やエネルギーなど、入試でもよく取り上げられるトピックが多いため、そのようなテーマの文章に慣れることができますし、同時に専門的な単語も覚えることができて、入試で難しいトピックが出てきても落ち着いて対応することができました。
――『速単』はどんな人におすすめだと思いますか?
まず、『速単』では文脈の中で覚えられるので、単語だけを覚えるのが苦手な人にぴったりだと思います。
また、高校生向けには入門編、必修編、上級編と3冊あるので、自分に合ったレベルの勉強ができるのも魅力の1つです。私が使っていた『速単』の上級編は、他の単語帳と違い、レベルの高い知らない単語を多く学べたところが良かったので、東大・京大や早慶など入試の難しい大学を受けたい人にもおすすめです。
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難関大合格者の ㊙速単活用術/勉強法
実際に『速読英単語』を使って、見事難関大に合格した先輩の皆さんに、『速単』ならではのポイントや、自分なりの速単の使い方、勉強法を聞きました。
筑波大学 医学部 合格
ペンネーム:megu
★『速読英単語 入門編』を愛用
速単のココがいい!
一つ一つの文章が短く、スキマ時間に勉強するのに適していました。私の場合、電車の乗り換えが多くて通学時にまとまった時間がとれなかったので、そのスキマ時間で読み切ることができて勉強しやすかったです。また、一つ一つの文章がおもしろく、読書感覚で読み進めることができた点もあり、飽きることなく最後まで使うことができました。単語も類義語対義語などがわかりやすく載っていて、関連付けて暗記することができて良かったです。
㊙速単活用術
学校で配られた他の単語帳があったので、私が『速読英単語 入門編』に取り組んだのは高校1年生より遅かったのですが、その分知っている単語も多く、読み進めやすかったですし、知らない意味や単語は重点的に覚えることができました。
私はスキマ時間を用いて文章を読み、単語を確認したあと、知らなかった単語に付箋をはり、後で単語帳を作ってひたすら繰り返して覚えました。単語帳に写すのはひと手間ですが、覚えた単語を単語帳から外せたり、単語を並び替えたりでき、結果的に効率よく勉強できました。
Z会編集者が教える『速読英単語』の効果的な使い方
入試本番で通用する語彙力を身につけるために、何より正しい活用法を理解して取り組むことが大切。
ここでは、『速読英単語』のすべてを熟知する編集者が、学習の手順に応じて効果的な使い方を伝授します。
1 英文・和訳ページの英文を読むことからスタート
~最初に単語のイメージをつかむ~
『速読英単語』の特長は、何と言っても「英文」が最初にあること。「単語だけを覚えたい」と思うと、最初は遠回りに感じるかもしれませんが、一つ一つの単語の意味だけを見るやり方では、忘れやすいという欠点もあります。
『速読英単語』では、ストーリーと一緒に単語に触れられるので、文脈を通して「単語が覚えやすくなる」効果があります。
2 単語ページで強弱をつけた単語学習ができる
~見出し語の意味はもちろん、反意語・関連語もチェック~
英文ページで「単語」の意味とイメージをつかんだら、次は単語ページで記憶を定着。
赤シートを使って「英文ページで出てきた語」を徹底的にチェックすることがポイントです。
次に「派生語」を覚えていきましょう。ここで注意することは、それぞれを別物としてではなくグループで覚えることです。
『速読英単語』では、派生語をグループでまとめて掲載しているので、飛躍的に語彙数を伸ばせます。
3 発音やアクセントなどがまとめて学習できる便利ツール
~単語ページのマークをチェック~
発音やアクセントを間違えやすいものに「発音マーク」「アクセントマーク」がついているので、一通りチェックしましょう。
リスニングやスピーキングにも役立ちます。
4 英文解説ページの図解で理解を深める
~読解が苦手な人の強いミカタ~
英文の読解が苦手な方は、巻末の英文解説ページを活用しましょう。各英文の特に注意すべき文構造を図解で説明しているほか、覚えておくべき語句・表現の紹介や、英文の内容面での補足情報を掲載しています。
5 英文のストーリーを通して知識を身につけることができる
~英文のおもしろさを実感しながら学習~
『速読英単語』では、新しい知識を身につけられる英文、新たな発見があるおもしろい英文を厳選しているので、「どんな話だろう?」と考えながら主体的に読んでみることも、最後までやりとげるコツの一つです。
身近なテーマに加えて、歴史・科学など幅広い分野から興味深い英文を選んでいます。興味を持つことで、読むことが楽しくなれば、学習もどんどん進みますね!
速単・速熟シリーズレベル表