Column 19年06月 この夏は、プログラミングコンテストに応募しよう!

Z会プログラミング講座の担当者が「ちょっと気になった記事」を紹介・解説します。今回は「プログラミングコンテスト」に関する記事です。

第4回「全国小中学生プログラミング大会」開催へ
https://japan.cnet.com/article/35138219/

全国小中学生プログラミング大会の募集が7/1から始まります。この大会は、小中学生を対象としたプログラミングのコンテストで、パソコンやタブレット上で動作するプログラムやロボットなどのオリジナル作品を募集しています。
◆全国小中学生プログラミング大会 http://jjpc.jp/
応募期間:2019/7/1~2019/9/2
※昨年の様子 http://jjpc.jp/2018/

夏休みのコンテスト…というと、絵画や作文のコンテストを思い浮かべる保護者の方も多いかと思いますが、最近はプログラミング教育の普及に伴い、小学生でも応募できるプログラミングコンテストも徐々に増えてきました。

昨年度の様子
プログラミングを始めたばかりだから応募は難しそう…という場合でも、お子様と一緒に昨年の様子を見てみることをお勧めします。同年代がどのようなことを考えて、プログラミングにチャレンジしているのか…ということを知るだけでも、普段のプログラミングに対するモチベーションに繋がるでしょう。 例えば、昨年実施された「第3回 全国小中学生プログラミング大会」の入賞作品について紹介します。昨年度のテーマは、「こんなせかいがあったらいいな」。テーマに沿ったバラエティ豊かな作品があつまりました。グランプリは、Scratchで作成された作品です。タイルに描かれた人物と白い線をつないで遊ぶパズルゲームで、「みんながつながることのできる温かい世界があったらいいな」との思いで製作されたそう。また、ロボットの作品としては、自動販売機での買い物を体験できる子ども向けガジェットが入選しています。販売機の前方50cm以内に近づくと買い方の説明が流れ、お金を入れるとチョコレートが買えるという仕組みです。一定の確率でもう一個もらえる…という工夫もされています。

コンテストの紹介
他にはどのようなコンテストがあるのでしょうか。Z会で講座を提供中の教育版レゴ®マインドストーム®EV3 や レゴ® WeDo2.0、Scratchを使用した作品の応募が可能なコンテストを紹介します。

◆U22プログラミングコンテスト https://u22procon.com/contest/
応募期間:2019/7/1~2019/9/2
※昨年の様子 https://youtu.be/SF4U7z9BFfw

◆Tech Kids Grand Prix 2019 https://techkidsschool.jp/grandprix/
応募期間:~2019/7/14 【注意】ロボットは不可。Scratchであれば応募可能
※昨年の様子 https://techkidsschool.jp/grandprix/2018/

完成度よりも新鮮なアイデア
入賞作品を見てみると、完成度の高い作品ばかりで、プログラミングを始めて間もない受講生の皆さんの中には、少し尻込みしてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「第3回 全国小中学生プログラミング大会」の審査委員長の河口洋一郎氏による総評では、小学校低学年の応募が少なかったことに触れ、「この層の子どもたちには、完成度よりも新鮮なアイデアを期待したい」と語っています。「こんなものがあったら楽しそう!」「●●の困っていることを解決したい」という想いが大切です。
なお、想いはあるけれど、どうやって形にすればいいのか見当がつかない…というような場合は、アイデアコンテストに応募してみてもいいでしょう。

◆もんだいかいけつアイデアコンテスト2019 https://makezine.jp/blog/2019/05/kodomo_engineer_2019.html
応募期間:2019/5/31〜2019/6/26
※昨年の様子:https://makezine.jp/blog/2018/08/kodomo_engineer-2.html

普段の講座では、テーマやミッションに従ってロボットやプログラムをつくっているかと思いますが、時間のある夏休みは、全く自由な発想で想いを形にしてみることにチャレンジしてみることも良い経験になるでしょう。
この夏はぜひ応募してみてはいかがでしょうか。