Column 20年4月 プログラミング的思考力を伸ばすパズルやゲーム

新型コロナウイルスの収束が見えない状況で、お子様の学習環境について、ご不安な状態が続いていらっしゃることと思います。
今回のコラムでは、担当者がおすすめする、パソコンやタブレットなどの端末を使わずに、楽しみながらプログラミング的思考力を伸ばすことができる、パズルやゲームをご紹介します。複数人で行うものもありますので、この機会にお子様と一緒に取り組んでいただくとよいでしょう。

 

鉛筆と消しゴムで取り組むパズル

鉛筆と消しゴムを用いて、理詰めで解いていくパズルの代表格は「数独(ナンバープレース)」と言えるでしょう。愛好者も多く、毎年世界大会が開かれるほどです。

【数独】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E7%8B%AC

数独以外にも、場合分けや消去法などを駆使して、論理的思考で回答を導き出すパズルには、さまざまなものがあります。「ペンシルパズル」で検索して、面白そうなものを探してみてください。

 

古典的パズル

【ハノイの塔】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%A1%94

大きさの異なる円盤でできた塔を、ルールに従って移動させるパズルです。試行錯誤で解くことも可能ですが、円盤の枚数と最小手数には相関関係がありますので、枚数ごとの最小手数にチャレンジして、最小手数となるアルゴリズムを発見してください。

【ペグ・ソリテール】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB

盤上のペグをルールに従ってできるだけ取り除いていきます。「ソリテール」という名前が表すように、元来はひとり遊びパズルですが、2人で交互に進めていき、手詰まりとなったら負けというルールで遊ぶのもおもしろいでしょう。

 

2人以上で楽しめるゲーム

通信販売で入手が可能なカードゲームの中で、論理的思考力や判断力の養成におすすめのものをご紹介します。

【アルゴ】

https://www.sansu-olympic.gr.jp/algo/

相手の持っている札を当てるゲームです。情報の分析力や情報に基づいた推理力が要求されます。パズルのような「詰めアルゴ」や、ひとり遊びのような「一人アルゴ」といった遊び方もできます。

【ラミーキューブ】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96

手持ちの札を、ルールに従って場に出していき、最も早く手札を出し切ったプレイヤーが勝者となります。効率性の追求や状況変化への対応といった、戦略性に富んだゲームです。

 

ご紹介したパズルやゲームで、プログラミング的思考力を鍛えつつ、ストレスがたまりがちな日々を楽しく過ごしていただけると幸いです。