Column 21年3月 話題の音声SNS「Clubhouse」とは?

Facebook、Twitter、LINE、Instagram……。さまざまなサービスが存在するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ですが、このところ「Clubhouse」という新たなSNSがにわかに話題となっています。アメリカで生まれた音声SNSのClubhouse。既存のSNSとはどこが異なるのでしょうか。

「Clubhouse」とは?

Clubhouseは、現状iOSのみの対応で、さらに完全招待制のため、すでにClubhouseを使用しているユーザーからの招待がないと使用することができません。
招待制といえば、2006年頃に一世を風靡したmixiを思い出す方もいらっしゃるかもしれません。mixiやTwitter、InstagramなどのSNSが、文字や画像、動画など「目」から受け取る情報を中心としたメディアであるのに対し、Clubhouseは音声、つまり「耳」から受け取る情報に特化したメディアであることが最も大きな特徴です。

Clubhouseは、アプリ上で「ルーム」と呼ばれる部屋を作るか、すでにあるルームに入室することで、会話をしたり聞いたりすることができます。ルーム内での会話の録音や書き起こしは原則禁止で、ルーム内で交わされた会話の音声データは、ルーム終了と同時に削除されます。そのため、あとから聞き直すことができず、その場限りのライブ感を楽しむことができます。この点もあとから読み返せる文字や画像を主としたSNSとは大きく異なります。

話題の招待制SNS「Clubhouse」の気軽さが生み出すオンライン音声コミュニケーションの魅力
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/review/1305657.html

コロナ禍においてステイホームが声高に叫ばれる中、テレワーク中のWeb会議や在宅時間中の動画サービスの利用など、視覚から得られる情報はすでに飽和状態なのかもしれません。TwitterがClubhouseに対抗する音声チャットルーム「Spaces」の公開を準備しているなど、音声に着目したサービスは今後増えていく傾向にあるようです。

コロナ禍で存在感増す「ソニックトリガー」 音声サービスに勢い
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/09/news056.html

SNSのメリット・デメリット

多数の有名人やインフルエンサーも参加し、盛り上がりを見せるClubhouseですが、よい点ばかりではありません。フリマサイトなどでの招待権の売買の問題や会話の記録が残らないために犯罪の温床になりえるという懸念も多く指摘されています。

こうしたメリット・デメリットは他のSNSでも同様です。
東日本大震災をきっかけに、緊急時にも役立つ連絡手段として生まれたLINEも、昨今の情報流出やクローズドなコミュニケーションツールであるゆえのいじめの問題が生じています。同じく、震災時に情報インフラとしても活躍したTwitterも、匿名アカウントからのデマや誹謗中傷の問題が深刻化しています。
それぞれのSNSの特徴を理解し、適切に使用することが重要です。

Z会プログラミング講座でも、「Z会プログラミング講座 みらい with ソニー・グローバルエデュケーション」や「Z会プログラミング講座 with Scratch」では、他の受講生が作った作品にコメントなどを残して交流する機能を提供しています。
画面の向こうに生身の人間がいることを意識しながら互いにコミュニケーションをとり、他者や自身の作品に対しての考えを深めてもらいたいと思っています。

春休みに入って、お子様がSNSに触れる機会も多くなるかもしれません。この機会に、親子でSNSの使い方やその危険性について話し合ってみてはいかがでしょうか。