2020年7月16日〜2020年8月16日までのミッション 投稿作品

投稿(とうこう)テーマ

ミッションA:お手伝い!お運びロボットを作ろう!

からくり人形の「茶運び人形」って、知っていますか?「お盆」の上にお茶が置かれたら決められたルートをたどってお客様にお茶を運び、お客様がお茶を受け取ったら元の場所に戻るというもの。そんな茶運び人形を作ってみてください。


今月のテーマは「お運びロボット」。テーマの文をよく読んでください。「お盆の上にお茶が置かれたら決められたルートをたどってお客様にお茶を運び、お客様がお茶を受け取ったら元の場所に戻る」モデルとプログラムを求めているのです。さて、どのような作品があったのでしょうか?

作品を作るにあたり、考えねばならないのは「お茶をのせた・おろした」をどのように判定するのかという点。どのようなセンサーで、どのように判定するのがよいのでしょうか。

モーションセンサーを使ってくれたのは、おはなこちゃんさん、ゆいフライのしっぽ エイカツさん、くりくりさん、たからじまさん、ええこさん、すみさん、駿さん、わかわかさん、しろくまかろんさん、レゴ大好きさん、すばきょうさん。動き出すときにモーションセンサーを使ってくれた人、止まるときにモーションセンサーを使ってくれた人、両方に使ってくれた人など、さまざまです。超音波センサーで「のせた」「おろした」を判定している中でも、300zxさんの作品は、より「お運びロボット」に近いものでした。振り返って元の場所に戻る。基礎編ではできない動作です。ええこさんは2作品を応募してくれました。とくにすごいと感じたのは2作品目。チルトセンサーで「お茶が置かれた」ことを検知しているものです。よく工夫されたものだといえます。

カラーセンサーを利用したのはナッツさん、Sumallさん。チートンさんもカラーセンサーですが、やはり振り返ってもとの場所に戻るなど、より工夫された作品といえます。

「プログラムをスタートさせたら動き出し、止まって一定時間が経ったら元の位置に戻る」とした人も少なくありません。リオリオンさん、あっくんさん、ゆぶさん、真実はいつもひとつさん、はっすんさん、ゾイドさん。トラさんさんは、さらに、振り返ってもとの場所に戻る工夫をしてくれています。

みんみんさんも、一定の時間だけ前後に動くようなプログラムですが、「落とす」工夫をしています。が、お運びロボットは「お盆の上にお茶を置いたら動き、それを取ったら戻る」なので、ちょっとお運びロボットとは違うものになったかもしれません。Zaihouさんも、「落とす」タイミングはカラーセンサーで検知するなど、工夫をしてくれています。この工夫はよいのですが、「落とす」ではお茶を運んだらこぼれてしまいます。あっ、でも、ペットボトルのお茶ならこれでもいいのか……!

くぴさんは、音を検知してスタートさせています。モーションセンサーは、止まる場所の検知で使っているのでしょうか……? 02KTさんも似た工夫。止まるのはモーションセンサーで、戻るときに音を検知して動き出しています。

リオリオンさんは、多くの作品を投稿してくれています。「ミッションA」として投稿された最初の作品は、残念ながら、ミッションAのミッションをクリアできていませんでした。2つ目、3つ目と進むにつれ、作品が進化しています。

Soutaさんは、カラーセンサーと超音波センサーを組み合わせてくれました。上の荷物置き場のしくみがどのようになっているのか、もう少し詳しく見たかったです。これはすごいしくみです。

残念ながら、ミッションAの「ミッション」をクリアできていない作品も見られました。ただし、モデルの改造であったり、作品のデコレーションなど、「ミッションC」の作品にこそふさわしいものばかりでした。
マナティーくんさんは「走るブリッキー」を改造してくれました。「Uber Eats風」なのは、ブロックの色からわかりました! 音の工夫もよいでしょう。

講評を書いていて、ある回転寿司チェーンの、「注文されたお寿司を運んでくれる新幹線型の装置」を思い出しました。例えば、あの装置と同じものを作ろうとしたらどうなるでしょうか。ぜひ、考えてみてください。

ミッションB:「夏休み」を表現してみよう!

今年はちょっと短い夏休み。どんなことをしますか、どんなことが楽しみですか? やりたいこと、これまでの夏休みの思い出、夏休みの様子……。「夏休み」を表現してみてください。


地方によっては、今週からもう2学期が始まったところもあるようです。例年とはちょっと違った夏休み。どのような思い出を作ったのでしょうか。あるいは、どんな「夏」をイメージしてくれたのでしょうか。

ちっちさんは釣りの様子を作品にしてくれました。さすがに実際にはワニを釣ることはないでしょうが、リールを巻いている間は、何が釣れたか楽しみな時間ですよね。

リオリオンさんは、水泳の様子。バタフライをしています。このモデルの下に、たとえば水色の色紙をしくだけでも、さらに水泳の様子に近づきますね。

BEAT( ビート)さんは……これだけではこんな作品を作って、どんな動きをするのか、わかりませんでした。作品の写真もあるとよかったのですが、残念です。

わかわかさんは虫取りの様子。アンパンマンが虫取りをしているように見えますね。センサーで「虫」が近づいたのを検知しているなど、工夫も見られます。

スマートカッターさんは虫取りの思い出。何にでも見立てができる、レゴブロックの「よさ」を生かした作品です。プログラムで動くと、もっとよかったですね。

コロッケ1さんも水泳の様子。ビート板で泳ぐ様子が表現できています。

夏の暑さは嫌になるけれども、冬になるとそんな暑さがちょっと恋しくなるのはなぜでしょうか。数カ月後、夏の暑さがちょっと恋しくなったら、ぜひこの作品を見返してみてください!

ミッションC:学んだことをせつめいしよう!

作品の写真や動画とともに、「今回はこんなことを学んだよ!」ということを説明してみよう!


これまでにもたくさんの作品を応募してくれていたLuigiさん。基礎編を終了し、標準編でもまた、作品を応募してくれました。写真ではその様子は見えませんが、標準編のvol.1で

  • 表示させるメッセージを変える
  • スピードを変える

これらのことは、これからの学習のためにも必要な「改造」です。ぜひ、標準編vol.1を受講中の方は、このようなことを試してみてください。ホッパーのモデルも、「自分なりにどのように取り組んだか」を書いてくれました。

リオリオンさんは

ミッションCにもたくさんの作品を投稿してくれています。「動物保護」は、保護よりもむしろ「捕獲」と思ってしまったのは気のせい……? 同じくモーションセンサーを使った「救出ロボ」は、音を検知して動き、モーションセンサーで止まるようにしたのが工夫といえるでしょう。自動ドアの仕組みは、まさに、自動ドアの仕組みです。手をかざすと音が出るものは、なにか規則性はあるのでしょうか。ボールシューターは、今後さらに改造して、ある月の「毎月のミッション」に再度出してみてください。先月のミッションへの挑戦3作品は、他のみなさんの作品を参考にしたものなのでしょうか。ぜひ、みんなの作品を参考に、自分の作品を作ってみるのもよい勉強です。最後のモデルは自動販売機……でしょうか? 

サイりんさんは、ボールを投げるモデル。面白いです。どうやってもとの場所に戻しているのかなど、気になりました。これは2月のミッションの「豆まき」でも使えそうです。

Zaihouさんは、先月のミッションA。「近づいたら」反応するものです。オリが落ちるとは、なかなか豪快な仕組みです。

もふ太郎さんは、サイコロをふるロボット。SPIKEプライムでは、LEDライトに数字を表示させてサイコロがわりにする、ということはよくやるのですが、まさか本物のサイコロをふるモデルを作ってくれたとは思いもしませんでした。例えば、LEDライトでも1から6までの数字を乱数で表示させるようにして、「どちらの数字が大きいか」を予想するゲーム、などもできそうですね。

マナティーくんさんは「ピタゴラスイッチ」に発想を得たモデル。なんども繰り返せるのは、正直に言って「すごい!」と思いました。タイミングをあわせるもの難しかったことでしょう。大変おもしろい作品です。

ゆゆさんは一足先に来月の課題。パーツ数13、は覚えておきましょう。

由太郎さんの、……これは何でしょう? なんだかユーモラスな動きが面白いですね。

Luigiさんは「レオ」を改造したモデル。口……ではないんですよ、本当は、これ……! 腹筋してくれているんです!! でも確かに、口に見えますね。

シルバディさんはマイロを動かすプログラム。チルトセンサーで坂道を検知しています。うまくチルトセンサーを使った作品です。

ロンさんは、ミッションAではなくて、Cですね。雑巾がけプログラム。この仕組をもっともっと複雑にしたものが、お掃除ロボットですね。

ミッションCは、言ってみれば「なんでもあり」。何かちょっと自慢できるもの、すごいものを作ったら、こちらに投稿してみてください。もちろん、「こんなことを学んだ!」というものも大歓迎です!


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