【基礎編】10-b イルカロボット

Q1. ☆問題(もんだい)☆

ミッション2「イルカロボットと遊ぼう(あそぼう)」で、イルカロボットにやってほしいことを「チェックリスト」にまとめたね。

チェックリストといってナナが思い出した(おもいだした)のは、お母さん(おかあさん)からもらったカレーライスを作る(つくる)ときのチェックリストだよ。

これのおかげで、 ナナはちゃんとカレーライスを作れたんだって(つくれたんだって)。

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さて、チェックリストを作ると(つくると)、よいことがいろいろあるよ

次の中(つぎのなか)からあてはまるものをすべてえらぼう。

  • □ 作りだす前に(つくりだすまえ)に、何(なに)をすればよいか、しっかり考える(かんがえる)ことができる
  • □ やらなければいけないことがいくつあるかわかる
  • □ やることの順番(じゅんばん)がわかる
  • □ ちゃんとやったかチェックを書いていく(かいていく)ことができる
  • □ もし失敗(しっぱい)しても、どうして失敗(しっぱい)したか考える(かんがえる)ことができる

正解

  • 作りだす前に(つくりだすまえ)に、何(なに)をすればよいか、しっかり考える(かんがえる)ことができる
  • やらなければいけないことがいくつあるかわかる
  • やることの順番(じゅんばん)がわかる
  • ちゃんとやったかチェックを書いていく(かいていく)ことができる
  • もし失敗(しっぱい)しても、どうして失敗(しっぱい)したか考える(かんがえる)ことができる

こう考えよう(かんがえよう)

ここにあげたことは、ぜんぶ「チェックリストを作ると(つくると)よいこと」だよ。

このほかにも、よいことはいろいろあるんだ。

・何と何(なにとなに)をいっしょにすると、便利(べんり)かわかる

・「これ」をやりながら、「あれ」もできる

・どのくらいの時間(じかん)でできそうか、想像(そうぞう)できる

 

カレーライスだと、

 

たまねぎ → 肉(にく) → じゃがいも、にんじん

 

は、なべに入れる順番(いれるじゅんばん)だけど、買う(かう)ときにこの順番(じゅんばん)だと

お店の中(おみせのなか)をいったりきたりしちゃうね。

チェックリストを作っておくと(つくっておくと)、「たまねぎ、じゃがいも、にんじん」はやさいだから、

そばに売っている(うっている)だろうな、って考える(かんがえる)ことができるんだ。

 

プログラミングでもいろいろなことをやろうと思ったら(おもったら)、チェックリストが便利(べんり)だから試してね(ためしてね)。

Q2. ☆問題(もんだい)☆

このプログラムを実行すると(じっこうすると)、イルカロボットはどのように動くかな(うごくかな)。

次(つぎ)のうち、正しい(ただしい)ものをえらぼう。

  • ○ 「前に進む(まえにすすむ) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を3回繰り返す(3かいくりかえす)
  • ○ 「音を出す(おとをだす) → 前に進む(まえにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を3回繰り返す(3かいくりかえす)
  • ○ 「音を出す(おとをだす) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を3回繰り返す(3かいくりかえす)
  • ○ 「前に進む(まえにすすむ) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を音を感知するまで繰り返す(おとをかんちするまでくりかえす)
  • ○ 「音を出す(おとをだす) → 前に進む(まえにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を音を感知するまで繰り返す(おとをかんちするまでくりかえす)
  • ○ 「音を出す(おとをだす) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を音を感知するまで繰り返す(おとをかんちするまでくりかえす)

正解

  • 「前に進む(まえにすすむ) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を3回繰り返す(3かいくりかえす)
  • 「音を出す(おとをだす) → 前に進む(まえにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を3回繰り返す(3かいくりかえす)
  • 「音を出す(おとをだす) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を3回繰り返す(3かいくりかえす)
  • 「前に進む(まえにすすむ) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を音を感知するまで繰り返す(おとをかんちするまでくりかえす)
  • 「音を出す(おとをだす) → 前に進む(まえにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を音を感知するまで繰り返す(おとをかんちするまでくりかえす)
  • 「音を出す(おとをだす) → 後ろに進む(うしろにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を音を感知するまで繰り返す(おとをかんちするまでくりかえす)

こう考えよう(かんがえよう)

プログラムを確認(かくにん)していこう。

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プログラムAは、すぐループ(くりかえし)のブロックになって、ループの中(なか)には、てがみのアイコンが入っていて(はいっていて)

「う」→「あ」→「う」

の順番(じゅんばん)だね。

プログラムAの下(した)には、てがみのスタートブロックがあって、

ミッション1で試した(ためした)イルカロボットの動き方(うごきかた)も思い出すと(おもいだすと)

 

「あ」は、前に進む(まえにすすむ)

「い」は、後ろに進む(うしろにすすむ)

「う」は、音が出る(おとがでる)

 

だよ。だから、「う」→「あ」→「う」の順番(じゅんばん)だと

音を出す(おとをだす) → 前に進む(まえにすすむ) → 音を出す(おとをだす)

になるよ。

 

そして、ループが終わる条件(おわるじょうけん)は、マイクのアイコンだよ。

だから、音を感知するまで繰り返すよ(おとをかんちするまでくりかえすよ)。

 

あわせると、正解(せいかい)は

「音を出す(おとをだす) → 前に進む(まえにすすむ) → 音を出す(おとをだす)」を音を感知するまで繰り返す(おとをかんちするまでくりかえす)

だね。

Q3. ☆問題(もんだい)☆

「さいごのミッション」のQ1で、イルカロボットが前に進んで(まえにすすんで)いるとき、

障害物(しょうがいぶつ)に近づいて(ちかづいて)きたらだんだんゆっくりと進む(すすむ)ようになって、

ぶつかる前(まえ)に止まる(とまる)ようにしてみたね。

うまくいったかな?

次の(つぎ)プログラムの中(なか)にはうまくいくものがあるよ。すべてえらぼう。

なお、スタートするときは、障害物(しょうがいぶつ)から20cm(20せんち)より遠く(とおく)だったとするよ。

正解

こう考えよう(かんがえよう)

プログラムをそれぞれ確認(かくにん)してみよう。

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このプログラムは

パワー5で1秒待つ(1びょうまつ)

→パワー3で1秒待つ(1びょうまつ)

→パワー1で1秒待つ(1びょうまつ)

→止まる(とまる)

だね。だんだんゆっくりにはなっているけれど、障害物(しょうがいぶつ)にぶつからないで止まる(とまる)のかはわからないよ。

スタートするときに障害物(しょうがいぶつ)が遠かったら(とおかったら)、ずっと前(まえ)で止まるし(とまるし)、

スタートするときに障害物(しょうがいぶつ)が近くだったら(ちかくだったら)ぶつかることがあるよ。

ぎりぎり20cm(20せんち)でスタートして試してみる(ためしてみる)とわかるよ。

だから、正解ではない(せいかいではない)よ。

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このプログラムは

パワー5でモーションセンサーが近づいたと感知するまで待つ(ちかづいたとかんちするまでまつ)

→パワー3でモーションセンサーが近づいたと感知するまで待つ(ちかづいたとかんちするまでまつ)

→パワー1でモーションセンサーが近づいたと感知するまで待つ(ちかづいたとかんちするまでまつ)

→止まる(とまる)

だね。

障害物(しょうがいぶつ)に近づいて(ちかづいて)、モーションセンサーの数字が小さくなる(すうじがちいさくなる)

と2回遅くなる(2かいおそくなる)から、ぶつからないでいい感じ(かんじ)のところで止まる(とまる)よ。

だから、正解(せいかい)だよ。

 

でも、もっと近づいて(ちかづいて)止まって(とまって)ほしいなと思う(おもう)ことは、あるかもしれない。

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このプログラムは、パワーがモーションセンサーの感知している長さ(かんちしているながさ)だね。

障害物(しょうがいぶつ)に近づく(ちかづく)ほど、パワーの数字は小さく(すうじはちいさく)なっていくよ。

感知した長さ(かんちしたながさ)が0になると、パワーも0、つまり止まるんだね(とまるんだね)。

だから、正解(せいかい)だよ。

 

じつは、「シロクマを助けよう(たすけよう)!」でも、流氷に乗った(りゅうひょうにのった)シロクマをひっぱってくるときに、

同じ(おなじ)プログラムを使った(つかった)ことがあるよ。

 

センサーをイルカロボットの一番前の方(いちばんまえのほう)につけておかないとぶつかるから注意(ちゅうい)してね。

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このプログラムは、

パワー5でスタートして、モーションセンサーが感知した数字(かんちしたすうじ)の秒(びょう)だけ進む(すすむ)

→それだけ進んだら(すすんだら)、またモーションセンサーが感知した数字(かんちしたすうじ)の秒(びょう)だけ進む(すすむ)

を繰り返すね(くりかえすね)。

障害物(しょうがいぶつ)に近づく(ちかづく)と、モーションセンサーの数字(すうじ)はどんどん小さく(ちいさく)なって、

最後には(さいごには)0になるから、ちゃんと止まる(とまる)ような気がするね(きがするね)。

だけど、大体(だいたい)うまくいかないよ。

たとえば、スタートでセンサーの数字(すうじ)が7だったとすると、パワー5で、7秒(7びょう)も走っちゃう(はしっちゃう)。

その間(あいだ)に、障害物(しょうがいぶつ)にぶつかってしまうよ。

だから、正解ではないよ(せいかいではないよ)