相手との間柄により使い分ける – 英文メールの書き方 1分間レッスン

今回は日本語の「拝啓」や「前略」に当たる「頭語」を解説します。

本文の冒頭でDear ~ の形で書かれることが多いですが、Dear をつけない場合もあります。

相手との間柄や状況などに合わせて使い分けるとよいですね。

 

改まった間柄や初めてメールを送る相手の場合

相手の名前がわかっている場合は
「Dear+敬称(Mr., Ms. など)+相手の姓(family name)」の形を使います。

Dear Mr. Green:

敬称(Mr., Ms. など)に続けて相手の名前を書くのは間違い。

× Dear Mr. Mark:

「Dear+敬称(Mr., Ms. など)+相手の姓名(full name)」も一般的ではないので、避けた方がよいでしょう。

△ Dear Mr. Mark Green:

 

ある程度親しい間柄の場合

「Dear +相手の名前(first name)」の形を使います。

Dear Mary:

 

同僚や気軽な間柄の場合

「Hi+相手の名前(first name)/Hello+相手の名前/相手の名前」などを使います。これらはかなりカジュアルな形式です。

Hi Yoko:
Hello Tom:
Alice:

日本では、親しい間柄であっても職場の同僚などに対しては姓(family name)を用いることが多いですが、英語では名前(first name)を使うことが多く、むしろ親しい人を姓で呼ぶとよそよそしいと感じられることも。

 

相手の名前や性別がわからない場合/複数の相手に送る場合

初めて取引をする会社宛にメールを送る場合などの
頭語の表現は、何パターンか覚えておきたいところ。

一般的なのは
Dear Sir or Madam:

上記の例は相手が特定されずあいまいなので、部署名や役職名がわかるのであればできるだけ具体的に記すとよいでしょう。

Dear Sales Manager:

名前を特定しないで複数の相手に送る場合は
Dear Customer:(お客様へ)
Dear all:(皆様へ)
Hi everyone:(皆さんへ)

 

頭語の後ろはコロンかコンマかピリオドか?

通信講座の受講生の方から時々質問がありますが、アメリカ式ではコロン(:)、英国・欧州式ではコンマ(,)をつけるのが一般的とされていますが、厳格なルールではありません。

 

英文メールの書き方 1分間レッスン

1.   締めくくりはSincerely?
2.Eメールの件名、それでOK?
3.英文Eメールの本文 7つのポイント

 

 

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