
午後一から先約があるなか、同じ時間帯で外国人の上司・同僚から打ち合わせを打診された時、あなたは正しい姿勢と表現で「お断り」ができていますか?
日本では、はっきりと否定をすると「強く聞こえてしまうのではないか」「相手の気分を害するのではないか」と考え、配慮を表すために「いいえ」の代わりにやんわりと「おそらく…」と断ることが好まれる傾向にありますよね。
しかし、英語圏の多くでは「Maybe」とあやふやな答えではなく、「Yes」や「No」のようなはっきりした答えを求められることが多くあります。とくにお互いの信頼関係で成り立つビジネスの場では、答えをあいまいに引き延ばしてしまうと相手は次の段取りが組めず、「リスペクトされていない」と苛立たせてしまうこともあります。
そこで今回の記事では、
- なぜビジネスの場で「Maybe」を避けるべきなのかの解説
- プロフェッショナルな印象を与えるフレーズ
をお届けします。
なぜビジネス英語で「Maybe」を避けるべきなのか
業務の依頼や会議の出欠に対して、ついつい「Maybe」と曖昧に返事をしてしまっていませんか。
断定を避ける表現は「自信がない人」「自分の意志をはっきり言えない人」と捉えられ、プロフェッショナルな印象を与えることができません。
また、会議やブレインストーミングなどで反対意見を述べる際にも「Maybe」が好まれない場合が少なくありません。
意見交換の場で断定的な発言を避けようとした結果、あなたの意見そのものが「根拠が薄く、信頼に値しないもの」と受け取られてしまうリスクがあるからです。
とはいえ、ビジネスの場ではただストレートに「No」と言えばいいわけではありません。
大切なのは、「あいまいに濁さないこと」と「相手を気遣うこと」を両立させることです。スマートで丁寧な英語の断り方を知っておくことで、どんなビジネスシーンでも自信を持って堂々と対応できるようになりましょう。
誘い・依頼を断る表現
欠席する際の表現
会議やイベントへの参加を促されたものの、どうしても出席できないときは、次の表現のように、一度謝罪の気持ちを表しつつ、「but(しかし)」を用いて参加が難しいということを明確に伝えるとよいでしょう。
I wish I could, but I already have two meetings on Friday.
(できればそうしたいのですが、金曜日はすでに2つ打ち合わせが入っているんです。)
I’d really like to, but I have an appointment this afternoon.
(ぜひそうしたいのですが、午後は先約があるのです。)
業務依頼を断る際の表現
依頼を断る場合も、誘いを断る際と同様の表現を用いることができます。「but」を用いて引き受けが難しいことを伝えましょう。
I apologize for the inconvenience, but we’re now tied up with other projects and won’t be able to gather the information for you.
(ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、現在他のプロジェクトに追われており、情報をまとめることは難しいです。)
反対意見を述べる表現
反対意見を伝える際の表現
次に会議やブレインストーミングで反対意見を述べる表現をご紹介します。異論を唱えるときにも、一度相手の意見を受け止めた後に「but」を用いた表現はよく使われます。
なお、いきなり「But, I think…」と切り出してしまうと、相手の意見を真っ向から否定するような、少しきつい印象を与える場合もあります。
そこでポイントになるのが、「But」の前にまずは相手の意見を尊重する一言を挟むことです。
※上記の誘い・依頼を断る際にも、相手の意見を受けての表現になっていることに注目してみてください。
I appreciate your suggestion that we focus on social media advertisements, but I respectfully disagree. Our demographic tends to respond better to traditional newsletter channels.
(ソーシャルメディア広告に力を入れるというご提案はありがたいのですが、大変恐縮ながら私は意見が異なります。弊社の顧客層は、従来のニュースレター媒体の方が反応が良い傾向にあります。)
Thank you for the proposal, but due to our current budget constraints we were hoping to keep the annual service fee around $5000.
(ご提案はありがたいのですが、予算の制約上、年額を5000ドル程度に抑えたいと考えていました。)
その他にも、「I’m afraid(恐れ入りますが)」という表現を一言加えるだけでも、丁寧に反対の意思を伝えることができます。
I’m afraid I disagree with Patrick’s opinion.
(恐縮ですが、私はパトリックの意見には反対です。)
意見を伝える際の表現
自身の意見を述べる際にも、「Maybe」や「Probably」などの断定を避ける表現ではなく、「I believe(〜であると信じています。)」のように自信を持って伝えるようにしましょう。
そうすることで、聞き手もより信頼感を持って意見を聞き入れることができます。
I believe that investing in advanced technologies is critical to our establishment as industry leaders.
(私は、先進技術への投資は、業界におけるリーダーとしての地位を確立する上で非常に重要であると考えます。)
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いかがでしたでしょうか。
今回は英語圏、とくにビジネスの場で「Maybe」のような曖昧な表現を避けるべき理由と、その代わりに使える表現をご紹介しました。
今回ご紹介したフレーズをぜひ活用して、自信を持ってご自身の意見を伝えてみてください。あやふやに濁さず明確に伝えることで、スムーズなコミュニケーションを心がけましょう。
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