ビジネス英語のステップアップ方法|レベル別の壁と乗り越え方

ビジネス英語のステップアップ・ロードマップ

「英語を手段として、仕事で活躍したい」と英語学習を始めたものの、レベルが上がるにつれて、「思うように言葉が出てこない…」「会議の流れについていけない…」といった壁に直面している方も多いのではないでしょうか。

実は、その悩みこそが、あなたが着実に次のステージへ進もうとしている「成長のサイン」です。

本記事では、基本レベルからビジネス現場で通用する実践力の習得までステップアップしていただくためにも、

  • どのような課題を打破する必要があるか
  • そのためにどのような意識を持って英語学習に取り組めばいいのか

を解説します。

目次

はじめに:今の英語レベルを確認しましょう

まずは、それぞれの「英語レベルでできること(Can-do)※」を、下記の3つのレベルを参考に,、ご自身の立ち位置を確認しましょう。

整合性を確認するためにも、ご自身のレベルのコーナーから読み進めていただき、次のレベルへ成長するための学習ポイント・姿勢を理解しましょう。

※本記事での「英語レベルでできること(Can-do)」は、CEFR-J準拠となります。
CEFR-Jとは世界的な外国語の能力指標「CEFR」を、日本人の英語学習者向けに細かく調整した基準です。テストの点数ではなく、「何ができるか」という基準でレベルが設定されています。

入門レベル(A1.1)

  • 相手がゆっくりで丁寧な発音をした場合は聞き取れる。
  • 掲示板のサインやメニューなどの視覚情報の助けがある場合は理解ができる。
  • 日常生活や自己紹介に関する最小限の情報の聞き取り、読み取り、発信ができる。

といった方はこのレベルとなります。

基礎レベル(A2.1)

  • 遅めのスピード・はっきりした発音なら、公共交通機関の短い簡潔なアナウンスを理解できる。
  • 簡単な説明文や短い物語の要点を理解できる。
  • 図解を交えた簡単な意見交換や道案内、日記や業務上のメッセージなどまとまった文章の書き起こしができる。

といった方はこのレベルとなります。

実践レベル(B1.1)

  • はっきりとした発音のプレゼンテーションの要点把握ができる。
  • 実用的なテキストの読み取りができる。
  • 身近なトピックについて意見を交わして会話を継続できる。
  • 職場の出来事や作業手順などを筋道立てて説明や文書作成ができる。

といった方はこのレベルとなります。

入門レベル(A1.1)から基礎レベル(2.1)へのステップアップ

入門レベル(A1.1)から基礎レベル(A2.1)へのステップアップで重要なことは、「断片的なやり取り」から「まとまりのある文章で会話できる」ようになることです。

ここで直面するのは 「『単語の羅列』から抜け出せない壁」 ではないでしょうか。

入門レベル(A1.1)の段階では、知っている単語を並べるだけで精一杯になり、会話が途切れ途切れになるストレスを感じることが多いかもしれません。

この壁を乗り越えるために重要なマインドセットは、「まずは基礎から、焦らずに身につけていくこと」です。

入門レベル(A1.1)から基礎レベル(A2.1)に到達するまでの学習では、「基礎となる文法やフレーズを定着させ、英語力の土台を作ること」を意識しましょう。

その際に単語学習を重ねることでボキャブラリーを増やすことはもちろん重要ですが、それを実際に文章で使用できるようになることが、ビジネスの場での実践的な英語を身につける上では非常に重要です。

そのため、単語を覚える際には、その単語をどのように文章で使用するか、ということを併せて覚えるようにしましょう。

たとえば、available「利用可能な、空いている」という単語を覚える際には、

Are you available on Monday?

(月曜日は空いていますか。)

のように文章とともに表現を身につけましょう。そうすることで、実際に予定を確認する際にはスムーズに単語を活用できるようになります。

また、ビジネスで頻出するようなフレーズを典型文として覚えておくことも、スムーズな会話を続ける上で役立ちます。

How have you been?

(お元気でしたか。)

Thank you for taking the time today.

(本日はお時間をいただきありがとうございました。)

まずは短い文でかまいませんので、シンプルに相手に伝わりやすい英語を身につけていきましょう。続けることで「英語を使うこと」に対する自信につながってくるはずです。

Z会のビジネス英語講座「Asteria for Business」での学び方をご紹介!
Asteria for Businessの「単元学習」は、ビジネスシーンで即戦力となる表現を効率的に身につけられるよう、レベル別に細分化されたプログラムで構成されています。単に知識として学ぶだけでなく、具体的な活用法を理解し、会話形式の演習を通じて「実際に使える」手応えをつかめるのが大きな特徴です。

整合性を確認するためにも、知識を確実なスキルとして定着させるためには、アウトプットを通じて「英語を話すこと」に慣れ、「自分の英語が通じる」という自信を積み重ねていくプロセスが欠かせません。

そこで本講座では、外国人講師と直接対話する「Online Speaking」の場を用意しています。2週間に1回程度の無理のないペースで継続的にアウトプットに取り組むことで、学んだ表現を実戦の場で試し、着実にコミュニケーションの瞬発力を高めていくことができます。

基礎レベル(A2.1)から実践レベル(B1.1)へのステップアップ

基礎レベル(A2.1)から実践レベル(B1.1)へのステップアップで重要なことは、「状況の説明」から「自分の意見や理由を述べることができる」ようになることです。

そのなかで直面するのは 「『会話のスピード』の壁」 ではないでしょうか。

基礎レベル(A2.1)になると、簡単なやり取りはできても、会話が少し複雑になったり、スピードが上がったりした途端に置いていかれる経験がある方も多いと思います。たとえば、会議などの議論の場で「理解はできているが、発言する頃には話題が変わっている」というタイムラグに苦しみ、英語を使用することに対する自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。

この壁を乗り越えるために重要なマインドセットは、「英語を自分の言葉にしていくこと」です。

まずは、頻出フレーズを覚えることで「まずは使ってみること」「通じるという成功経験を通して自信をつけること」が重要となります。

一方で、一つ上の実践レベル(B1.1)に到達するためには「英語を自分のものにすること」が必要不可欠です。英語を使用して自分の意志を伝えるためのトレーニングを意識して行いましょう。

日々の学習で学んだフレーズを自身の意見や理由に合わせて調整し、定着させる練習を習慣づけましょう。

  • 自分で業務や具体的なシチュエーションに当てはめて単語を入れ替える
  • 声に出して練習する

といったことが有効です。

たとえば以下のフレーズは、目的を説明する際や依頼をする際に内容を変えて様々な場面で活用することができます。

The main objective of this initiative is to make our operational processes more efficient.

(この新たな取り組みの主な目的は、業務プロセスをより効率的にすることです。)

▼

The main objective of this initiative is to increase customer satisfaction.

(この新たな取り組みの主な目的は、顧客満足度を高めることです。)

Could you reschedule the meeting for next Friday?

(打ち合わせを来週金曜日に変更していただけませんか。)

▼

Could you send the contract back by mail?

(契約書を郵送で送り返していただけませんか。)

学んだ表現やフレーズをもとに、自分の言葉を当てはめていくことがスムーズに行えるようになると、会話の中でも自分の意見を遅れることなく発信していくことができます。

Z会のビジネス英語講座「Asteria for Business」での学び方をご紹介!
まずは「単元学習」を通して、レベル別に最適化された学習プログラムで基本フレーズを定着させましょう。この際、学んだ表現を自身の業務や特定のシチュエーションに当てはめて言い換えるなど、アウトプットを意識した練習が効果的です。

次のステップとして「Writing添削」をぜひご活用ください。ここでは、語彙・文法の正確さはもちろん、ビジネスマナーや文化的背景を踏まえた実践的なフィードバックを受けることができます。自分の意見とその背景にある理由を順序立てて構成する習慣をつけることで、学んだフレーズが、ビジネスの現場で通用する説得力のある言葉へと変わっていきます。

さらに、外国人講師と対話する「Online Speaking」を組み合わせることで、実践力を最大化できます。外国人講師を相手に、自分の意見や理由をその場で伝える経験は、コミュニケーションの瞬発力を養う絶好の機会となります。インプットした知識を、迷いなく使える「武器」へと磨き上げましょう。

実践レベルのB1.1→B2.1へ、さらに英語力をブラッシュアップ

実践レベルにある方のさらなるステップアップで重要なことは、「意味が通じる」状態から「議論をリードし、複雑な状況を調整ができる」ようになることです。

ここで直面するのは 「一対一なら話せても、複数人の会議で沈黙してしまう壁」 ではないでしょうか。

議論のスピードが速すぎて、発言のタイミングを逃すという経験をされる方は多いと思います 。 複数人のネイティブが速いテンポで話す環境では、発言のタイミングが見つけられず、自分の意見があっても割り込む勇気が出ないまま、まるでその場にいないかのように感じてしまうことがあります。

言葉を探している間に議論が終結してしまうと、周囲から「何も考えていない人」と見なされてしまうのではないかという恐怖を感じてしまうこともあるかもしれません。

この壁を乗り越えるために重要なマインドセットは、「英語学習者ではなく英語話者としてネイティブと対等に意見を交わすこと」です。

「英語学習者」という意識が、文法の正解を求めるあまり、発言までのタイムラグを生んでしまいます。もちろん正確な英語で的確に相手に意見を伝える、ということは大変重要ですが、複数人との議論の場においては「英語話者」として自身の英語に自信を持ち、英語を使って積極的に発信していくという姿勢が、英語力と同様に求められるようになります。

日々の学習に取り組む際は、単に新しいフレーズを覚えるだけでなく、学んだ表現を用いて「どのような構成なら相手をより納得させられるか」を意識して英文を組み立ててみましょう。これまで習得したフレーズを、自分の意見を論理的に伝えるための「戦略的な武器」としてどう活用すべきか、こうした自分なりの試行錯誤を日々のトレーニングとして積み重ねていくことで、知識はただの暗記に留まらず、ビジネスの現場で通用する説得力のある発信力へと進化していきます。

たとえば、以下のフレーズでは、ただ反対意見を述べるだけではなく、相手の意見を尊重しながら、自身の意見の裏にある根拠を論理立てて説明しています。

I appreciate your suggestion that we focus on social media advertisements, but I respectfully disagree. Our demographic tends to respond better to traditional newsletter channels.

(ソーシャルメディア広告に力を入れるというご提案はありがたいのですが、失礼ながら同意しかねます。弊社の顧客層は、従来のニュースレター媒体の方が反応が良い傾向にあります。)

次のフレーズでは、サービスの利点と目的を伝えつつ、予想される結果を述べることで、あなたの自信をアピールし、説得力を高めることができます。

The program is designed to incentivize frequent fliers and foster long-term customer relationships.
We believe it will significantly enhance customer satisfaction and retention.

(このプログラムは頻繁に航空券を利用する人に特典を与え、長期的な顧客関係を築くことを目的としています。弊社は、このプログラムによって顧客満足度と顧客維持率が大幅に向上すると確信しています。)

Z会のビジネス英語講座「Asteria for Business」での学び方をご紹介!
Asteria for Businessでは、「Writing添削」と「Online Speaking」という2つのアプローチを通じて、ビジネスの現場で不可欠な「論理的かつ説得力のある発信力」を養います。

「Writing(添削)」においては、単なる英作文の枠を超え、実際のビジネスシーンを想定したテーマでの演習に取り組みます。添削指導では語彙や文法の正確さはもちろん、ビジネスの場にふさわしい「戦略的な伝え方」まで鍛えることができます。

「Online Speaking」では、外国人講師との対話においては、単に質問に答える受動的な姿勢に留まらず、自ら問いを投げかけたり、多角的な視点から提案を行ったりと、実際のビジネスさながらに「自ら対話をコントロールする経験」を積み重ねていきます。こうした「会話の主導権を握る感覚」をつかむことは、複数人が参加する複雑な議論の場においても、臆することなく積極的に発言できる確かな自信へとつながっていくはずです。

英語をもっと使いこなせるようになりたいと思った方へ

いかがでしたでしょうか。

英語入門レベル(A1.1)からビジネスで英語を頻繁に使用することが想定される実践レベル(B2.1)までの経験に触れ、壁を超えるためのアドバイスをお届けしました。

英語を学ぶ際には、一つひとつの小さな積み重ねが持続的な学習意欲へとつながっていきます。

言語学習者にとって「学んだ表現やフレーズを実際に使用する」ということは、どのレベルにおいても大きな成長につながります。また、学んだ表現が初めて相手に通じたときの喜びも同様に、どのレベルにおいても大きな成功体験となるはずです。

壁に当たった際は、それはもう一歩踏み込んだ英語学習が必要なチャンスであると考え、本記事で紹介したような前向きなマインドセットを持って学びを継続するようにしましょう。

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Asteria for Businessは、実際のビジネスシーンを題材に、英語でコミュニケーションがとれるよう様々な場面・相手との関係性に応じた英語表現を学習できます。基本的な文法や表現を学習しながらステップアップできる学習プログラムですので、英語の学び直しや、転職・異動などで英語必要になった際のリスキリングにも効果的です。

ビジネスシーンでの発信力を高めるWriting添削やOnline Speakingにも取り組めます。

こんな方にオススメ!

  • 英語をインプットするだけでなく、実践的なアウトプットの機会を求めている方
  • オンライン英会話で、目標やカリキュラムのないフリートークに限界を感じている方
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  • 自分のレベルや目標に合わせた学習プランで、着実に力をつけたい方

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