市役所上級試験・傾向と対策

この週末、私の住む静岡市は連日、雷が来ました。
雷は嫌いです。

今日は。公務員講座担当の石渡です。

前回の続き、市役所上級試験の概要について説明し
ますね。

●実施のしかた

市役所上級試験の筆記試験は、ざっくりにいうと地
方上級とほぼ同じか若干易しめといったところです。
自治体によっては大卒程度と高卒者を1つの区分で募
集しています。そうした自治体では高卒程度試験の
レベルの出題となります。

なお、地方上級と異なり、市役所の場合、採用数の
少ない自治体が多く、年によっては募集がないこと
もあります。

募集職種には、行政・事務以外に、土木、建築、電
気といった技術系や、保育士、栄養士、看護師とい
った資格免許区分もありますが、自治体によっては、
上述のように毎年採用があるわけではありません。

ですから、地元といっても初めから1つに絞らず、自
分の街の周辺の自治体も含めて候補に考え、市役所
のウェブサイト等を定期的にチェックして、情報収
集に努めることが大切です。

●試験内容

【一次試験】
たいてい筆記試験が課されます。

教養試験:
多くの自治体で課されます。120分で40問というと
ころが多いです。出題内容はほぼ地方上級に準じて
いるので、対策としては、地方上級の教養試験対策
で対応できます。
ただし、今年から一部の自治体で試験が変更されま
す。変更により、受験対策の負担は軽くなるので、
来年の受験者には朗報です。

新しい教養試験については、次回、説明しますね。

専門試験:
近年は専門試験を課さない市のほうが多いですが、
一部の自治体では出ます。専門試験を課す自治体は、
東北や四国のほか、千葉、山梨、長野、富山、石川、
山口、長崎、熊本、沖縄の各県に多いですね。

専門試験がある市役所受験なら、市役所で出題のあ
る社会政策と労働法にも取り組める
地方上級・国家一般職本科(2019年合格目標)
が良いでしょう。

SPI3・SCOA:
一部の自治体では、従来の教養試験に代えてSPI3や
SCOAを使うところも出ています。SPI3はリクルート、
SCOAはNOMA総研が提供する試験です。

【二次試験】
面接などの人物試験や論文・作文試験が課されます。

論文・作文:
一次または二次試験で課されます。

適性試験・適性検査:
適性試験とは事務処理の適性能力を見るものです。
一方で適性検査は性格検査です。

人物試験:
個別面接、集団面接、グループワークなどが課され
ます。
個別面接は複数回行う自治体もあります。
グループで行う試験には、集団討論などもあります。

●出題のレベル

前回の公務員ブログで紹介したように、市役所上級
試験は、一次試験の日程で、A日程(6月第4日曜日)、
B日程(7月第4日曜日)、C日程(9月第3日曜日)に
分かれています。
採用試験の問題のレベルも、この日程ごとに異なり
ます。

A日程:
地方上級とほぼ同じ難易度です。数問やや易しめの
問題がある分、地方上級より易しくなっています。

B日程:
地方上級と比べると基本事項からの出題数が多くな
っています。また、専門試験を課す市の一部では、
50問中30問の選択解答としているところもあり、そ
の分、取り組み易いと言えます。

C日程:B日程よりもさらに易しめになっています。

ここまで、ざっと市役所上級の概要を説明しました。
ちょっと長くなってしまいましたね。
今回はここまでとします。

今回の説明に対応する講座は

専門試験がないA日程、B日程対策なら
[教養型]市役所・地方上級・国家一般職本科(2019年合格目標)

専門試験がないC日程なら
秋季 [教養型]市役所・地方上級・国家一般職本科(2019年合格目標)

専門試験がある自治体なら
地方上級・国家一般職本科(2019年合格目標)

です。

次回はいよいよ今年から始まる
“新”教養試験
について説明します。

乞うご期待。