こんにちは。
Z会公務員講座担当の石渡です。
試験種別受験対策の第3弾として
特別区1類事務と
国家公務員一般職行政を取り上げます。
この2つの試験はいくつか似た点があります。
(1)専門試験が1科目5題の出題
特別区1類事務では
11科目各5題、計55題から40題の選択解答
国家一般職行政では
16科目各5題で、16科目から8科目の選択解答
と若干の違いはありますが
他の試験と異なり、科目ごとの出題数が同じです。
特別区の場合、科目選択ではありませんが
8科目勉強すれば必要解答数をカバーできますね。
解答する科目を早い時期に絞り
選んだ科目には同程度に力を入れることが
得点力アップのポイントになります。
(2)採用面接を受けて内定をもらう
どこでもそうでしょ、と思いました?
実は少し(いや、大きく)違います。
国家公務員と地方公務員の採用試験の違いの1つが
官庁訪問です。
国家公務員の場合
1次試験後*、志望官庁を訪問し
内定をもらわないと採用になりません。
国家公務員採用試験では
官庁訪問が最大の関門とさえ言えます。
*2018年度は最終合格発表後でした。年により異同があります。
特別区の受験生は、最終合格後に
各区からの連絡を受けて採用面接に臨みます。
面接の後に、面接を受けた区から内定が出ます。
内定を獲得するためには
志望官庁・機関、志望区を
しっかりと研究することが大切です。
さて
国家一般職行政、特別区1類事務の合格を
Z会公務員講座で目指すなら
地方上級・国家一般職本科
*講座名をクリックすると講座ページに飛びます
に取り組みます。
この講座の標準学習時間は490時間でしたね。
◆特別区を受験の場合◆
特別区の1次試験は5月第1日曜日です。
そこで
10月から3月までの6カ月で一通り終える計画だと
勉強時間は、1週当たり18時間50分
均等に割ると、1日当たり2時間45分です。
ここから特別区の試験に合わせて学習課題を削ります。
特別区の教養試験では
知識分野は20問中12問の選択解答です。
内訳は
人文科学、社会科学、社会事情が各4問
自然科学が8問です。
専門科目で勉強する社会科学と人文科学は削除し
自然科学は高校でやった科目だけ取り組みましょう。
専門科目は
(1)法律中心なら
憲法、民法(2科目分)、行政法
政治学、経営学、社会学、ミクロ経済学
(2)経済系中心なら
ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学
憲法、民法(2科目分)、政治学、経営学または社会学
といった選択になるでしょう。
いずれの場合も
総学習時間は約370時間
1日当たり2時間5分程度になります。
◆国家一般職(行政)を受験の場合◆
国家一般職の1次試験は6月第3日曜日です。
そこで
10月から4月までの7カ月で一通り終える計画だと
勉強時間は、1週当たり16時間20分
1日当たり2時間20分です。
ここから国家一般職対応で学習課題を削ります。
まず、教養知識分野の社会科学は削除します。
自然科学は高校でやった科目だけにします。
専門科目は負担の少ない組み合わせを選択し
また、取り組みやすい英語基礎を選択するとします。
(1)法律中心なら
憲法、民法(2科目分)、行政法、政治学、経営学、社会学
(+英語基礎)
(2)経済系中心なら
ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、憲法、民法(2科目分)
政治学(+英語基礎)
といった選択になるでしょう。
法律中心なら
総学習時間は約346時間
1日当たり1時間40分に
経済系中心なら
総学習時間は約376時間
1日当たり1時間50分に
になります。
いかがですか。
あなた自身がはっきりとした見通しをもって計画するだけで
ずいぶん楽な受験対策になることが分かりましたね。
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