『速読速聴・英単語 Core1900 ver.5』発刊記念講演会

2018年5月2日、『速読速聴・英単語 Core 1900 ver.5』の発刊を記念して、著者・監修者である松本茂先生による講演会が紀伊國屋書店新宿本店にて開催されました。
新年度を迎え気持ちも新たに英語に取り組もうと考えている学習者の皆様に、英語学習の考え方・コツを伝授していただきましたので、その一部をご紹介します。

 

□ワンランク上を目指そう!

CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
学習者の言語運用能力を客観的に示す際に使われている指標で、下から、A1、A2 、B1、B2、C1、C2 の6段階に分けられます。それぞれのレベルに応じて、A1の人はA2を、A2の人はB1へのステップアップを目指し学習しましょう。
http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html

 

 

□ 英単語を増やそう!

ステップアップのためには何が必要でしょうか。
重要なのは語順と動詞です。文法知識としては中学校で学んだ程度の易しいレベルで十分。差をつけるのは単語力です。日本の学校で学ぶ単語は、他のアジア諸国と比べて圧倒的に少ないのです。

単語というと、学生時代の「単語テスト」を思い出して尻込みしてしまうかもしれません。すべての単語を自分で使えるレベル(Active Vocabulary)にしなければならないというわけではありません。まずは理解できる単語(Passive Vocabulary)の数を増やすことから始めてみましょう。そのために役立つのが「速読速聴シリーズ」です。質の高い英文を読み、文脈のなかで語彙を増やしていくことができます。

「速読速聴シリーズ」は音声にもこだわっています。発話練習をすることで、聞く力も伸ばすことができますので、CDを活用してリピーティング、オーバーラッピング、シャドーイングといった練習をしてみましょう。できれば立って、大きな声を出してみることをお勧めします。

 

 

□ PICサイクルを回せ!

PICサイクル

日本人はこっそり英語学習する人が多いようですが、学習したらすぐ実践することが肝要です。実践がないと伸びないのはスポーツと同じ。電話で英語が通じなかった、会議でうまく意思が伝えられなかった、といった経験を積むことが大切です。

PICサイクル<P(Practice)、I(Interaction)、C(Communication)>の質が高い人は確実に英語力が伸びます。練習は英語話者相手でなければならないということはなく、日本人同士でもまったく問題ありません。

 

□ 思考力を伸ばそう!

英語を学習する際に、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングという4つの技能を伸ばしていくことになりますが、これらの4技能を統合するのに必要なのが「思考力」です。
どうすれば相手との会話が続くのか、どう伝えれば相手の心に届くのか、自分の頭で考え、思考力を伸ばすことが大切です。「正確に」ということだけではなく、自分なりに面白く伝えることにもチャレンジしてください。

 

講演後の質疑応答では、「会話の途中で言葉が出てこなくなってしまうことがあります」というお悩みに対し、「まずは一つ自分の考えを言ってしまいましょう。In my opinionやI believe といったフレーズをまず口から発して、それから話す内容を考えるのです」 英語話者2人対自分1人といった状況で話についていけなくなった場合には、Speaking of ~ などで自分が話せる話題に変えてしまうのも一手です」といったアドバイスもいただきました。

来場のみなさまからは以下のようなお声をいただきました。

  • 英語を身につける具体的な方法をうかがえてよかったです。楽しんで学習を続けていこうと思います。
  • PICサイクルを回すことが大事であることを学びました。思考力を鍛えるためには日本語力も必要だと感じました。
  • 野球にたとえられて、自分で練習しているだけではだめだと言われたのが印象に残りました。
  • ところどころ英語以外でも当てはまることがあり、はっとさせられた。
  • Core1900の一段上を目指すことが英語で勝負する第一歩だと知り、はげみになりました。

 

当日は、GWの真只中、あいにくの雨の中にもかかわらず大勢のお客様にご来場いただき、講演会後の、じゃんけん大会、サイン会も大いに盛り上がりました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!