年長のお子さまがいらっしゃる保護者の方へ、今できる入学準備として、1年生の国語・算数のポイントをご紹介!
年長期における入学準備にお役立てください。
目次
- 【国語】
・知っておくだけでOK!ここが重要【6つの力】
・年長期に身につけておきたい【2つの準備】
- 【算数】
・知っておくだけでOK!ここが重要【1年生の学習内容】
・知っておくだけでOK!ここが重要【指を使って考えていても大丈夫!】
【国語】
知っておくだけでOK!ここが重要【6つの力】
ほかの教科でも基礎となる国語。Z会では、小学校1・2年生の国語学習で重視されている要素を分析し、小学校入学後、以下の6つの力をバランスよくつけることが大切と考えています。
よみとり
文章を構造的につかみ、的確に読み取る力。
よむ
日本語の正しい発音やリズムで、文章を声に出して読む力。
きく
読み聞かせを通じて身につく、多種多様な文章を楽しむ力。
かく
正しく文章を書き、目的や意図に応じて、伝えたい内容を適切に表現する力。
はなす
対話をすることによって、自分の考えていることを相手に伝えるとともに、相手の考えをくみとる力。
入学前の現段階では、焦って学習量を増やす必要はありません。それよりも、入学後の学習がスムーズになるように、以下に紹介する【2つの準備】をしておくとよいでしょう。
年長期に身につけておきたい【2つの準備】
入学前の年長期に、以下の2つが準備できていると安心です。
自分の名前を読み書きできると安心
近年では入学前にひらがなを書けるお子さまも多いため、ひらがなの学習は駆け足で進む小学校も多いようです。
きれいにかけることも大切ですが、まずはひらがなを書くことを嫌がらない・楽しめるように、入学前に自分の名前を読み書きできるようになっておくと安心です。
えんぴつを正しく持たせよう
えんぴつを正しく持つことは、長時間文章を書いても疲れにくくなり、運筆がしやすくなるため字形が整うなどのメリットがあります。
誤った持ち方が身についてしまうと修正しにくいため、幼児期の今のうちに正しい持ち方を身につけられるとよいでしょう。
【算数】
知っておくだけでOK!ここが重要【1年生の学習内容】
1年生の算数でとくに重要なポイントを、季節ごとにご紹介します。
大人には簡単に思えるかもしれませんが、先を急がずに季節ごとの重要単元を知っておき、入学後しっかりこれらの単元を身につけていくことが、その後の学力につながります。
各単元の学習内容をお子さまが理解できているか確認しながら、お子さまが着実に学習を進められるようサポートするとよいでしょう。
春
「いくつといくつ」
・10までの数の合成(合わせていくつになるか)と分解(いくつといくつに分けられるか)
夏
「たし算・ひき算」
・答えが10までの数のたし算(「5+2」など)
・ひく数が10までの数のひき算(「9-6」など)
秋
「10より大きい数」
・20までの数
・くり上がりのないたし算(「10+3」など)
・くり下がりのないひき算(「19-5」など)
・「1+9+3」「10-9+6」など、3つの数の計算
「たし算・ひき算」
・くり上がりのあるたし算(「9+3」など)
・くり下がりのあるひき算(「12-3」など)
冬
「20より大きい数」
・100までの数
・20より大きい数のたし算(「50+20」など)
・20より大きい数のひき算(「83-3」など)
知っておくだけでOK!ここが重要【指を使って考えていても大丈夫!】
算数の学習を始めたばかりだと、指を使って考えるというお子さまも多いかと思います。
しかし、数の概念が十分に定着すれば自然と指を使わなくなっていきますので、お子さまが指を使って考えていても無理に止めさせる必要はありません。学習の入門期ではお子さまの学習意欲を育てることが大切なので、問題に正解できていた場合には大いにほめてあげましょう。
また、入学前の年長期のうちに、生活のなかでものの数を数える、おやつを複数の人に配るなどさまざまな算数体験をしておくと、小学校以降の学習がスムーズです。
おわりに
今はむやみに先取りをしておけばよいということではなく、この先どのようなことを学習していくのか、また、それが将来どのような力につながっていくのかを知り、お子さまが入学後に着実に学習内容を理解できるようサポートするのがよいでしょう。
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