入試問題を解く力や記述答案を書く力は、実戦的な問題を実際に解き、答案を書く練習を積み重ねることでついていきます。高2から入試を見据えて勉強を始め、実力をぐっと伸ばした先輩の学習法を紹介します。
2025年、慶應義塾大学経済学部に合格・入学。高2からZ会の通信教育を受講し、英語と数学を強化。その際に身につけた学習習慣を維持し、入試に対応する力をつけた。
Z会受講のきっかけ
Z会:Eさんは、高校2年生からZ会の通信教育・高校コースの受講を開始されました。なぜ受講されたのですか?
Eさん:高校に入学してからあまり勉強していなかったので、学習リズムを作るために受講しました。
Z会:受講開始後は、普段の勉強の中にZ会をどのように位置づけていましたか?
Eさん:中だるみ気味でほかの勉強はあまりしていなかったけれど、Z会にだけは取り組むようにしていました。添削問題を毎月提出するためにコンスタントに取り組んだことで勉強習慣を維持できたし、勉強量もある程度確保できたと思います。
高2でのZ会の活用法
Z会:高2で受講を開始後、どんなふうにZ会に取り組みましたか?
Eさん:たとえば数学は、学校の授業内容を理解するのに役立てました。中高一貫校に高校から入学し、数学の授業は高2の秋に全履修範囲が終わるスピードで進んでいたので、オープンカリキュラムを活用してキャッチアップしていきました。
それから英語は、定期テストほど簡単すぎず、入試問題ほど難しくなく、問題数も多過ぎなくて取り組みやすい量だったので、気負わずに受験対策を進められました。英語はもともと得意な方でしたが、成績も伸びて好成績を維持できました。
Z会:成績はどのくらい伸びたのですか?
Eさん:模試の校内順位でいうと、高2の最初は学年80位だったのが、高2の終わりごろには20〜30位くらいに入るようになりました。Z会で英語と数学を強化したことが大きかったと思います。
Z会:Z会ではどんな力がついたと思いますか?
Eさん:たとえば、英語の長文読解の方法を身につけられたのは大きかったです。それまでは我流で読んでいたのですが、Z会の教材でディスコースマーカーや要旨要約問題の解き方といった長文読解の方法を知ることができて、論理的に読めるようになりました。
あとは、添削指導で自分では気づきにくいミスを指摘してもらえたのも得点アップにつながったと思います。
Z会:自分では気づきにくいミスというのは、どんなミスですか?
Eさん:英作文で文頭は小文字ではなく大文字にすることや、Becauseで始めてはいけないことなどの指摘が印象に残っています。そういった自分ではなかなか気づけないミスを高2までの段階で指導してもらえるのはZ会ならではだと思います。減点されにくい答案を書けるようになりました。
高3の学習法
Z会:高3ではどんなふうに勉強を進めましたか?
Eさん:心がけていたのは、勉強しない日を作らないようにすることです。学校行事の準備が忙しいときも、行事の当日以外は勉強しました。というのは、自分の性格的に続けていたことを一度やめると「もういいか」と思ってしまいそうだったからです。逆に、毎日続けていると「今日もやろう」と思えるので、やめないように意識していました。
Z会:すき間時間も活用して勉強されていたそうですが、どんな勉強をしていましたか?
Eさん:朝、早めに支度を終えて自宅を出るまでの50分間を勉強時間にしていました。その時間にやっていたのは、Z会の映像授業の視聴や、AI速効トレーニングです。映像授業は間違えた問題に関連するものを視聴して解き方や知識を再確認し、AI速効トレーニングは弱点の分野を選んで補強のために取り組んでいました。高3の時期は、世界史に取り組むことが多かったです。覚えるべき用語を手軽に確認できるのが良かったです。
あとは、20〜30分の電車通学の中で、単語帳を使って英単語や古文単語を覚えたり、スマホアプリで問題を解いたりしていました。
Z会:高3のZ会の教材ではどんな力をつけることができたと思いますか?
Eさん:国語では、映像授業で古典の読解方法を学ぶことができました。高3まで国語の勉強はあまりしていなかったので、自分で古文単語や文法などの基礎を固めつつ、映像授業で古文・漢文のテーマ・ジャンル別の読み方や解き方を学べたことで、模試の記述問題にも対応できるようになりました。
それから、数学では厳選された問題で入試に対応する力をつけられたと思います。毎回の添削問題が、過去の入試問題を踏まえた類題や複数の単元の知識が必要な問題になっていて、学ぶことが多かったですし、解説も一人で読んで理解できる詳しさで、様々な解法を知ることができたのも良かったです。特殊な解き方ではない、次に使える別解を複数学べました。1つの科目にかけられる時間が限られる中で、必要な対策ができたと思います。
高2から自然と入試対策ができたことが合格につながった
Z会:結果、慶應義塾大学に見事に合格されました。Z会での学習がどのように生きたと思いますか?
Eさん:慶應の入試は、英語も数学も記述問題が出ますが、その対策を自力でするのはなかなか難しいように思います。僕は高2からZ会で記述答案を書く経験を積み重ねていたことで、記述に対する不安をなくすことができました。
また、毎月の添削問題に取り組むことで、中だるみしがちな高2の時期に勉強のペースを維持してある程度の勉強量を確保できたこと、そして、入試につながる内容で意識せずとも入試対策ができたことが合格につながったと思います。
Z会:改めて、Z会の教材の魅力を教えてください。
Eさん:問題が厳選されていることだと思います。市販の問題集に比べると難しいけれど、厳選された問題が出るので、時間のない高3生でも、そこまで勉強に乗り気じゃない高1・高2生でも本当に必要な問題だけで入試を見据えた対策ができるのがいいところだと思います。
Z会:問題が厳選されていることは、どんなところから感じましたか?
Eさん:たとえば、高2数学で取り組んだ「軌跡と領域」の単元の添削問題は、最近の入試に出題された問題3題ほどで構成されていました。大問1、2、3の順に徐々に難しくなる構成で、その3題だけで基本的な解き方から応用的な解き方まで知ることができたんです。考え抜かれているなと感じました。最近の入試問題が使われていたのも良かったです。
Z会:本日は貴重なお話をありがとうございました!
Z会公式おすすめアカウント
ぜひフォロー・友だち登録をお願いいたします