Z会のCUD(カラーユニバーサルデザイン)への取り組みについて
CUD(カラーユニバーサルデザイン)とは?
いわゆる色弱者と呼ばれる方(色覚異常・色盲・色弱・色覚障害・色覚特性とも称されますが、遺伝による5つの色覚型の少数の方々)は、日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人、日本全体では300万人以上いるとされています。世界では2億人を超える人数で、血液型がAB型の男性の比率に匹敵します。これらの方は、視力(目の分解能)は普通と変わらず細かいものまで十分見えますが、一部の色の組み合わせについて、一般色覚型と言われる多数の方と見え方が異なります。
こうした多様な色覚を持つさまざまな人に配慮して、なるべく全ての人に情報がきちんと伝わるように利用者側の視点に立ってつくられたデザインを、カラーユニバーサルデザイン(COLOR UNIVERSAL DESIGN)といいます。
Z会とCUD ~ CUDO団体賛助会員
年間に数件ではありますが、「Z会の教材は、色弱者に考慮したものになっていますか?」「Z会の問題集を買ったのですが、色インクが見にくいです」といったお問い合わせやご意見をいただくことがありました。
これをきっかけに、教材の色遣いについて調べていくうちに、フルカラー教材が当たり前となってきた昨今、こうした色覚の違いによって、白黒の教材だったころよりも学びにくくなっている方たちが少なからず存在することを知り、上述の「カラーユニバーサルデザイン」ということばに出会いました。
Z会は、2009年3月4日、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)の団体賛助会員となりました。今後少しずつではありますが、CUDOの協力のもと、教材のCUD化に取り組んで行きます。
文化支援・協賛
物理チャレンジ/生物チャレンジ
中学生・高校生を主な対象とした各種コンテストに協賛しています。
子規選集
創立70周年記念出版として『子規選集』全15巻を刊行しています。21世紀への励ましに満ちた子規の文学の世界へ 読みやすい「新かな」で導きます。
環境保全
公益信託増進会自然環境保全研究活動助成基金(Z会ファンド)
近年、環境問題に対する人々の関心は高く、自然環境保全のための対策も行政レベル、市民レベルで様々にとられるようになりました。しかし、それでも生態・生息状況・生息数などが明らかでないために保護対策が施されないまま絶滅の危機にさらされている小動物がいます。そうした小動物の調査・研究に携わっている研究者・研究機関に対する助成も十分とは言えません。
そこでZ会は絶滅に瀕した小動物の生息環境の保全・研究に専心している個人・機関に対する助成を目的としたこのZ会ファンドを設立いたしました。
【一般財団法人自然環境研究センター】(運営を一般財団法人自然環境研究センターに委託しております)
http://www.jwrc.or.jp/service/shintaku/zoshinkai.htm(※外部サイトへ移動します)
2024年度の受給者および研究内容
研究者名(所属) | 山﨑 駿(東京大学大学院農学生命科学研究科) |
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研究題 | オオイチモンジシマゲンゴロウの基礎生態の解明 |
助成金 | 50万円 |
研究者名(所属) | 上木 岳(東京大学農学部生命科学研究科) |
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研究題 | アマミマルバネクワガタの野生型共生酵母の多様性解明と累代飼育技術への応用研究 |
助成金 | 50万円 |
研究者名(所属) | 村上 弘章(東北大学大学院農学研究科) |
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研究題 | 気仙沼市 西舞根川のフレーム護岸がニホンウナギAnguilla japonicaの有効な生育場であるかの検証 |
助成金 | 50万円 |
研究者名(所属) | 井戸 啓太(京都大学大学院理学研究科) |
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研究題 | アユモドキの集団絶滅を回避する:遺伝と形質に基づく最適な保全策の立案 |
助成金 | 50万円 |
研究者名(所属) | 森 蒼葉(兵庫県立大学) |
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研究題 | 多様な農地環境におけるコウノトリの餌動物の解明 |
助成金 | 41万円 |