~教育改革がめざす、新しい「資質・能力」を体感し、よりよい学びを実現~
2016年10月11日
株式会社 基盤学力総合研究所
株式会社増進会出版社(本社:静岡県駿東郡、代表取締役社長:藤井孝昭、以下「増進会出版社」)のグループ会社である株式会社基盤学力総合研究所(本社:静岡県三島市、代表取締役社長:河尻浩史、以下「基盤学力総合研究所」)は、21世紀の社会を生き抜くために必要な新しい学力=「資質・能力」を測定・評価する、基盤学力アセスメントテストシリーズ「LIPHARE」(リファール)を、2017年3月より提供いたします。
■基盤学力アセスメントシリーズ「LIPHARE」の特徴
1.教育改革がめざす新しい学力を、小・中学生のうちから体感できる
2.1種類のみの受験も、複数種類の受験も可能
3.信頼性の高い評価基準と、「CAN-DO」による評価※1
4.CBT=Computer Based Testingのため、時間・場所を選ばず受験可能
※1「CAN-DO」とは:能力の発達段階を3段階に分け、単なるスコアやレベル・級認定ではなく、「そのスコアやレベルに到達すると、何ができるようになるか」を具体的にフィードバックします。
■基盤学力アセスメントシリーズ「LIPHARE」のラインナップ
2017年3月に、以下3つのラインナップをリリースいたします。
1)課題発見・解決能力テスト
新しい時代を生き抜くために最も重要な能力である問題解決力を測定します。
2)日本語運用能力テスト
問題解決力の土台を支える母語の運用能力を測定します。
3)行動能力・興味関心セルフチェック
課題発見・解決能力や日本語運用能力を伸ばすために必要な主体性や意欲、自らの興味・関心などの適性を測定します。
この3つのアセスメントによって、これまでにない新しい観点から自分の学びを評価・測定することにより、変化する入試や日々の学習に対応できる底力を養成します。
■開発の背景とねらい
今、日本の教育は大きな変化の時期を迎えています。2021年度の「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」の導入とそれに伴う大学の個別入試の変革、2020年度からの次期学習指導要領実施に伴う教科・科目および授業内容の変更など、小学校から大学まで、年代を問わず、すべての学校教育が変わろうとしています。
これらの改革がめざすのは、「激しく・予測不可能で・誰も避けられない」変化が起こり続ける21世紀の社会を生き抜くために必要な新しい学力=「資質・能力」の養成です。教科の学力だけでなく、学んだことを実社会・実生活の文脈で活かす力を育てていくことが求められています。
こうした「資質・能力」を「どのように育てるか」を実現するためには、それぞれの「資質・能力」が今現在どの水準にあるのかを知り、その水準に合った育成をすることが必要です。そのためには、「どのように育てるか」と同様に「どのように評価するか」も非常に重要です。
基盤学力総合研究所では、下図に示すように、この「資質・能力」を「基礎ツール」「問題解決力」「組織的行動能力」「自己実現力」の4領域と定義し、その4領域のそれぞれについて、5種類のアセスメントによる測定・評価を行います。
詳細は、以下Webサイトをご参照ください。
http://www.21lri.co.jp/
<基盤学力総合研究所とは>
基盤学力総合研究所は、増進会出版社のグループ会社であり、時代が求める新しい能力観・学力観に関する基礎研究およびそのアセスメント事業の展開を目的として設立されました。2016年3月からは、ケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge English Language Assessment)の認定試験センターの一員として、2016年3月から日本におけるCambridge English(ケンブリッジ英語検定)の試験実施運営を行っています。世界標準の規準に照らして国際的に通用する英語4技能を測定・評価するケンブリッジ英検の知見を踏まえ、2017年度からは、英語にとどまらず、これからの時代に求められる人材の「資質・能力」をより幅広く測定すべく、基盤学力アセスメントシリーズ「LIPHARE」を開発しました。
これらのアセスメントの結果を分析・研究し、よりよい教育の実現のための提言を行ってまいります。
株式会社 基盤学力総合研究所
電話:055-976-9183(受付時間:午前10:00~午後5:00)